水虫と聞くと、じゅくじゅくしたり、かゆいというイメージがありますよね。

でも実は、水虫って、じゅくじゅく以外に、かさかさ乾燥したり、ひび割れたり、水泡ができたりするタイプの水虫もあるって知っていますか?

この中でも、特に水泡ができるタイプは注意が必要です。

それは、水泡がつぶれる前と後では、治療薬の選択などに違いがあるんです。

水虫の治し方では、水虫のタイプに適した治療薬を選択しないと、水虫の菌まで薬が届かなかったり、痛みなどの苦痛を伴う場合もあるため、注意が必要です。

ここでは、水虫で水泡が出来た場合の治し方を、適した治療薬の選択や、日常の水虫のケアの仕方について詳しくお伝えします。

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目次

水虫で水泡ができる仕組み

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水虫で水泡が出来た際の治し方について学ぶ前に、まず、水泡ができる仕組みについて学びましょう。

水虫で水泡ができるのは、水泡を作りやすい水虫に感染したためです。水虫にも色々な種類があって、じゅくじゅくさせるタイプや、カサカサさせるタイプなど様々なタイプがあります。

水虫で水泡ができるタイプは、小水泡型水虫と呼ばれています。

このタイプの水虫は、次の3つの特徴があります。

  • 土踏まずや足の側面にできやすい
  • 小さな水泡がたくさんできる
  • 強いかゆみを伴う


特に、水泡は、最初は、赤いプツプツとしたものができ始め、それが徐々に大きくな水泡に成長する場合もあります。

一般的に、水泡の中には、水虫の原因菌は増殖していないともいわれていますが、人によっては、水虫の菌が増殖しているケースもあるので注意が必要です。

さらに、水泡ができる水虫は、強烈なかゆみを伴う場合もあります。このかゆみが強いため、爪などで水泡をかいてしまい、水泡がつぶれ、水虫の感染部位が拡大するなんてこともあります。

とにかく、水虫で水泡が出来た場合は、まず、個人の判断でつぶさないということが大切です。

それは、万が一、水虫の菌が中で増殖していた場合、つぶしてしまうと大量の菌があふれ出すことになります。また、水泡ができるということは、その部分の皮膚が弱くなった状態です。水泡をつぶしてしまうと、弱くなった皮膚が外部にさらされてしまうことになります。

当然、外部の雑菌などの侵入ルートにもなってしまうため、水虫以外の感染症を引き起こすリスクが高まってしまいます。

こうならないためにも、水泡はつぶさないでケアをすることが大切です。でも、日常生活をしていたら、水泡がつぶれてしまうなんてこともありますよね。

水泡ができるタイプの水虫の治療では、水泡があるときと、ないときとでは、選ぶ薬剤が違います。

そこで、次の項では、水泡タイプの水虫の治し方について、詳しく説明していきます。

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水泡タイプの水虫の治し方

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水泡タイプの水虫の治し方は、水泡がある場合と水泡がつぶれてしまった場合で異なります。

それぞれの場合について詳しく説明していきます。

水泡がある場合

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水泡が破裂していない場合は、皮膚の表面はほとんど炎症などが無い場合が多いといわれています。

簡単に言ってみれば、水泡がある以外は、最も外部からの刺激に強い状態です。

そのため、水泡がある場合は、液体スプレー軟膏クリームゲルなどすべての水虫の薬のタイプを選ぶことができます。

使いやすさの面からは、スプレータイプがおすすめです。水泡部分に指で触れると、力を加えたことが原因で水泡がつぶれてしまう場合があります。

その点、スプレータイプならば、薬剤をシュッと吹きかけるだけで済むので、簡単です。

でも、スプレータイプは、周りの家族もいるので、使いにくいという場合は、液体タイプがおすすめです。軟膏やクリーム、ゲルは、どうしても指で患部に塗らなくてはなりません。

そのため、力が加わりやすいので、水泡があるときは、スプレータイプや液体タイプを選ぶようにしましょう。

水泡がつぶれてしまった場合

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一方、水泡がつぶれてしまった場合は、先の項と反対のものを選びます。

水泡がつぶれてしまった場合は、皮膚の弱い部分が外部にさらされている状態になるため、刺激から守らなければなりません。

そのため、選ぶ薬剤は、軟膏クリームなどで、かつ、アルコールなどの添加剤が少ない、水虫の薬だけが配合されているものを選びましょう。

スプレータイプや液体タイプの水虫の薬の中には、アルコールなどの添加剤が入っていることがあります。この添加剤が弱くなった皮膚には、刺激すぎて痛みを起こしてしまう場合があります。

また、軟膏やクリームと似たゲルもあまりおすすめはしません。ゲルは、軟膏やクリームよりも水分量の多い状態です。

人の体は、内側に水分、外側に油分があるのが一般的です。そのため、水泡がつぶれて弱くなった皮膚では、水分が刺激となって痛みを伴ってしまうことが多いといわれています。

水泡がつぶれてしまった場合は、軟膏の方がクリームよりも低刺激ですので、できれば軟膏タイプの水虫の薬を選びましょう。

水泡の状態によって、治療薬を選ぶなんてちょっと大変ですよね。

でも、水虫の水泡は、水虫の菌が中で増殖している可能性があるため、本当に慎重に対処する必要があります。

もちろん、治療薬を選ぶだけでなく、他の家族の人に水虫の感染を拡大しないための注意も必要です。

そこで、次の項では、水泡をつぶさないようにするための日常生活の仕方について、詳しく説明していきます。

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水泡をつぶさないための日常生活の仕方

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水虫で水泡ができた場合は、基本的につぶさないように生活します。

ただし、水泡が大豆や小豆程度の大きさにまで成長してしまった場合は、皮膚科などの病院を受診して、つぶすなどの適切な処置を受けてください

どうしても、大豆程度の大きさでは、日常生活でつぶれるリスクの方が高くなってしまいます。自己流でつぶしてしまうと、水虫の菌が広がってしまう場合もあるため、病院で処置してもらってくださいね。

というわけで、水泡をつぶさない日常生活方法のポイントは次の2つです。

  • 水泡部分は、優しくポンポンするように触る
  • 水泡部分を包帯やガーゼでケアする


水虫の基本的な治療は、患部を清潔にすることです。水泡がある場合も優しく石けんなどで洗うことになりますが、水分をふき取るときは、タオルをポンポンと押し当てるようにしましょう。

また、水泡はつぶれやすいというのを常に意識して、つぶれないように包帯やガーゼで水泡部分を優しく覆います。こうすることで、万が一、水泡がつぶれても、包帯やガーゼで水虫の菌が外部に出るのを少なくする効果もあります

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まとめ

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水虫の水泡の治し方は、できるだけ水泡をつぶさないように、水虫治療薬を使うことです。

水泡がつぶれない内は、どの水虫治療薬でも使うことができます。もし、水泡がつぶれてしまったら、軟膏クリームなどを選んでくださいね。

また、水泡がつぶれてしまうと、水虫以外の雑菌による感染症になってしまう場合があります。そのため、水泡がつぶれた直後は、いつも以上に患部を清潔に保ちましょう。

万が一、水泡が大豆や小豆くらいの大きさまで成長してしまった場合は、つぶれるリスクが高くなってしまいます。そのため、つぶれる前に早めに病院で適切な処置をうけるようにしてください

水泡くらい、自分で潰すよ!と思って、自己流で対応してしまうと、水虫の菌を足全体にばらまいてしまい、結果、水虫の感染個所が増えるなんてことにもなりかねません。

水虫は、毎日の薬のケアなどが必要になります。しっかりと完治するためにも、できるだけ水泡をつぶさずに、上手に治していきましょう。