朝からバタバタして、やっとのお昼休憩。
午後からも忙しい!それなのに、お昼ご飯を食べたら、なんと眠気を感じてしまう魔の時がやってくるのです。わたしだけでしょうか?そんな事はないはずです!
周りを見渡せば皆ウトウト…。そんな経験、ありませんか?
そんな時、少しのお昼寝でリフレッシュ、疲労回復できたら、午後も頑張ろうっていう、新たな気持ちに持っていけますよね。会社で、おうちで、ちょっとうつ伏せになるだけでも疲れは取れます。
しかし、その時間によっては昼寝の質、寝起き後のパフォーマンスが変わってくるのをご存知でしたか?
ここでは、昼寝の時間はどれくらいが最適なのかを、説明していきたいと思います。
目次
睡眠のリズムについて
睡眠にはリズム(段階)というものがあります。
実は、わたしたちは、寝付き後から、浅い眠りと深い眠りを交互に繰り返しています。
それが「レム睡眠(浅い眠り)」と「ノンレム睡眠(深い眠り)」というものです。
例えば、夢をみるのは浅い眠りの「レム睡眠」の時です。
睡眠の周期は、90分とされていますが、その時の疲労度などで個人差もあります。
それでは、睡眠のリズムを利用して、最適な昼寝の時間を考えてゆきましょう。
最適な睡眠の時間と時間帯
実は、睡眠のリズムの中で最も強い眠気がやってくるのが午後2時前頃で、その時間帯に寝るのが、最も効率的です!
ただし、必ずしもその時間帯ではなくても、昼寝の時間枠を決めれば効果はあります。
一般的に、10分~20分の昼寝が最大の効果が得られます。最も重要なことは、短い睡眠(レム睡眠つまりは浅い眠り)のうちでとどめておくということです。
これが、昼寝の効果・効能を活かす最大のポイントです。その理由を、次の3種類の昼寝の時間枠別に紹介しましょう。
- 15分睡眠
- 30分睡眠
- 90分睡眠
それぞれの時間別に順番に説明しますね。
15分睡眠
完全に横になってしまうのではなく、椅子に座ったままがおすすめです。
脳が、深い眠りのステージに移行していない状態で覚醒するので、目覚めた直後から脳がキビキビ活動できるということです。
たった15分でも、記憶力や集中力の改善が期待できます。
30分睡眠
もし、30分間の余裕があるのならば、試してみましょう。
30分睡眠では深い眠りを経験しているので、かなり頭が冴えてスッキリします。
90分睡眠
30分以上の昼寝をしてしまうと、脳のリズムが熟睡モードに入ってしまいます。
起床後も慢性的に眠気が続いてしまうので、昼寝には寝すぎなので、おすすめできません。
これらを、表に簡単にまとめてみました。
【昼寝の時間別のメリット、デメリット】
15分睡眠 | 30分睡眠 | 90分睡眠 | |
---|---|---|---|
メリット | 目覚めとともに動ける | 頭が冴える | 熟睡できる |
デメリット | 最初は少し寝たりない | 仕事中は時間が取り辛い | 慢性的な眠気が続く |
ポイント | 浅い眠りに留まっている | 深い眠りも経験する | 生活リズムが狂うので× |
仕事中であれば、15分の昼寝、それ以外で少し余裕があるのであれば、30分の昼寝がおすすめです。
90分は逆に生産性を下げる上に、睡眠サイクルも乱してしまうので、おすすめできません!
15分睡眠とカフェインの相性の良さについて
カフェインの入った飲料を摂取すると、その20~30分後にカフェインが脳を覚醒させます。これを体内目覚ましとして利用しない手はないでしょう。
うっかり15分以上寝てしまった・・・という事態を避けられます。スッキリ起きられるコツですね。
まとめ
昼寝をすることで、疲労も回復し、身体も心もリラックスできます。そのため、昼寝から覚めると集中力や意欲も戻り、活動的になります。
しかも、なんとそのことで、昼と夜のメリハリがついて、夜の睡眠の質も高まるのです。
これは、何としても昼寝の時間を最適に取り入れたいものですね。1日を通して、頑張るためにも是非に試してみてくださいね。
また、「1時間の昼寝は、夜の睡眠の3時間分にあたる」と言われています。びっくりですよね!
昼寝の効果を最大に活かせる状況を皆さんも作りませんか?