何だか足がかゆいなと思ったら、じゅくじゅくしているなんて経験ありませんか?ちょっと、掻きすぎてしまったかな?、何かで怪我をしたかな?とじゅくじゅくしている原因を考えた方、それって、水虫かもしれません。
水虫って聞くと、良いイメージはないですよね。不潔そうとか、他人に感染させてしまうなど、困ったイメージばかり!
でも、水虫は適切に治療しなくては、治療期間が長くなるばかりか、再発なんてこともあり得ます。
また、家族の中に一人水虫の方がいると、お風呂マットやスリッパなどから、家族内に水虫感染が広がるなって危険性もあるから大変です。
そこで、じゅくじゅく水虫の治し方を、じゅくじゅく水虫に合った薬の選択や、再発防止方法などについて詳しくお伝えします。
目次
じゅくじゅく水虫の治し方
最初にじゅくじゅく水虫の治し方について学びましょう。
まず、最初にじゅくじゅく水虫がどこにできていますか?
水虫は、主に、足、手、爪の3個所にできやすいといわれています。この中でもじゅくじゅく水虫は、足や手の指と指の間の部分にできやすく、特に足に多いとされています。
これは、足の指と指の間は、密着している状態が長いため、乾燥せずに、湿った状態でじゅくじゅく水虫ができるという仕組みです。
もちろん、水虫の症状は、じゅくじゅくだけでなく、乾燥していたり、水ぶくれがあったり、ひび割れなど様々です。
そこで、それぞれの水虫の症状に合わせた薬を選択する必要があります。
じゅくじゅく水虫にあった薬の選択は、次の2つがポイントです。
- 皮膚刺激が少ないもの
- 軟膏やクリーム、スプレータイプ
それぞれについて、詳しく説明していきます。
皮膚刺激が少ないもの
じゅくじゅく水虫には、皮膚刺激が少ない薬を選びましょう。
じゅくじゅく水虫の部分は、足の神経などが外部に露呈していることが多く、皮膚刺激がある薬剤では、足の神経にダイレクトに薬がついてしまい、激痛となってしまうことがあります。
そのため、皮膚刺激が少ない水虫に効果のある、抗真菌薬のみが入っているものを選びましょう。
皮膚刺激のある薬剤とは、水虫の症状によっては、皮膚の奥深くに薬を入れる成分が入っていたり、薬を使用した直後、さらっとした感じを出す成分が入っているなど、抗真菌薬の他に色々なものが含まれています。
じゅくじゅく水虫は、すでに幹部が外部からの刺激に敏感になっているので、間違えた薬を選んでしまうと、毎日、使うたびに痛い思いをしなくてはならないので、注意してくださいね。
軟膏やクリーム、スプレータイプ
じゅくじゅく水虫には、軟膏やクリーム、スプレータイプのどれでも使用できます。
軟膏やクリームタイプは、刺激に対して痛みが強い場合は、皮膚を保護する目的で用います。
軟膏とクリームでは、軟膏の方が、皮膚を保護する能力が高いので、より痛みを軽減したいという方は、軟膏を選びましょう。
しかし、確実に、軟膏の方がクリームよりも、ベタベタとした感覚は残ってしまいますので、ベタベタが嫌だという方は、クリームの方がおすすめです。
また、スプレータイプは、皮膚がじゅくじゅくしている部分を乾燥させるパウダーが含まれていることが多いです。
そのため、痛みなどがあまりない場合ならば、じゅくじゅくした水分を減らすことができるスプレータイプもおすすめです。
この3つのタイプの中で、どれを選んだらいいかわからないという方は、軟膏にしておいた方が無難です。クリームもスプレーもじゅくじゅくした患部につけると、結構痛いですから。
水虫薬って、色々な会社から販売されているので、ドラッグストアで購入するときは、薬剤師などに相談しながら、自分にあったものを選んでくださいね。
水虫にならない方がいいですよね。水虫になってしまうと、じゅくじゅくやかゆみがあって、毎日薬を使わなくてはならないし、家族にうつさないようにしなくてはなど気を使うばかりです。
そこで、次の項では、水虫の再発防止方法について、詳しくお伝えしていきます。
水虫の再発防止方法
水虫の再発を予防するためには、水虫の菌が増殖しないように、足や手を清潔に保つ必要があります。
さらに、足や手に怪我をした箇所があると、そこが最も水虫に狙われやすい状況になります。
そのため、負傷した場合は、完全に治るまで、注意して、足や手を清潔にする必要があります。
水虫の再発防止方法は、次の3つがあります。
- 入浴
- 靴
- 靴下
それぞれについて詳しく説明していきます。
入浴
水虫のときは、入浴時に患部をしっかりと清潔にすることが大切です。
具体的な入浴時の清潔方法は、次の3つがポイントです。
- 1日1回患部を弱酸性や低刺激性の石鹸で指と指の間まで丁寧に洗い、清潔に保つ
- ゴシゴシ強く洗わない(皮膚を傷つけないため)
- 洗った後は白癬菌が好む水分をよく拭き取り、乾燥させた状態を保つ
この中でも、特に水虫部分の水分をよく拭き取ることが大切です。
でも、じゅくじゅくしている水虫の場合は、拭き取るのもやりにくいですよね。
そんなときは、ドライヤーで優しく風を当てるのがおすすめです。ドライヤーの強風では、刺激が強すぎますし、熱風では熱すぎて火傷してしまいます。
この方法は、水虫を予防するのにも役立ちます。
余談ですが、介護施設などでは、入浴後のお世話で、ドライヤーで足の指の間を乾かすなんてケアもされています。
靴
じゅくじゅく水虫は、足にできやすいので、水虫のときの靴はできるだけ通気性に気を付けて選びましょう。
水虫のときの靴を選ぶポイントは、次の4つです。
- 革靴やブーツ等高温多湿になりやすい靴を長時間履き続けない
- 職場では他の靴やサンダルに履き替え、通気性を保つ(健康サンダルは足底を傷つけるおそれがあるので使用しない)
- なるべく毎日履き替え、履かない日は日干しをする
- タオル等で内側を拭き、除湿効果のある中敷きを使用する
靴の中は、湿度が適度に保たれて、水虫が元気になる環境が整いやすいです。特に、革靴などの通気性の悪い靴は要注意です。
革靴でも、1日中履き続けるのがNGなので、職場内や、営業の車運転時などは、通気性のよいスニーカーやサンダルにすることがおすすめです。
ちょっと、足がむれてきたなと思ったら、水虫が元気になる環境が整ったということです。このむれた状況を上手に回避してくださいね。
靴下
同じく、足にほぼマストで毎日必要な靴下も、上手に選ぶ必要があります。
水虫のときの靴下の選び方は次の2つのポイントがあります。
- 木綿や麻等蒸れにくい素材の靴下を履く
- 5本指の靴下を履くようにする
靴下も通気性のよいものを選び、足が蒸れないようにしましょう。
また、水虫が異なる足と足の間に移らないように、5本指の靴下を履くことがおすすめです。
まとめ
じゅくじゅく水虫の治し方は、刺激性の少ない、抗真菌薬のみの薬を選び、かつ、軟膏のものを選ぶのがおすすめです。
もちろん、クリームやスプレータイプの水虫薬を選んでも構いませんが、軟膏よりもじゅくじゅくした部分への刺激が強い場合もあるので注意してくださいね。
また、じゅくじゅく水虫の薬をドラッグストアで購入して、安全に使うことができるのは、大人だけと思ってください。
それは、お子様や高齢者、大人でも病気の治療をされている方などは、水虫薬の効き方に違いがあることもあります。
一般的に、お子様や高齢者の方は、皮膚が薄くなっていることが多いため、水虫薬が効きすぎるという場合もあります。
効きすぎるということは、出てほしくない副作用が出やすいという状況もあり得るため、注意が必要です。
ドラッグストアに水虫の薬を買いに行ったのに、病院に行くように言われ、購入できなかった!とお怒りにならず、安全に薬を使うためにも、病院を受診するようにしてくださいね。