お昼ご飯を食べて、お腹がいっぱいで、つい、うとうとと眠気がくることありますよね。
気持ちよく昼寝をしたつもりが、起きてみると頭がぼーっとしたり、痛かったりなどの経験はありませんか?
私は、職場のお昼休みに15分程度昼寝をしたときは、頭が痛くなったりしないのに、育休中に、子供と一緒に長く昼寝をすると、起きた時に、ズシっとした頭痛がすることがよくあります。
夜、寝て朝起きても頭痛はしないのに、昼寝のあとは、どうして頭痛がするのだろう?と気になっていました。また、昼寝をしても毎回頭痛がするわけでもありません。
そこで、私は、昼寝と頭痛の関係について、頭痛がおこる原因を中心に調べてみました。ここでは、昼寝による頭痛の原因について、詳しく説明していきます。
目次
昼寝による頭痛の原因!
最初に、昼寝をすると頭痛がする原因について学びましょう。
人が頭痛を感じる原因は、脳の血流が変化することが原因です。
人の血管は、緊張やストレスを感じると、血管に力が加わり、細くなることがあります。仕事中や運動したりしているときは、血管が細い状態になります。一方、眠ったりすると、体がリラックスするため、血管が緩みます。
人の体は睡眠によって緩んだ状態になりますが、眠りにも深い眠りと浅い眠りがあります。夜は、約6~8時間程度、深い眠りと浅い眠りを繰り返して、朝起きています。朝起きる頃には、眠りが浅くなって、起きているのです。
人の体は緩んだ状態から、時間をかけて、緊張した起きる状態に戻していますが、昼寝は、緩んだ状態や緊張した状態などを短時間で繰り返す、急激な変化となってしまいます。
ゴムホースで水をまいているときに、急にホースを細くすると、水が飛び散りますよね。血管でも同じような変化が起こっているのです。
この急激な変化が頭痛の原因になっているわけです!
さて、ここまでは、頭痛がする原因について詳しく説明してきました。
昼寝をすると、急激に脳内の血流が変化することが原因で、頭痛となってしまいます。昼寝による頭痛は大きく、2種類に分けられます。
次の項で、昼寝の頭痛の種類や、頭痛の予防法について詳しく説明していきます。
昼寝による頭痛の種類
昼寝による頭痛は、次の2種類に分けられます。
- 偏頭痛
- 緊張型頭痛
頭痛の症状や、予防法について、詳しく説明していきます。
偏頭痛
昼寝をすると、偏頭痛が起こることがあります。
これは、寝ている時には、副交感神経が優位になり、体がリラックスして、緩んだ状態になります。
その結果、脳内の血管も緩んで広がります。脳内には、様々な神経が血管の周りに存在するため、広がった血管が神経を圧迫して、ズキズキという痛みを感じるようになります。
偏頭痛は、主にこめかみなど場所に痛みを感じ、指で圧迫すると、脈を打っているのかわかることもあります。
昼寝による偏頭痛を予防する有効な方法には、このようなものがあります。
- 30分以上、昼寝をしない
- 昼寝の前にカフェインを摂取する
それぞれの効果について詳しく説明していきます。
30分以上、昼寝をしない
人の睡眠は、一定時間の深い睡眠と浅い睡眠を繰り返しています。睡眠が深くなれば、血管が緩むのも大きくなります。
約30分以上の睡眠で、人は深い眠りに入っていくため、昼寝は、それ以上長く眠らないようにします。30分以内の睡眠であれば、適度に体がリラックスするだけで、頭痛がするほど、血管が緩むことは少ないといわれています。
昼寝をして頭痛がする方は、昼寝の時間を見直してみましょう。
昼寝の前にカフェインを摂取する
昼寝をする前に、カフェインを摂取することで、偏頭痛を防ぐことができます。
カフェインは、眠気を吹き飛ばすというイメージがありますよね。カフェインには、血管を収縮、細くする働きがあります。つまり、昼寝で緩むのと反対の作用があります。
また、カフェインは飲んでから、体に吸収されるまで30分程度かかるため、眠る前にコーヒーなどのカフェインを飲むと、30分程度の昼寝のあと、すっきりと目覚めることができるといわれています。
昼寝をしすぎてしまうという方は、お昼ご飯と一緒に、コーヒーや緑茶などを飲んでから眠るようにしてみましょう。
緊張型頭痛
昼寝をすると、緊張型頭痛がすることがあります。
緊張型頭痛は、背中や頭の筋肉が緊張すると起こる頭痛です。
昼寝をするときって、ベッドへ入って眠るというよりも、ソファなどで、ちょっと横になって眠るという方、多いですよね。
ソファで眠るときの姿勢が、寝返りがしにくい場合は、一定方向だけに、力が加わってしまい、筋肉が緊張状態になってしまいます。
筋肉が緊張状態の時は、血管に外から力が加わってしまい、血流が悪くなってしまっています。ちょうど、偏頭痛とは反対の作用の結果、頭痛が起こっているのです。
肩こりは、筋肉の緊張状態になると起きます。緊張型頭痛は、肩こりの症状が背中から頭にかけておきてしまい、痛みを伴っているため、頭痛が起こってしまうのです。
昼寝による緊張型頭痛を予防する方法は、次の2つが効果的です!
- ベッドや布団で昼寝をする
- 背中や頭をほぐしたり、温める
ぞれぞれの効果について、詳しく説明していきます。
ベッドや布団で昼寝をする
緊張型頭痛は、筋肉の緊張が原因で起こるため、昼寝をするときの姿勢を見直しましょう。
ソファなどで、昼寝をせず、ベッドや布団を敷いて、体を不自然な形に曲げることなく眠れる環境を準備してください。
こうすることで、寝返りなどもでき、一部の筋肉に過度なストレスを与えてしまうことが防げます。
背中や頭をほぐしたり、温める
緊張型頭痛は、筋肉の緊張が原因なので、筋肉を緩めてあげれば、症状が改善します。
筋肉の緊張を解くには、マッサージなどをして筋肉をほぐしたり、温めることが効果的です。筋肉の緊張は、筋肉の周りの血流がよくなれば、痛みはなくなります。
一方で、偏頭痛のときに、痛い個所をほぐしたり、温めてしまうと、頭痛が悪化してしまうので、注意してくださいね。
まとめ
ここでは、昼寝による頭痛の原因について説明してきました。
昼寝による頭痛の原因は、脳内の血流の変化があげられます。血管が緩んだり、収縮したりすることで、頭痛が起きてしまいます。
脳内の血管が緩むと、偏頭痛がおき、血管が収縮すると緊張型頭痛がおきてしまいます。
これらの症状を予防するための方法をおさらいするとこうです!
【偏頭痛の場合】
- 30分以上、昼寝をしない
- 昼寝の前にカフェインを摂取する
【緊張型頭痛の場合】
- ベッドや布団で昼寝をする
- 背中や頭をほぐしたり、温める
私も、子供と一緒につい、昼寝をだらだらとしてしまい、子供が泣いて起きて、抱っこしてあやすとき、頭がズキズキと痛むということが繰り返しありました。
私の場合は、偏頭痛が原因でした。そこで、30分という時間を決めて昼寝をするようにした結果、スッキリと目覚めることができ、リフレッシュすることができました。
偏頭痛も緊張型頭痛も、数時間経てば、頭痛はなくなるといわれています。数時間経っても痛みが良くならないという場合は、何か違う病気の可能性もあるので、病院を受診しましょう。
適度に昼寝をして、ストレスを減らし、元気に毎日を送ってください!