一時期、小麦粉のかわりに米粉を使ったパンなど、テレビCMでよく見かけましたよね。

私は、ご飯からパンができるなんて、簡単そうでいいなぁと思いました。当時、米粉パンを作るための機械を購入しようかなと思っていたのですが、主人はパンよりご飯派ということで、断念しました。

ならば、米粉を使って、パンを手作りしてみようと思い、米粉について色々と調べてみました。

というわけで、ここでは、米粉の栄養成分について、詳しくお伝えします。

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目次

米粉ってどんなもの?

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米粉の栄養成分について学ぶ前に、米粉がどんなものかを、簡単に復習しましょう。

米粉とは、お米を粉にしたものです。そう、名前のとおりです。

米粉は、古くから和菓子など色々な食品に使われてきました。しかし、近年では、昔よりもさらに細かく微細な米粉を作る技術ができたため、パンや洋菓子、麺類などにも用いられてきます。

近年の傾向として、米よりも小麦製品、パンや麺類などを好む人が増加傾向にあります。

一方、米粉を使うことで、米離れをしている人達にも、新たな米の需要につながります。

その結果、食料の支給率アップなどにも貢献することから、農業面からも期待されているのが米粉なんです。

米の種類には大きく「うるち米」と「もち米」に分類されます。

うるち米とは、ういろうや草餅に使われる、上新粉が代表的ですが、米粉もうるち米を主原料としています。

うるち米は、もち米と違って、べたべたとした粘り気が少ない、さらっとした食感のお米です。

一方、もち米には、お赤飯や餅などに使われるほかに、白玉団子などの白玉粉などがあります。

もち米は、独特の粘り気とまとまりやすいという特徴があります。

米粉についての復習はここまでにして、次の項では、米粉の栄養成分について詳しく紹介していきます。

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米粉の栄養成分

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米粉の栄養成分は、炭水化物であるでんぷんを多く含みますが、消化が緩やかなため、血糖値の急激な上昇がなく、腹持ちが良いという特徴があります。

【米粉と薄力粉の栄養成分の違いの表(可食部100gあたり)】

エネルギー
(Kcal)
タンパク質
(g)
アミノ酸スコア 脂質
(g)
炭水化物
(g)
米粉 362 6.2 65 0.9 78.5
薄力粉 368 8.0 44 1.7 75.9
総カロリーは、米粉の方が薄力粉よりもやや少ないといです。

タンパク質は小麦粉よりやや少ないですが、タンパク質を体内で利用するために必要な必須アミノ酸は、小麦粉より非常にバランスよく含まれています。

タンパク質の品質を評価するためのスコアを「アミノ酸スコア」といい、必須アミノ酸をすべて含んだ状態を「アミノ酸スコア100点」といいます。

つまり、アミノ酸スコアは、100に近い状態ほど、良いことになります。

アミノ酸スコアの結果からも米粉の方が薄力粉よりも優れていることになります。

脂質は米粉の方が薄力粉よりも少ないですが、炭水化物は米粉の方が多いです。

炭水化物よりも脂質の方が1gあたりのカロリーは低いため、総カロリーは米粉の方が低いということになります。

同じパンでも、米粉のパンの方がダイエットに向いているということになりますよね。

さて米粉は、栄養面からも優れていることがわかりました。

ならば、小麦粉のかわりに米粉を使ってみようと思いますよね。

私は、パンや菓子など、米粉を使えるものを一通り作ってみました。その作ってみた経験などを次の項で詳しく紹介していきます。

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米粉を用いた調理方法

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米粉を用いた調理例は、次の4つがあります。

  • パン
  • 菓子
  • 揚げ物
  • とろみ剤


それぞれについて詳しく紹介していきます。

パン

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米粉を使ったパンは、加熱後、小麦粉のときと違って、パンの収縮が少なかったです。

小麦粉よりも、もちもちとしていて、柔らかいのが印象的でした。

しかし、小麦粉にある粘りの成分グルテンが米粉にはないため、小麦のパンの独特な粘り気はなく、比較的さらっとした舌触りでした。

さらっとした舌触りが気になる方は、米粉パンをトーストするのがおすすめです。

我が家は、菓子パン以外のパンは、ほとんどの場合、トーストするのが好きです。米粉パンをトーストすると、しないときよりももちもちとした弾力が増して、小麦粉のパンにより近くなります。

菓子

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米粉は小麦粉よりも細かいため、菓子作りに用いるとなめらかな食感でしっとりとしたお菓子ができました。

ただし、小麦粉と比べて、米粉は火が通りにくいので、焼いたり加熱する温度を高めに設定することがポイントです。

私は、米粉のクッキーを作ってみました。最初は、温度設定が上手にできなかったので、生焼けになってしまいました。

でも、上手に焼けると、とっても軽い食感のクッキーができておいしかったです。

揚げ物

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天ぷらなどの揚げ物をするときの小麦粉を米粉に変えたら、少しヘルシーになるかなと考え試してみました。

揚げ物の仕上がりは、小麦粉と同じでした。

あとから、調べてみると、米粉は小麦粉に比べて油の吸収が抑えられるといわれています。

ダイエット中の方など脂分を気にされる方は、米粉がおすすめです。

とろみ剤

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ちょうど、とろっとしたあんかけを作るときに、片栗粉を切らしていたので、米粉をかわりに使ってみました。

普通のとろみがつき、味もいつも通りでした。

米粉自体には、味はほとんどありません。単純に水で溶くと、ほのかに米のいい香がします。

私は、子供の離乳食のとろみをつけるのに、最初の頃は米粉を使っていました。

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まとめ

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米粉の栄養成分は、全体的に小麦粉よりも優れていることがわかりました。

しかも、パンや菓子に使っても、ほとんど小麦粉と食感など違いがわかりません

米粉だよと言われれば、何となく舌ざわりがさらっとしているかな程度です。

主人に試しに、米粉と小麦粉でパンを作って、食べ比べをしてもらったところ、真逆の回答をしました。

米粉のパンと小麦粉と間違え、小麦粉のパンを米粉と回答しました。

主人曰く、両方ともうまいのであり!だそうです。

米粉はスーパーで購入する際は、小麦粉よりも若干コストがかかります。でも、私の地域のスーパーの中には、米粉の特売があったりするので、それを狙っています。

また、米粉は小麦粉と違って、グルテンを含まないため、小麦アレルギーの方も安心して使うことができます

でも、私の友人から聞いた話ですが、市販のパンを作る機械で、米粉を用いると、ぼそぼそとした水分の少ないパンが出来上がってしまうこともあるようです。

そのため、友人は、小麦粉と米粉をブレンドしてパンを作っているそうです。

自分好みのオリジナルのブレンドしたり、パンや菓子、料理などに、米粉を上手に使っていきましょう。


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