暑い夏の季節、暑いところに長時間いて、何だか気持ち悪くなって、だるいなんて経験ありませんか?

それは、熱中症の症状かもしれません。

熱中症って、暑い外にいるだけではなく、部屋の中にいても、起こってしまいます。しかも、部屋の中にいると、熱中症の症状が起こっているのが分かりにくく、気が付いた時には、意識がないなんて恐ろしいこともあります。

熱中症のときは、暑くて汗が出ているんだから、水を飲んだらいいんじゃない?!と思う方、ちょっとまってください。熱中症のときは、水をがぶがぶ飲むのはかえって、症状が悪化してしまうこともあります。

そんなときに、熱中症に効く食べ物や飲み物の飲み方を知っていれば、熱中症の症状を軽減できるだけでなく、熱中症を予防できるかもしれません。

そこで、熱中症に効く食べ物や飲み物の飲み方について、詳しく紹介していきます。

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目次

熱中症に効く食べ物と飲み物を知ろう

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最初に熱中症に効く食べ物と飲み物の飲み方について学びましょう。

熱中症に効く食べ物や飲み物には、次の3つの同じ共通点があります。

  • 水分
  • 塩分
  • ナトリウム

  • ミネラル
  • カリウム、マグネシウム、カルシウム


これらの成分をバランスよく含んだ食材や飲み物を選びましょう。

その理由は、人の体は、塩分の主成分のナトリウムとミネラルのカリウムの2つの成分が細胞の中と外に出たり入ったりします。この2つのバランスが崩れてしまうと、脱水症状になったり、中毒症状が起きてしまいます

熱中症となると、汗を大量にかいたりしている状況もあるため、水を飲むという方もいらっしゃると思いますが、熱中症が深刻になってくると、体の中のナトリウムとカリウムのバランスが崩れてきています。

人の汗や涙って、舐めるとしょっぱいですよね。このしょっぱいのは、汗や涙と一緒に、体の中のナトリウムも外に出ているからなんです。つまり、大量に汗をかいてしまうと、ナトリウムが体の外に出すぎてしまい、不足してしまいます。

そこに大量の水を飲んでしまうと、体の中のナトリウムの濃度がさらに薄くなってしまい、水中毒と呼ばれる頭痛嘔吐意識障害などの中毒症状がでてしまいます。

また、当然、カリウムなどのミネラル成分も汗を一緒に体の外に出てしまうので、ナトリウムに加えて、ミネラルも水と一緒に補給することが大切です。

水分、塩分、ミネラルをバランスよく含んだ食べ物や飲み物は次の5つがあります。

  • 梅干し
  • 塩をふったスイカ
  • 塩をふったきゅうり
  • スポーツドリンク
  • 経口補水液


これらの食べ物や飲み物は、元々塩分が多い食材となっています。そのため、元気なときに飲んだり食べたりすると、ちょっとしょっぱいな、美味しくないなと感じる人が多いです。

熱中症の症状が起きているときは、これらの食べ物や飲み物が美味しいと感じることもあるため、自分の味覚が一つのバロメーターになります

食べ物は中々、外で食べることはできないですが、飲み物ならば、簡単に持ち運びもできるし、摂取することができるので、夏の暑い季節に外で仕事をしたり、室内で体を動かす作業が多い方は、一本、お守りとして携帯することがおすすめですよ。

熱中症の症状が出ているときや熱中症を予防するためには、飲み物を上手に利用することがポイントです。

皆さんは、暑いときって、ついついキンキンに冷えた冷たい飲み物、飲んでしまいませんか?実はこの飲み方、やりすぎてしまうと、体に負担がかかってしまうんです。

ただでさえ、熱中症の症状で体が弱っているのに、飲み物で余計に負担になっても困ってしまいますよね。

そこで、次の項では、熱中症の症状が出ているときや、予防するための、おすすめな飲み物の飲み方について、詳しくお伝えしていきます。

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熱中症のときの正しい飲み方

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熱中症のときや予防する際の正しい飲み物の飲み方は、次の3つのポイントをおさえましょう。

  • 30分に1回は、コップ1杯の飲み物を飲む
  • コップ1杯の水も2~3回に分けて飲む
  • 飲み物の温度は、5℃~15℃くらいのもの


熱中症の症状が起きているときも、予防するときも、急激に大量の飲み物を摂取することは体に負担になってしまいます。人の体が一度に吸収できる水分の量には限りがあります。せっかく飲んだのに、体が吸収できなければ、結局、尿として外に排出されてしまいます。それは、もったいないですよね。

そのため、飲み物は喉が渇かないように、30分に1回コップ1杯程度を飲むのが大切です。また、コップ1杯も一度に飲み切るのではなく、数回に分けて飲むことで、体も水分を必要な分だけ取り込むことができます。

また、飲み物の温度も大切で、キンキンに冷えた飲み物は胃腸に刺激を与えてしまいます。その結果、消化不良や、下痢、腹痛の原因にもなってしまうため、飲み物の温度は5℃~15℃程度がよいといわれています。

この温度の目安は、蛇口から数秒水を出して、水の温度が一定になったところがおおよそ5℃~15℃なので、これを目安にしてください。

さて、熱中症に効く、食べ物や飲み物などについて紹介してきました。さらに、飲み物の正しい飲み方も学びましたよね。

でも、できれば熱中症は予防できるならば、予防したいですよね。実は、熱中症と筋肉って、深い関係があるのを知っていますか?

そこで、次の項では、熱中症予防と筋肉の関係について、詳しくお伝えしていきます。

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熱中症予防と筋肉の関係

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熱中症になる原因の1つには、体内の水分量の不足が挙げられますが、こまめに水分をとっていても熱中症になる方もいます。

それは、体内に貯めることができる水分量が通常よりも少ないことが考えられます。この水分量の多い人と少ない人の違いは、実は「筋肉」にあったのです。

筋肉量と水分量の関係は、実は人間の体の中で最も大量の水分を持っているのは「筋肉」です。

筋肉は水分を貯める貯蔵タンクの役割があり、筋肉量が少ない人は水分を貯める量が少ないと言われています。このような人は、少しの暑さでも脱水状態になりやすく、水を飲んでも貯めておくことができにくいのです。

そんな筋肉を効率よく増やす方法に”インターバル速歩“があります。これについて詳しく説明していきます。

インターバル速歩

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インターバル速歩とは、運動にメリハリをつけて、筋肉に短時間に強いストレスを与えるときと、ストレスを緩めることを繰り返し行う方法です。

具体的なやり方は次の通りです。

  1. ややきつめの速歩を3分間行う
  2. ゆっくり歩きを3分間行う
  3. ※これらを交互に繰り返す


たったこれだけでOK。最初は1日15分くらいから始め、慣れてきたら1日30分、週に3~4回程度行うと効果的です。

これならば、通勤などで、最寄り駅まで歩いて通っている方は、緩急をつけて歩くだけなので、実践しやすいですよね。

でも、1分程度の短い時間で、インターバル速歩をやっても、筋肉に十分なストレスを与えることができないので、ややきつめの速歩を行う際は最低でも3分を目安に行うようにしてください。

かといって、速歩だけをやるというのは、足が疲れてしまいますので、自分に合った時間を決めて、ややきつめの速歩をやったのと同じ時間だけ、ゆっくり歩きもするようにしましょう。

ただし、熱中症が起きやすい夏場に無理をすると、熱中症を発症してしまう場合があります。そのため、気温が25度を超えるような時間帯を避けて、朝晩の涼しい時間帯で実践してくださいね。

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まとめ

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熱中症に効く食べ物や飲み物は、水分塩分ミネラルが豊富に含まれているものがおすすめです。

夏に旬を迎える、キュウリやスイカなどの食べ物は、水分やミネラルが豊富に含まれています。そこに、少し塩をふるだけで、あっという間に熱中症に効く食べ物になります。

また、熱中症の症状がでているときや予防する際には、飲み物を上手に利用しましょう。熱中症のときの正しい飲み方は、次の3つがポイントです。

  • 30分に1回は、コップ1杯の飲み物を飲む
  • コップ1杯の水も2~3回に分けて飲む
  • 飲み物の温度は、5℃~15℃くらいのもの


喉が渇いた状態で、がぶがぶと飲み物を飲むのは正しい飲み方ではありません。少し昔は、運動中は飲み物を我慢するという習慣がありました。これでは、脱水症状や熱中症の症状が出てしまって、本来のパフォーマンスができません。

上手な飲み方をして、熱中症を予防してくださいね。