薬を飲む時間の食間っていつからいつまでの間に飲むものなんでしょうか?正しい飲み方が分からないなんて経験ありませんか?

病院や薬局などでもらうお薬はまとめてもらうため、薬の飲み方の説明は受けても、忘れちゃった…ということはあると思います。

私が薬剤師として勤務していたときも、食間の薬の飲み方が分からなくなってしまったので、食後にまとめて飲んでますって方がいらっしゃいました。しかし、食間なんて飲みにくい時間をわざわざ指定しているのには、理由があります。

そこで、ここでは食間の薬はいつ飲むのか、適切な飲み方について説明していきます。

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目次

食間っていつ飲めばいいの?

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食間に飲むお薬は、食事と食事の間に服用することが求められています。

食事と食事の間とは、「食事をしてからおおよそ2時間後を目安に」とされています。

具体的な例では、朝食を7時に食べたとすると、最初の食間のタイミングは9時に、そして、昼食を12時に食べたとすると、次の食間のタイミングは14時になります。

このように食間とは、食事と食事の間になります。つまり食間は、”胃の中が空っぽのときに飲む“とイメージしてください。

食事をとると胃で2時間ほどかけてゆっくりと消化していきます。そのため、食後の胃が空っぽになるのには約2時間かかります。そのため、食間は食後2時間程度で服用するとなっているのです。

食間は食事の最中に飲むことじゃない!

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まれに、食間を「食事の最中に飲む」と勘違いされる方もいます。私は薬剤師をやっていて、「粉薬をごはんにふりかけのようにかけて食べることが食間だと思っていた」なんて話も聞いたことがあります!

食間に飲む薬の中には、とても苦い薬もありますので、食事の最中に飲んだら、食欲が落ちてしまうのではないかと心配するほどのものがあります。ぐれぐれもお間違いのないようにしてください。

さて、食間は食事の間にとるのではなく、食事が終わったあと、2時間後程度に飲むわけです。そのため、胃が空っぽのときならば、食べる前に飲めばいいんじゃないかと思う方もいつかもしれません。

次の項では、どうして食間に飲むことが大事なのかを説明していきます。

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どうして食間に薬を飲まなければいけないの?

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どうして食間に飲む必要のあるお薬が存在するのでしょうか?

これは食間に飲んだ方が、効き方が良い薬のためです。

食間に飲むことを求められる薬には、

  • 胃の中が酸性の状態で薬の有効成分の吸収UP
  • 胃酸の分泌に働きかける薬


などがあります。

それぞれ具体的に説明していきます。

胃の中が酸性の状態で薬の有効成分の吸収UP

漢方薬などには食間に飲むことを求めているものが多くあります。

これは、胃は空腹時は酸性の状態です。つまり、食前や食間の場合は、胃の中は酸性の状態となります。漢方薬の中には、酸性の状態の時に薬の有効成分が最も効果的に体に吸収されるものがあります。

さらに、食事の影響を受けやすく、食後では吸収が低下してしまう場合もあります。

このような薬剤は、食前や食間に飲むことが求められるという特徴があります。

胃酸の分泌に働きかける薬

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胃酸の分泌は、お腹がすいてきて、食事をとろうかなと思う少し前から上昇してきます。つまり、食事が入ってきて速やかに消化できるように体が準備しているのです。

しかし、胃酸はとっても強力な酸性です。胃酸がたくさん出すぎると、胃が痛くなることがあります。これは胃酸が自分の胃を攻撃してしまっているです。

このような胃酸の分泌の異変を放っておくと、胃潰瘍など胃の粘膜に病気を発症してしまいます。そのため、お薬の中には、胃酸から胃を保護することを目的としたものがあるのです。このようなお薬は、お腹が空っぽになった時の胃酸から胃粘膜を守るために、食間のタイミングに飲むのです。

また、薬の吸収は一般的に緩やかです。食前に胃を保護するお薬を飲んでも、吸収が緩やかなお薬では胃酸から胃を保護するのに十分な効果が発揮できないのです。

さて、ここまでは、食間のお薬の飲み方や、どうして食間に飲まなければならないのかを説明してきました。

食間と言っても、飲まなければいけない時間はわかっていても、ついつい忘れてしまったなんてことはよくありますよね。そんなときは、気が付いたときに飲めばいいのか、それとも次に2回分飲めばいいのか、どうすればいいのか分かりません。

そこで次の項では、飲み忘れてしまったときの対処方法について紹介していきます。

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食間のお薬を飲み忘れた場合の対処方法

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まず大前提として、食間に飲む薬は、食間に飲むことが最も効果的です。

ここで紹介するのは飲み忘れた時の一般的な対応なので、正しい飲み方はお医者さんや薬剤師さんにちゃんと聞いてください

さて、食間のお薬を飲み忘れた場合の対処方法には、

  • 気が付いたときに飲む
  • 忘れた分は飛ばして、次回から飲む
  • 1回の服用で2回分のお薬は飲まない


などがあります。

それぞれ詳しく説明していきます。

気が付いたときに飲む

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食前や食間のお薬を飲み忘れた方の場合、食事の最中や食後に気が付くという場合が多くあります。

食事などの影響を受けてしまうので、有効成分の吸収は低下してしまいますが、飲まないより飲んだ方がよいという場合もあります。

一方で、胃酸の分泌に働きかけるような薬は食後に飲んでも全く意味がないという場合もあります。そのため、食間のお薬を飲み忘れたときの対処方法は、お薬をもらうときにお医者さんや薬剤師さんに相談して対処方法を聞きましょう

忘れた分を飛ばして、次回から飲む

食間に飲むお薬によっては、次のお薬の服用まで数時間あけなければならないものがあります。そのため、中途半端なタイミングにお薬を飲んでしまうと、1日の間の薬を飲むタイミングがずれるということがあります。

このようなお薬の場合は、潔く1回飛ばして、次回に飲むのを忘れないようにしましょう。

1回の服用で2回分のお薬は飲まない

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前回飲み忘れてしまったからといって、次に2回分の薬を1度に飲むことはしないでください。

お薬は飲めば飲むだけ効くと思っている方もいらっしゃると思いますが、これは危険です!

1回に決められた量以上に飲めば、効果が上がる場合もありますが、副作用といって良くない効果が出現する危険性も高まります

また、薬によっては、1回分しか体が吸収できず、余分なものは吸収されず体外に排出されて意味がないということもあります。

必ず決められた用量を守ってくださいね。

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まとめ

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ここでは、食間の薬の飲み方について紹介してきました。

食間は、「食後2時間程度で薬を飲むこと」です。食間というのは誰もが飲みにくく、また、忘れやすい飲み方です。しかし、あえて、お医者さんがその飲み方を指定してきているのは、薬を最も効果的に飲んで欲しいからです。

私も漢方薬を飲んでいた時は、お医者さんの指示は食間でした。

ずぼらな私は食感に飲むのを忘れないように次のようにしていました。

  • 次回服用の時間に携帯アラームを鳴らす
  • 仕事の1日の流れで決まった時間にすることの直後に薬を服用する


最初はぎこちないですが、毎日繰り返していると習慣にもなりますので、試してみてはいかがでしょうか。

薬は病気を良くするため、病気を安定させるために薬を使用します。食感に飲むということは、その薬の効果を最大限、有効活用するのが食間だったということです。

これをしっかりと理解した上で食間にきちんと服用してくださいね。

ちなみに「食前」と「食後」の飲み方については、こちらの記事に詳しく書いたので、良ければご覧ください!
薬を飲む時の食前と食後の違い!適当に飲んじゃいけない理由とは?