私の子供の頃はシャンプーの後って、リンスを使っていました。
現在の様に、トリートメントなんて、私の子供の頃は、お風呂場にはありませんでした。
ドラッグストアのシャンプーコーナーにいくと、色々な種類のシャンプー、トリートメントが目に着きますが、リンスって、書かれている商品って多くないですよね。
そもそもリンスって何なのでしょうか?また、シャンプーの後に使う、リンスとトリートメントって、どんな違いがあるんでしょう?もし、両方使う時は、正しい順番はどうすれば良いのでしょうか?
考えれば考えるほど、疑問が出てきます。
そこで、リンスとトリートメントの違いを成分や使う順番についてお伝えします。
目次
リンスとトリートメントの違い
まずはリンスとトリートメントの違いをそれぞれの成分を中心に紹介していきます。
【リンスの成分】
- クリーム基剤
- 手触りを整える成分
- 髪の毛全体を包む成分
【トリートメントの成分】
- クリーム基剤
- 手触りを整える成分
- 髪の毛を補修する成分(コラーゲン、セラミドなど)
色々な会社によって、個々の成分や含まれる量に違いはありますが、一般的に、リンスとトリートメントに含まれる成分は、上記の内容です。
大きな違いは、リンスは、「髪の毛全体を包む成分」がメインに含まれています。一方、トリートメントは、「髪の毛を補修する成分(コラーゲン、セラミドなど)」がメインに含まれています。
髪の毛全体を包む成分は、全体を大きなラップで包むような効果があり、内部の成分が漏れ出るのを防ぎ、外部からの刺激を和らげる役割があります。
そして、髪の毛を補修する成分は、髪の毛の痛んだ部分から、中に入り込み、髪の毛を中から元気にしてくれるものです。
髪の毛が傷んでいると、髪の毛の表面がガサガサな状態です。リンスはそのガサガサな状態を覆い、ガサガサな髪の毛同士が触れ合わないようにします。
一方、トリートメントは、髪の毛のガサガサ部分に栄養を与えて元のガサガサしていない状態に戻す効果があるということになります。
ここまでは、リンスとトリートメントの違いを含まれている成分の観点から説明してきました。
リンスは髪の毛をコーティングする役割があり、トリートメントは髪の毛に栄養を与えて、内側から整える効果があります。
私は、単純なので、髪の毛にたくさん手間をかけてあげる、つまり、トリートメントもリンスも使えば、髪の毛がとってもきれいになるのではないかと考えました。
でも、両方使うにしても、どちらを先にすればいいのか迷ってしまいました。私は、過去にトリートメントをとんでもない使い方をして、美容師さんに怒られた経験があります。
今度は失敗しないように、リンスとトリートメントの使う順番についてもたくさん調べてみました。次の項で詳しく説明していきます。
リンスとトリートメントの使う順番を守る<
リンスとトリートメントを使う順番は、「トリートメント→リンス」です。
リンスには、「髪の毛全体を包む成分」があると説明しました。これは、髪の毛をラップに包み込む効果があり、それが外部からの刺激などを和らげる効果があります。
そのため、シャンプーをしたあと、リンスを使ってしまうと、髪の毛がラップされてしまいます。最後にトリートメントを使っても、ラップをされてしまった髪の毛には、髪の毛を内側から元気にする成分を入れることができません。
そのため、シャンプー→トリートメント→リンスの順で使い、使い終わったら、それぞれしっかりと洗い流すようにしましょう。
さて、トリートメントやリンスを使うことが、髪の毛に良いことはわかっています。
でも、仕事で疲れて早く寝たいときって、シャンプーだけで済ませてしまうことってありませんか?
私は、0歳児の育児に追われる新米ママです。主人は仕事の帰りが遅いので、私だけで、子供のお風呂も対応しなくてはなりません。
ゆっくりと髪の毛のケアをすることができずに、シャンプーのみで終わってしまうことが多いです。
シャンプーだけでは、髪の毛が傷むといわれていますが、どうしてなのでしょうか?また、リンスやトリートメントは、最低限、どのくらいの頻度で使ったらいいのでしょうか?
次の項で詳しく説明していきます。
リンスやトリートメントは、どのくらいの頻度で使えばいいの?
髪の毛は、お風呂に入って、シャンプーで洗いますよね。そのあとに、リンスやトリートメントなどを使います。
シャンプーは泡立って、汚れが落ちるイメージですよね、反対にリンスやトリートメントは、泡立ちはあまりせず、しっとりと塗る印象です。
シャンプーやリンスなどの大きな違いは、シャンプーはアルカリ性、リンスやトリートメントは酸性ということがあげられます。
髪の毛の汚れを落としやすくするためには、髪の毛の表面を柔らかくして、洗い流す仕組みです。柔らかくする際には、アルカリ性が適しているため、シャンプーはアルカリ性です。
一方、髪の毛が柔らかくなると、当然、外部からの刺激に弱くなりますし、髪の毛の内部の成分も外に出ていきやすくなってしまいます。
そこで、アルカリ性に傾いた髪の毛をリンスなどの酸性のもので中和して、髪の毛をもとの状態に戻します。
シャンプーだけで終わっている方は、髪の毛が柔らかくなり、外部からの刺激に弱い状態になってしまうため、どんどん、髪の毛が傷んでしまうことになります。
健康な髪の毛を保つためには、シャンプーの後、毎回リンスやトリートメントなどを使うことが大切といわれています。
でも、一般的にトリートメントは、リンスなどよりちょっとお値段が張りますし、量も多くないことがありますよね。そこで、毎日のケアはリンスにお願いして、トリートメントは、1週間に1回程度、使うことがおすすめです。
まとめ
ここでは、リンスとトリートメントの違いや使う順番について説明してきました。
リンスとトリートメントの違いは、含まれる成分に違いがあります。
- リンス:髪の毛全体を包む成分
- トリートメント:髪の毛を補修する成分が多い
リンスには、髪の毛全体を包むラップの効果の成分も入っています。トリートメントは髪の毛を内側から元気にする成分が多く含まれています。
この成分の違いから、トリートメント→リンスの順番に使いましょう。
また、忙しくてもシャンプーの後には、リンスまたはトリートメントを毎回してあげましょう。
シャンプーは汚れを落とすために、髪の毛をアルカリ性にします。リンスやトリートメントで、髪の毛を酸性に戻す必要があります。
リンスやトリートメントは酸性なので、良くすすいでくださいね。髪の毛に残ってしまうと、酸性が効きすぎて、髪の毛が傷んでしまいます。
また、髪の毛を触る癖がある人は、トリートメントよりもリンスでしっかりと髪の毛を包んであげましょう。
私は、忙しさにかまけて、シャンプーだけで、髪の毛も自然乾燥していたら、髪の毛が痛みすぎて、ぼわぼわに広がるようになってしまいました。
私の様なかわいそうな髪の毛にならないように、皆さんはリンスやトリートメントを上手に使ってくださいね。
なお、リンス、コンディショナー、トリートメントに関連した情報は、こちらの記事でも紹介しているので、是非ご覧ください!
⇒ リンスとコンディショナーの違い!使う順番は関係ないって本当?
⇒ トリートメントとコンディショナーの違い!正しい順番とは?