寒い季節になると、スーパーのインスタントコーナーで温かい飲み物が目につくようになりますよね。温かい飲み物の中に”乾燥生姜“などが目立つようにポップがあったりします。

生姜と聞くと、何となく体がポカポカ温かくなりそう、風邪のときなどに治りを早くしてくれそうなど、体に良いイメージがあります。私は、生姜などの薬味が大好きで、チューブの生姜を紅茶などに入れて、ジンジャー風味を楽しんだりしています。

そんな生姜好きな私が、最近スーパーで生姜のパウダーなるものを発見しました。

ものは試しと思って、1つ購入してみて、紅茶に入れて飲んでみたところ、体がポッカポカになりました。

そこで、生姜のパウダーなどの乾燥生姜の効能について、詳しくお伝えいたします。

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目次

乾燥生姜と生姜の違い

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乾燥生姜の効能を知る前に、乾燥生姜と生姜の違いについて、簡単におさらいしましょう。

乾燥生姜と生姜の違いは、文字通り、生姜を乾燥したものが、乾燥生姜です。

生の生姜には、体を温めた後、発汗させる効果があります。

また、胃腸の調子を整えたり、喉や咳などの炎症を抑える効果があります。

これらの効果は、生の生姜に含まれる”ジンゲロール“という成分です。

ジンゲロールを多く含む生姜は、体を温める効果がありますが、体の中心部分、体幹を主に温めるため、手足などの末端までポカポカと温める効果が少ないといわれています。

一方、乾燥生姜は、生の生姜を蒸したりした後、乾燥させたものです。

私が購入した生姜パウダーも商品説明の部分に乾燥生姜と書かれていました。

乾燥生姜には、先の項で説明した、ジンゲロールの含有量は少なく、”ショウガオール“と呼ばれる、内臓を温める役割をするものが多く含まれます。

つまり、体を温めるだけならば、ショウガオールを多く含む乾燥生姜の方が適しているんですね。

また、生姜って、生のものと乾燥しているものでは、含まれる成分も異なるんですね。

さらに、体の温まり方は、乾燥生姜の方が優れているなんて驚きです。

乾燥生姜は体を温める効果があることはわかりましたが、その他にも体に嬉しい効能がたくさんあります。

次の項では、乾燥生姜の効能について詳しく説明していきます。

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乾燥生姜の効能

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先ほどの項で、ジンゲロールとショウガオールについて説明してきましたが、ショウガオールは、元々はジンゲロールです。

ジンゲロールに熱が加わると、ショウガオールに変換されます。

乾燥生姜の効能とは、主に含まれるショウガオールの2つの効能です。

  • 身体の深部に熱を作る
  • 抗酸化作用


それぞれについて詳しく紹介していきます。

身体の深部に熱を作る

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乾燥生姜の最も代表的な効能は、体を温めることです。

それも、ただ温めるだけでなく、とにかく体の深い部分から温めてくれます

これは、ショウガオールに、体全体の代謝をアップさせ、深部から熱を作り出す働きがあるといわれています。

しかも、ショウガオールには、ジンゲロールほど、発汗作用が強くないため、体を冷やす効果はほとんどありません

そのため、身体を芯から温めて、その温かい状態が続くという特徴があります。

抗酸化作用

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乾燥生姜に多く含まれるショウガオールは、ポリフェノールの一種です。

ポリフェノールは、ニンジンやゴボウなどの根菜の皮の部分に多く含まれています。

ポリフェノールは、外部からの刺激から大切な部分を守るために、ストレスに強いという性質をもっています。

これは、外部からストレスなどの刺激が与えられると、体の中で、酸化物質ができてしまいます。この酸化物質は、体の細胞を老化させる、血液をドロドロにするなどマイナスな作用があります。

この酸化物質が作られにくくする作用が抗酸化作用です。

乾燥生姜のショウガオールは、抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果として、細胞の老化を防ぎ、新進代謝を活発にする他、血液をサラサラにする効果があるといわれています。

乾燥生姜の効能の目玉は、深部から体を温めてくれることですね。

我が家は、主人が暑がりで、夏になると冷房をガンガンに使用します。

当然、主人の適温は、私にとっては寒いということになります。そして、残念なことに私は頑固な末端冷え性持ちです。

これまでは、生の生姜をすりおろしたりして用いていましたが、これでは、少ししか温まらないことがわかりました。

早速、乾燥生姜を紅茶に入れて飲んでいます。

そこで、最大限、乾燥紅茶の効能を得るための方法を次の項で簡単に説明します。

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乾燥生姜の取り方

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乾燥生姜が身体を温める効果は、食後約30分程度から効き始め、約3時間持続するといわれています。

では、どのくらいの量を目安にとればいいの?と思う方もいらっしゃると思います。

目安の量は、生の生姜と同じ量、1日10g程度といわれています。

10gの目安は、親指の第一関節程度の量が該当します。

10gの生姜を摂取すると、体のエネルギー消費が、6~8%増加するといわれています。

生姜を摂取するだけで、代謝がアップするなんて嬉しいですよね。

乾燥生姜は、生の生姜よりも、生姜独特の香りが少ないです。そのため、生姜の香りを楽しむ、薬味としての働きはおすすめしません。

一方、香りが強くないため、どんなものに混ぜても、存在を主張しないということがあります。

そのため、焼き肉や煮魚、煮物に少しプラスすると、体もポカポカになり、味にも影響がないのでおすすめです。

我が家は、ホットレモンに少し乾燥生姜をプラスしています。

親指の第一関節の3分の1程度の乾燥生姜を入れていますが、入ってる?と思うくらい味に変化がありません。

体も温まるのでおすすめです。

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まとめ

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乾燥生姜の効能には、ショウガオールの働きの”身体を深部から温める効果“や”抗酸化作用“があることがわかりました。

特に、体を温める効果は、摂取後約3時間程度持続するのも嬉しい効果ですよね。

冬の季節は、通勤、通学で電車に乗るまでに結構、体が冷えてしまいますよね。

我が家は、最寄りの駅まで、主人は自転車通勤しているため、寒い季節は、自宅から駅に着くまでに、体が冷え冷えになってしまいます。

でも、乾燥生姜を朝の味噌汁にプラスして食べるようにしたところ、自転車で風を切って運転しても、体は冷えにくくなったと言っていました。

もちろん、私も、冷たくなりやすい足先もポカポカで過ごすことができました。

冷え性の方、外でお仕事をされる方は、ぜひ、乾燥生姜を上手に食べて寒い季節を乗り切りましょう!