風邪を引いたり、花粉症の季節などでおこるのが鼻づまりです。
鼻づまりをおこしてしまうと鼻から空気を吸っても”ツン”とつまったような状態で空気が入ってきませんよね。そして、鼻づまりが続くと頭痛もしてきます。
実は、鼻づまりと頭痛には深い関係があるのを知っていますか?私は花粉症持ちなので、スギ花粉が飛ぶ季節は、鼻づまりと頭痛で毎日クタクタになってしまいます。
ここでは、鼻づまりによる頭痛の解消法や悪化させない方法などについて紹介していきます。
目次
鼻づまりになると頭痛の解消法
まず、鼻づまりによる頭痛のメカニズムと解消法について説明します。
鼻づまりがおこるメカニズムは、鼻の中の毛細血管の血流が悪くなり、鼻の粘膜が腫れてしまうことが原因でおこります。その結果、鼻で呼吸ができなくなり、口呼吸をすることになります。
鼻で呼吸をすることは、空気を肺に吸い込むだけでなく、脳の下の部分をクールダウンする役割があります。そのため、鼻づまりが起こってしまうと、口呼吸となり脳を冷やすこそができなくなり、頭がぼーっとしたり、頭痛を引き起こす原因となります。
つまり、頭痛を解消するためには、鼻づまりが治れば頭痛が軽減するということになります。
鼻づまりの解消法には、
- 鼻を温めるor冷やす
- 鼻づまりを解消するツボを押す
- 脇にペットボトルを挟む
などがあります。
どれも手軽にできる方法です。詳しいやり方は、こちらの記事に書いているので、良ければご覧ください!
⇒ 鼻づまりの解消方法!手軽にできる3つの方法を紹介!
さて、既に起きてしまった鼻づまりはこの方法で解消するとしても、ちょっとした工夫で、鼻づまりを悪化させずに済みます。次はその方法を見ていきましょう。
鼻づまりによる頭痛を悪化させない方法
鼻づまりによる頭痛は、普段の生活での工夫で軽減することができます。
具体的な工夫の方法は、
- 鼻づまりが起こっているときに鼻をすすらない
- 外出時はマスクを着用
です。
次から詳しく説明していきます。
鼻づまりが起こっているときに鼻をすすらない
鼻づまりが起きているときには、サラサラな鼻水がとめどなく垂れてきてしまいます。
私も花粉症の時期には、鼻水が止まらず、会話をしている最中でも自然にツーっと垂れてしまいます。そんなとき、鼻水をすすってしまいますよね。これがよくないのです。
鼻水を強くすすると耳がキーンとなったりしたことがありませんか?鼻と耳の神経は互いに刺激を共有しているため、鼻水をすすると強い力が鼻や耳の鼓膜に伝わります。その刺激が頭にも伝わり、頭痛の原因になります。
頭痛を悪化させないためには、鼻水がたれても、ふき取るや力をこめずに優しくかむことをおすすめします。
外出時はマスクを着用
鼻づまりによる頭痛を防ぐ方法の一つにマスクを着用することがおすすめです。
マスクをすることで、外部からの刺激が鼻に入り込むのを防ぐことができます。
鼻づまりが起きている鼻は外部からの刺激に敏感です。一度小さな炎症が起きてしまうと、外部の刺激よりどんどん炎症が大きくなって、鼻づまりが悪化してしまいます。
外部の冷たい空気なども鼻づまりを引き起こす刺激になることもあるため、マスクをして遮断することをおすすめします
さて、ここまでは、鼻づまりによる頭痛の解消法について説明してきました。
鼻づまりは放っておくと、違う病気を併発してしまう場合があります。私も鼻づまりの状態に日常的になってしまうので、たかが鼻づまりと考えがちです。
鼻づまりによる頭痛がするということは、鼻づまりが悪化しかけているサインである場合もあります。
次の項では、鼻づまりによる頭痛は危険なサインであることを具体的に説明していきます。
鼻づまりの頭痛は危険のサイン!?
鼻づまりによる頭痛は危険のサインの可能性があります。
具体的には、
- 鼻の機能の成長をストップさせる
- 蓄膿症の原因
などがあります。
それぞれ具体的に説明していきます。
鼻の機能の成長をストップさせる
鼻づまりがおこると、空気を体に取り込むために、口呼吸となります。
人は生まれてくる前、お腹にいるときから呼吸の練習をしています。お腹の中の赤ちゃんはしゃっくりをしたりしながら呼吸の練習をしていますし、生まれてから数か月は鼻呼吸のみで成長しています。
誰もが最初から上手に鼻呼吸ができるわけではなく、練習して鼻呼吸ができるようになります。そのため、特に幼少期の鼻づまりを放っておくと鼻の機能が未発達となってしまう場合もあります。
幼い子供は鼻づまりによって頭痛が起きている場合、鼻づまりよりも頭痛を強く感じる場合もあることから、放置には注意が必要です。
蓄膿症の原因
鼻づまりが悪化すると蓄膿症になってしまう場合があります。蓄膿症は、鼻の中の空洞部分に、膿が溜まってしまう状態です。
鼻づまりが起きている時は、鼻の粘膜が腫れています。空気の通り道も細くなると同時に、鼻水も鼻の中にたまってしまいます。
鼻水にばい菌が繁殖すると、ばい菌をやっつけようとして体の中の免疫細胞であるマクロファージが出てきます。ばい菌と戦ったマクロファージの死骸は、外に排出されますが、鼻づまりが起こっていると、それが上手に排出されません。
その結果、膿が鼻の中にたまってしまい、蓄膿症となってしまうのです。
鼻づまりによる頭痛は、蓄膿症などの病気の前の危険なサインである場合もあるため、鼻水が黄色や緑色などの色がついてきた場合は、病院を受診することをおすすめします。
まとめ
鼻づまりによる頭痛の解消法について紹介してきました。鼻づまりは、鼻の中の毛細血管の血流が悪くなり、鼻の粘膜が腫れてしまうことが原因でおこります。
その結果、脳のクールダウンが不十分となり頭痛となってしまいます。
そのため、鼻づまりによる頭痛を解消する方法は、
- 鼻を温めるor冷やす
- 鼻づまりを解消するツボを押す
- 脇にペットボトルを挟む
などがあります。
また、鼻づまりを悪化させない方法には、
- 鼻づまりが起こっているときに鼻をすすらない
- 外出時はマスクを着用
があります。
特に無理に鼻水をすすってしまうと、鼻や耳への刺激が脳に伝わり頭痛が悪化してしまう場合があるため、注意するようにしましょう。
また、鼻づまりによる頭痛は、鼻づまりが悪化しかけているサイン、蓄膿症などの原因にもなる場合がありますので、注意しましょう。
私も鼻づまり程度と思ってしまい、鼻水をすすって、耳が痛い、頭が痛いということを繰り返してしまっていました。蓄膿症などの怖い病気を知って、今は片方の鼻をしっかり塞いで、やさしく鼻をかむようにしています。
鼻づまりによる頭痛、原因などをしっかりと知り、悪化させないようにしていきましょう。