風邪の引きはじめなどに”喉が痛い“と感じることがありますよね。喉の痛みは、悪化すると息をしたり食事をとるのもつらくなってしまいます。
私は風邪を引くときには、必ず喉の痛みから始まります。そんな私は、今までも喉の痛みを自分で和らげる対処法を色々と試してきました。
そこで、ここでは、私の実践した喉の痛みへ自分でできる対処法について紹介していきます。
目次
喉の痛みの原因
最初に、喉が痛くなる原因について知りましょう。
喉が痛くなる原因は、喉に炎症が起きているためです。
喉に炎症を起こす仕組みは、
- 細菌やウイルス、トウガラシなどの刺激物などの異物が喉の粘膜に付着
- 異物を排除しようと免疫細胞の自己免疫が喉に集まる
- 異物と免疫細胞が戦いだして、熱や炎症を起こす
というものです。
炎症がひどくなると、体が危険だと判断し、痛みを出して、脳などに危険を認識させます。喉に痛みが出ると、痰なども伴います。痰は、喉にくっついた細菌などを外に排出するためのものです。
また、痰には緑色や黄色などの色がつく場合もあります。これは免疫細胞の戦った死骸が膿となって表れているためです。
このように喉の痛みは、細菌などの異物が刺激となり、喉で炎症を起こしていることが原因なのです。
喉の痛みへの対処法
喉が痛くなってしまったとき自分でできる対処法について紹介していきます。
自分でできる対処法は、
- 喉を温める
- 喉を保湿する
- 水分をとる
- こまめにうがいをする
です。それぞれ、詳しく説明していきます。
喉を温める
喉に炎症がおきると、熱が出たりします。
熱として感じなくても、喉が痛いなと思ったときに喉を触ってみてください。いつもより暖かいと思います。
体は喉についた異物を排除するために熱を出して応戦しているのです。
体温が1℃上昇すると免疫力は5倍にもなるといわれています。喉を温かいおしぼりなどで温める、マフラーなどで保温するだけで、喉の免疫力を高めて、早くに痛みを軽減することができます。
冬の時期にマフラーを首に巻くのは、寒さ対策だけでなく、免疫も高めるというダブルの効果があるわけです。
喉を保湿する
喉に痛みがあると、呼吸をしただけでも痛いという場合があります。
乾燥した空気は、喉に不必要な刺激を与えてしまいます。そこで、喉の痛みを軽減するために、喉を保湿することが大切です。加湿器などで部屋の湿度を保つことも大切ですが、もっと簡単な方法として、マスクをする方法があります。
呼吸をしたときに、マスクの中の温かく湿った空気を吸うと適度に湿度の保たれた状態になります。
寒い時期は冷たい空気が喉に強い刺激を与えてしまいますので、空気を温める役割もあるマスクがおすすめです。
水分をとる
喉が痛いときは、食べ物も飲み物も痛くて取りたくないと思ってしまいますよね。
先ほどの項で保湿が大切といいました。水分を取ることは体の脱水を軽減することができ、喉も保湿してくれます。
水を飲むのもよいのですが、私のおすすめは緑茶です!緑茶に含まれるカテキンは細菌などを殺菌する効果があります。
また、緑茶などに含まれるカフェインには、気道を広げる効果があり、痰などを出しやすくしてくれます。
こまめにうがいをする
喉が痛い原因には、喉の粘膜に異物が付いているためです。
この異物を早く体の外に出してしまえば痛みはなくなります。そのため、こまめにうがいをして、異物を外に出してしまいましょう!
うがいは“イソジン”が殺菌効果もあってよいと思います。しかし、”イソジン”は独特な味や使いすぎると歯が茶色く色素沈着してしまう欠点があります。
そこで、私のおすすめは”緑茶“でうがいです。緑茶でガラガラとうがいをして、水分補給に一口飲むということを繰り返すだけで、喉の痛みが軽減してきます。
緑茶は、色々な方法で活用できるので、喉が痛いときには大き目のペットボトルを購入して、ガンガン使ってしまいましょう。
さて、ここまでは喉が痛いときの自分でできる対処法について紹介してきました。自分でできる対処法をしても喉の痛みがよくならないということもありますよね。
痛いと会話をするのも苦痛になってしまいます。病院に行ければよいのですが、忙しくて病院に行けないという場合は、市販の薬を利用することも一つの方法です。でも、市販の薬には、飲むタイプやスプレータイプなど様々なものがあって迷ってしまいます。
次の項では、市販の薬でどのタイプを選んだらよいのかの目安を紹介していきます。
市販の薬を利用して、喉の痛みを和らげよう
市販の薬で喉の痛みを和らげる薬には、色々な種類があります。
ここでは、どのタイプのものは、どんなときに利用するのがよいのかなどの目安を紹介していきます。
具体的な痛みを和らげる薬の種類は、
- 飲むタイプ
- スプレータイプ
- 飴やトローチなど口の中で溶かすタイプ
です。
それぞれの薬のタイプの特徴を詳しく説明していきます。
飲むタイプ
飲むタイプには、錠剤やシロップなどがあります。
喉に体の中から効果を示すものになります。喉に炎症がおきると、痛みの他に腫れを伴う場合があります。
腫れてしまっていたり、炎症が喉の深くまで起こってしまうと、スプレーや口の中で溶かすタイプの表面からの効果では、十分に深い部分の炎症まで薬が到達できないことがあります。そのため、体の中から炎症を取り除くために飲むタイプがあります。
喉の痛みが起きてから、数日経過して、痛みの程度が悪化している場合は、飲むタイプを選んだ方が、体の中から効果を示してくれるので良いでしょう。
スプレータイプ
喉にノズルからスプレーして薬の成分を直接喉に着けるタイプのものがあります。
これは、喉に直接、薬をつけることができるので、効果が出るのも早く、喉にだけ作用するという特徴があります。このスプレータイプは、喉の痛みが起きた初期の段階で使用するのが効果的です。
喉の粘膜の表面に細菌などの異物がいるうちに、スプレータイプでやっつけてしまうのです。
しかし、時間が経って、炎症がひどくなった状態では、いくら表面にスプレーしても焼け石に水のような状態になってしまうので、注意しましょう!
飴やトローチなど口の中で溶かすタイプ
口の中で溶かすタイプには、のど飴やトローチがあります。唾液と一緒に混ざって、喉に効果を示してくれます。
紹介した3つの中で、喉への直接の効果は少ないものになります。一方で、口に含んで溶かすため、喉の保湿効果もあります。そのため、使い方は、喉が痛いなと思った初期にマスクをしながら、口の中に含むのがおすすめです。
このように喉の痛みの程度や時間経過に合わせて、市販の薬を導入してみましょう。薬を選ぶときには、ぜひ薬剤師に相談して、喉の痛みの症状やいつから痛いのかなどを伝えて、一緒に選んでもらいましょう。
まとめ
ここでは、喉が痛いときの自分でできる対処法について紹介してきました。
自分でできる対処法は、
- 喉を温める
- 喉を保湿する
- 水分をとる
- こまめにうがいをする
です。
どれも、マフラーを巻いたり、マスクをしたり、緑茶を飲むなど、普段の生活の中でできることです。
喉が痛いときには、喉の粘膜の異物を外に出したり、免疫を高めることも重要です、また、喉が痛いときには、市販の薬を使用することも検討しましょう。
市販の薬には、
- 飲むタイプ
- スプレータイプ
- 飴やトローチなど口の中で溶かすタイプ
があります。
喉の痛みが出始めたときには、スプレータイプや口の中で溶かすタイプが良いでしょう。
時間が経過したり、腫れがひどい場合は、飲むタイプがおすすめです。一方で、市販の薬を使用しても喉の痛みが取れない場合は、速やかに医療機関にかかってください。
私は、喉の痛みから始まり、扁桃腺が腫れ、猛烈な痛みとなるまで放置してしまいました。どうしようもなくなって病院を受診したら、医師に「あと少しで扁桃腺の腫れで気道がふさがるところでした。危なかったんですよ!」と怒られました。
私のように、危険な状態になる前に、病院にいくようにしてくださいね。自分でできる対処法は、喉が痛くないときから実践して、喉の痛みを予防する方法でもあります。
冬などの風邪が流行る季節には積極的に導入して、毎日を元気に過ごしましょう。