暑い夏の季節は、体温の高い赤ちゃんはたくさん汗をかきます。離乳食や飲み物で上手に水分を取らせてあげないと、脱水なんてことにもなりかねません。
そんな赤ちゃんへの水分補給に、スイカがいいって知ってますか?
夏になるとスーパーで見かける丸ごとのスイカ。冷蔵庫で冷やして、塩を振って食べると、甘くて美味しいですよね。スイカは、9割が水分からできているので、赤ちゃんや大人の水分補給にぴったりです。
私は初めての0歳児育児に奮闘中の新米ママです。赤ちゃんへの離乳食でスイカは重宝しています。
ここでは、離乳食でスイカはいつから食べられるのかを詳しく説明していきます。
目次
離乳食でスイカはいつから食べられるの?
まずは、赤ちゃんの離乳食でスイカはいつから食べることができるのかを説明していきます。
スイカは離乳食初期(生後5~6ヶ月)から与えることができます。
赤ちゃんの味覚は甘味から発達するといわれているため、甘く水分の多いスイカは喜んで食べてくれます。
我が子も、スイカをあげたところ、ニコニコと笑って食べてくれました。おかゆではなくスイカを頂戴!というくらいに喜んでくれます。
でも、人参などのその他の離乳食も食べてもらいたいので、スイカは、おかゆなどが終わったあと、頑張ったご褒美という形で挙げています。
赤ちゃんは食べたいものばかりを欲しがってしまうので、スイカをあげるタイミングを工夫しながら、離乳食に上手に組み込むことをおすすめします。
スイカは離乳食初期から与えることができますが、時期によって調理法を変える必要があります。
次の項では、離乳食初期(5~6ヶ月)、中期(7~8ヶ月)、後期(9ヶ月以降)の段階にあわせたスイカの調理法について紹介していきます。
離乳食の段階に合わせたスイカの調理法
ここでは、離乳食を進めている段階に合わせた、スイカの調理法について紹介していきます。
具体的には、
- 離乳食初期(5~6ヶ月)
- 離乳食中期(7~8ヶ月)
- 離乳食後期(9ヶ月以降)
の3段階に分けて、説明していきます。
離乳食初期(5~6ヶ月)
離乳食初期は、赤ちゃんは”ごっくん”の練習をしています。
この時期は初めて母乳やミルクなどの液体以外から、おかゆなどの違う食材を口に入れて、飲み込む練習をしていきます。
固形物は飲み込むことが出来ず、口から出てきたり、むせてしまう原因にもなるので、この時期は、スイカを絞った果汁を与えてあげるようにしましょう。
作り方は簡単です!
- 清潔な布巾にスイカをつつんで、果汁を絞る
- レンジで数十秒ほど温める
私の地域の離乳食教室では、離乳食初期はできるだけ加熱調理することが推奨されていたので、スイカの果汁も電子レンジで加熱して与えていました。
スイカの果汁は電子レンジで加熱しすぎるとあっという間に蒸発してしまい、お皿にこびりついてしまいます。加熱時間は、果汁の量や電子レンジで上手に調節してください。
離乳食中期(7~8ヶ月)
離乳食中期は、ごっくん練習からもぐもぐ練習をします。
野菜なども少し固形物が残ったものを調理して、口の中でもぐもぐとすり潰して食べる練習をする時期です。固形物といっても、あまり硬すぎても口からべーっと出てきてしまうので、加熱調理などして十分にやわからいものを準備します。
スイカは、もともと柔らかく、水分が多いので、皮を取り除き、果肉の部分を小さくカットしたものを口に入れてあげるだけでOKです。
私の地域の離乳食教室では、離乳食中期は初期ほど、加熱調理にこだわらなくてもOKといわれています。
少量から与えて、便の状態などがゆるくなりすぎるのであれば、加熱調理や量を調節しましょうといわれています。気になる方は、電子レンジを上手に利用することをおすすめします。
離乳食後期(9ヶ月以降)
私の地域の離乳食教室の説明では、離乳食後期は、ごっくん⇒もぐもぐと練習をしてきて、離乳食卒業に向けて、通常食を食べられるようにする準備段階とのことでした。
赤ちゃんは歯も生えてきているため、歯を使って固形物を飲み込める大きさにする練習が大切といわれています。
この段階のスイカは、皮付で小さく切り、手に持たせて自分で食べさせることがおすすめです。ただし、スイカの皮には艶出しのワックスなどがぬられていることもあるので、よく洗うことが大切ですよ。
ここまでは離乳食の段階に合わせたスイカの調理法について詳しく説明してきました。
我が子が現在離乳食中期なので、少し固形物のスイカをあげています。一口食べては、もっと欲しい!と口を開けて待たれてしまうと、ついついあげたくなってしまいます。
しかし、赤ちゃんにスイカを与えすぎるのは、赤ちゃんの体調を崩す原因にもなりかねないため注意が必要です。
次の項では、赤ちゃんにスイカを与えるときの注意点について説明していきます。
赤ちゃんにスイカを与えるときの注意点
ここでは、赤ちゃんにスイカを与えるときの注意点を説明していきます。
具体的には、
- 瓜系のアレルギーの確認をしよう
- 与えすぎは、消化管に負担をかける
の2つについて説明していきます。
瓜系のアレルギーの確認をしよう
スイカは、キュウリなどと同じ瓜系に属しています。人によっては瓜系のものにアレルギーがある場合があります。
赤ちゃんに初めて与えるときは、スプーン1さじにしましょう。
与えた後、もし、口の周りが赤くなったり、機嫌が悪くなる場合は、瓜系にアレルギーがある場合があるので、一度病院で診断をしてもらうとよいと思います。
与え過ぎは、消化管に負担をかける
スイカは9割が水分でできているのと、食物繊維も比較的豊富に含まれています。そのため、与えすぎると、消化管に負担がかかりお腹を壊す原因にもなります。
また、スイカや夏野菜は、体を冷やす効果があるとされているため、与えすぎはお腹が冷えてしまうこともあるので注意しましょう。
まとめ
ここでは、赤ちゃんへの離乳食でスイカはいつから食べられるかを説明してきました。
スイカは離乳食初期(生後5~6ヶ月)から食べることができます。
それぞれの段階でのスイカの調理法は、
- 離乳食初期(5~6ヶ月)⇒絞った果汁
- 離乳食中期(7~8ヶ月)⇒果肉部分だけを小さくカットしたもの
- 離乳食後期(9ヶ月以降)⇒皮付で小さくカットしたもの
がおすすめです。
我が子は離乳食中期で、果肉部分を小さくカットしたものを与えています。赤ちゃんは甘味を感じる味覚が発達しているため、スイカの中心部分の甘い部分はニコニコ食べますが、皮に近い部分は、べーっと出します。
スイカを嫌がってしまう赤ちゃんは、中心部分の甘いところを優先的に与えると食べてくれるかもしれません。
また、我が子が比較的便が硬いのですが、スイカを上手に与えるようになってから、便が柔らかくなりました。与えすぎるとゆるくなりすぎてしまうので、注意しています。
ぜひ、夏の季節を感じながら、大人も食べられるスイカを赤ちゃんへの離乳食にも使ってみてください。