食費の節約というのは主婦のさじ加減でどうにでもなる!というのはわかっていても、一体どうやったらいいのか?わからないままの忙しさの中で、何となく値段の安いものを買ったり、買うものを控えたり…というふうに行動していませんか?
「食費を節約したい!」「無駄な買い物はしたくない!」と切に思っている方、一度じっくり食費について考えてみるのはいかがでしょう。
整理ができればあとはそれに則って買い物をしていくだけなので、実は節約の一番の近道になるのです。
そこで今回は無駄な買い物をしないで、食費節約の買い物をするためのポイントを3つに分けてご紹介します。
- 買い物を仕事と考えて準備をする(買い物は行く前が勝負)
- スーパーでの行動はスマートに(きょろきょろしないで颯爽と)
- 帰宅してからの行動でモチベーションアップ
目次
買い物を仕事と考えてみる
自分の家事のやり方にこだわりを持っていたり、自信を持ってやっていますか?
お給料をもらっている家政婦さんなら、仕事として工夫して一生懸命にできますが、主婦の仕事は成果がわかりづらいのでモチベーションが中々上がらない場合もありますよね。
最近話題になった「専業主婦の家事を給料に換算するといくらになるのか」というデータがあります。
「子育てなし主婦=年収240万(月給20万)」
「子育てあり主婦=年収480万(月収40万)」
という結果ですが、意外と多いなと感じるのではないでしょうか。
実際には給料をもらえるわけではないですが、自分の家事は本来これだけの給料に相当するのだと自覚してもらえると思います。
けれど、オススメしたいのはこれを武器に夫を責める!ということではありません。
ポイントは、買い物を「仕事」だと考えて行動してみるという発想の転換です。
「仕事」をする際には、手順・正確さ・合理性・利害損得など色々な検討結果をもとに行動しますよね。それを買い物にも応用してみるということです。そうすることで、買い物(仕事)の充実感や達成感を感じることにつながるからです。
買い物に行く準備
まずは買い物に行く準備です。
節約するためには準備からが大切です!
- 予算を決めて分別する
- どれくらいの数量を買うのかを決める
- お得な日や店などのリサーチ
まずは予算を決めます。そして毎月の食費を、買い物に行く回数で割って出た金額のみ使用します。
次に全体の予算が決まったら、それを大まかに分別します。
(例)食費25000円の場合
【予算5000円(買い物5回/月)】
- 野菜:2000円(果物含む)
- たんぱく質:2000円
- その他:1000円(調味料や嗜好品など)
最後に食事のメインとなる項目で、どれくらいの数量を買うのか?というのを考えます。
(例)
- 野菜:10種類(果物含む)
- たんぱく質:5日分
冷静になれる自宅で「買い物」についてしっかりと把握することで、実際に買い物に行った時にうっかり衝動買いしてしまうというようなことを防ぐ効果があるのです。
また普段から、安くて良質な食品が置いてある店をリサーチしたり、買いに行くのにベストな日をチェックしたりしておくことも重要です。
スーパーでの行動はスマートに
予算と数量が決まったら、実際にスーパーへ買い物に出かけましょう。まず野菜は1週間日持ちするように新鮮なもので、安価な旬のものを探します。
私の場合は、だいたい100円前後のものを目安に10〜15個くらいの果物を選んでいます。1週間で使い切るので小分けされているものは比較的手頃な値段になっていてオススメです。
次にメインとなるタンパク質は1週間のうちの5日分を選びます。残りの2日はどうするのか?と言うと、5日間の食材のそれぞれ1割分だけ取り分けて保存しておく方法で捻出します。
ちなみに私の場合は、毎日食べる納豆や豆腐・油揚げなどもタンパク質の予算の中で賄います。
最後に嗜好品や調味料、基本のものを買います。調味料などは価格が高いため同じ週に重ならないように気をつけたり、余裕がある時にストックを1つだけ準備しておき急な出費を控えるようにしておきます。
またお米など高額になるものは、あらかじめ食費の中から差し引いて計算しておくと良いでしょう。
買う物や予算が決まっているので、思いがけずセールをしていて予算が余った時には、好きなものを買ったりストックしたりして上手にストレス発散もできます。
スーパーなどでは、音楽が流れていたり楽しそうなポップの商品案内などを見ていると購買意欲が上がりますよね。そのせいで、必要ではないものもうっかり買ってしまったりして予算オーバーということにもつながります。
「決めたもの以外は、予算が余ってなければ買わずに颯爽と帰る」という姿勢が大切です。
帰宅してからの行動でモチベーションアップ
無事に買い物を終えたら、帰宅してテーブルの上に広げます。その際に、冷蔵庫の各部や食材庫別に並べます。私はこれが1番好きな作業です!
始め何も考えずに冷蔵庫にしまう作業をしているだけの時は、面倒で仕方がなかったのですが、これも仕事と考えるようにして、いかに効率良くしまうことができるのか?どうやったら使いやすい収納ができるか?を考えて行うと、全部終わった時に達成感と満足感を感じて疲れが吹き飛びます。
綺麗なものを見るのは気持ちが良いですよね。冷蔵庫の中もまた同じなのです。
整然と綺麗に並べることで、食材の無駄を省き料理の効率も上げることができます。
さて、ほっと一息お茶でも飲んだらいよいよ最後の仕事が総括です。これは、簡単な家計簿として合計金額を記録するという作業です。
今は無料でも、簡単な家計簿アプリなどもあるので上手に取り入れると良いでしょう。
私がもう5年ほど使用しているのはZaimというアプリで、これはあらかじめ予算を設定しておくと、残金などを自動計算して表示されるので大いに便利です。
特に、クレジットカードを利用しているので明細をチェックするときにとても助かっています。
記録したらレシートは捨てられるので、財布もスッキリですね。
家計簿の役割は他に、客観的に評価ができるという点です。冷静に評価して、次の買い物への教訓にします。これを続けていくことで、最初は失敗が続いたとしても確実に成功へ繋がっていきます。
千里の道も一歩からです。
まとめ
いかがでしたか?
家事というのは、地味なものなので時には苦痛だったり、適当にしてしまうこともありますよね?
そんな時には発想の転換をして、「やりがいのある仕事」と捉えることが大切です。
そして、自分の仕事に責任と誇りを持ち真剣に工夫しながら取り組んでいきましょう。
もしかしたら家事・育児で培ったプロ意識が後々自分のスキルに役立つことになるかもしれません。
不思議なことに、私はこうやって買い物を「仕事」とみなして行うことによって、他の家事に対しても「仕事」というスタンスで行うようになりました。そしてそれと同時に、家事がぐんぐん楽しくなっていきました。
どうせやることならとことん極めて、家事を楽しんでみてはいかがでしょうか。