皆さんは、冷やご飯を食べるのがダイエットになるって知っていますか?
よくテレビで、炭水化物を抜いたダイエットで痩せました!なんて目にしますよね。
私の場合、炭水化物を抜くと、食卓のおかずだけを食べるって、やっぱり何だか物足りないし、お腹がすぐに空いてしまい、間食が増えてしまい、ダイエットに逆効果でした。
また、全てにおいてずぼらな私は、食べながらダイエットをしようと思っても、毎日バランスやカロリーを気にした食事を準備するのが面倒だなとなり、結局ダイエットできません。
そんなときに、冷やご飯を食べるのが、ダイエットになるということを知りました。我が家は、夫婦そろってぽっちゃりで、主人は健康診断でダイエットを進められるほどです。
そこで、主人が代表して、冷やご飯を食べるダイエットに挑戦してみました。
ここでは、冷やご飯ダイエットの効果ややり方についてお伝えします。
目次
冷やご飯のダイエット効果の仕組み
最初に、冷やご飯のダイエット効果の仕組みを学びましょう。
冷やご飯とは、炊飯器で炊いた温かいご飯が、触っても温かいと感じない程度まで冷えた状態のものをいいます。
決して、冷凍したご飯のことではないので注意してくださいね。
温かいご飯が時間をかけて、ゆっくりと冷えると、ご飯の主成分のでんぷんが”レジスタントスターチ“という特殊なでんぷんに変化します。
このレジスタントスターチがたくさん含まれる冷やご飯は、次の4つの特徴があります。
- カロリーが半分になる
- 満腹感が得られやすい
- 食物繊維のような働きをする
- 血糖値の上昇が緩やかになる
それぞれについて詳しく説明していきます。
カロリーが半分になる
レジスタントスターチは、”難消化性でんぷん“とも呼ばれており、とにかく消化がしにくい物質になります。
そのため、普通の炊いた米のでんぷん4kcal/gが、レジスタントスターチに変わるだけで、2kcal/gと半分になります。
ちょっと、冷たいご飯を食べるだけで、同じ量を食べても、カロリーが半分になるなんて、嬉しいですよね。
満腹感が得られやすい
レジスタントスターチをたくさん含んだ冷やご飯は、普通のご飯よりもやや硬くなりますよね。
硬いご飯は、飲み込むのによく噛まないといけません。その結果、良くかむことで、ご飯を食べるのに時間がかかり、少量でも満腹感が得られるようになります。
さらに、冷やご飯を食べると、食欲を抑える働きのホルモン、”レプチン“を体がたくさん作り始めます。レプチンの効果によっても、さらに満腹感が得られやすいということになります。
食物繊維のような働きをする
通常のご飯には、食物繊維はほとんど含まれません。
しかし、冷やご飯のレジスタントスターチは、難消化性でんぷんです。そのため、大腸でも消化されにくく、結果的に、食物繊維のような働きをするといわれています。
冷やご飯が体の中の、いらない排泄物をからめとって外に出してくれるため、便通の改善や美肌効果もあるといわれています。
血糖値の上昇が緩やかになる
レジスタントスターチを多く含んだ冷やご飯は、難消化性です。そのため、消化液でご飯が消化されるのに時間がかかります。
その結果、消化吸収に時間がかかるため、血糖値の上昇が緩やかになるのです!
さて、ここまでは、冷やご飯ダイエットの効果について説明してきました。
同じご飯でも冷たいものを食べるだけで、カロリーも半分、満腹感も得られやすいなんて、嬉しい効果ばかりですよね。
我が家の主人は、お昼ご飯はお弁当を持っていきます。いつもは、電子レンジでチンして温めてから食べていましたが、この冷やご飯ダイエットのために、温めずにチャレンジしたところ、1ヶ月で2キロのダイエットに成功しました。
主人は、ダイエットをしたくても、食事やスイーツへの誘惑に負けやすく、色々なダイエットにことごとく失敗してきましたが、その主人が2キロも痩せたんです。
次の項では、冷やご飯ダイエットのやり方について詳しく紹介していきます。主人のちょっと張り切り過ぎた経験談などもお伝えします。
冷やご飯ダイエットの正しいやり方
冷やご飯ダイエットは正しくやらなければ、体にストレスを与えてしまいますので注意してくださいね。
冷やご飯ダイエットの方法のポイントは3つです。
- 冷やご飯を準備
- 1日1食を置き換える
- 温かいものと一緒に取る
それぞれについて詳しく説明していきます。
冷やご飯を準備
冷やご飯ダイエットをするためには、冷やご飯を準備しましょう。
冷やご飯は、炊飯器で炊いたご飯を、常温で約1時間程度冷ましたもので、触っても温かいと感じないものが該当します。
早く冷やしたいからといって、冷凍してはいけません。ご飯の温度は冷凍によって、急速に冷やしても、レジスタントスターチはできていないからです。
レジスタントスターチは、ゆっくりとご飯の温度が冷めるときにできる物質なので、急速に冷やしても意味がありません。
簡単な冷やご飯の作り方としては、次の2つがあります。
- お弁当
- コンビニのおにぎり
お弁当は、おかずとご飯を別容器にして、おかずだけレンジでチンしてご飯はそのまま食べましょう。こうすることで、レジスタントスターチができた冷やご飯を食べることができます。
また、コンビニのおにぎりは冷蔵保存されて冷たいので、おにぎりをそのまま買って、常温に戻してから食べるというのも簡単に冷やご飯を食べることができるのでおすすめです。
しかし、冷え冷えの冷やご飯を食べるのは、抵抗があるという方は、電子レンジで、触っても温かいと感じない程度までは、温めてもOKといわれています。温めすぎはレジスタントスターチが消えてしまうので、注意してくださいね。
1日1食を置き換える
冷やご飯を食べるのは、1日1食にとどめておくのがおすすめです。
レジスタントスターチが多く含まれる冷やご飯は、難消化性です。そのため、胃腸などに負担をかけることになります。
我が家の主人は、お昼ご飯でチャレンジして、結果が出て嬉しかったために、調子にのって、夜ご飯も冷やご飯にしました。その結果、胃に負担がかかりすぎて、胃痛がしたり、口内炎が出来てしまいました。
たくさん効果を得たいという方は、冷やご飯は満腹感も得られやすいので、思い切ってご飯の量を減らす方法もおすすめです。
温かいものと一緒に取る
主人曰く、冷やご飯ダイエットで、一番大切なことは、温かいものと一緒に冷やご飯を食べることだそうです。
冷やご飯を食べると、胃腸なども冷え冷えになってしまいます。特に早食いなどで、冷やご飯を食べるとお腹が冷えてしまったとのこと。
胃腸が冷えてしまっては、体に必要な栄養素を取りこぼしてしまうだけでなく、消化器官の健康を害してしまう恐れもあります。
そこで、冷やご飯を食べるときには、おかずは温める、みそ汁などの温かい飲み物を準備するなどの対応が大切です。
先ほど紹介したコンビニのおにぎりも両手で少し包んで温めてあげるだけで、簡単に常温に戻りますので、お腹が弱い方は、常温を目指して食べてみましょう。
冷えてしまった消化管を温かいスープなどで、緩和してあげましょう。もちろん、温かいスープを飲んだからといって、レジスタントスターチは消えませんのでご安心を!
まとめ
ここでは、冷やご飯ダイエットの効果ややり方について詳しく紹介してきました。
冷やご飯ダイエットの効果には、次の4つがあります。
- カロリーが半分になる
- 満腹感が得られやすい
- 食物繊維のような働きをする
- 血糖値を緩やかにあげる
温かいご飯から冷やご飯にするだけで、すごいダイエット食品を食べているのと同じようになるなんて不思議ですよね。
そして、正しい冷やご飯ダイエットのやり方は、次の3つがあります。
- 冷やご飯を準備
- 1日1食を置き換える
- 温かいものと一緒に取る
この中でも、冷やご飯を食べるときは、温かいものを1つは準備しましょう。
寒い冬の季節など、食事で体が冷えてしまっては意味がありません。温かいスープで体を冷えすぎないように予防しつつダイエットを楽しみましょう。
主人は、お昼ご飯を冷やご飯にしてチャレンジしただけで、2キロ痩せました。その後、お昼ご飯から夕飯のご飯を冷やご飯にして、3キロ痩せました。
あともう少しで、標準体重上限いっぱいになります。その他は、お酒、スイーツなどなどは全く我慢していません。(妻の私からしたら、ここをカットしたらもっと効果がでるのではと思いますが。。。)
主人のおすすめの冷やご飯レシピは、市販の冷汁の元を買ってきて、冷やご飯ときゅうり、ミョウガなどの薬味と一緒に食べることです。
冷たい冷やご飯もさらさらと食べることができるので、おすすめです。
食べることを我慢できないという方、1食だけでも冷やご飯チャレンジして、ダイエットしちゃいましょう。(私も現在、冷やご飯ダイエットにチャレンジ中です!)