夏の季節になるとスーパーでよくみかけるのがオクラです。
オクラはネバネバ食材としても代表選手ですよね。我が家もオクラや納豆などネバネバ食材が大好きです。夏の暑い時期は、1日一食はネバネバを食べています。
そんなオクラの栄養素を最大限体に取り入れるためには、生で食べるのがいいって知っていますか?実はオクラの栄養素の中には、加熱処理に弱いものがあります。
ここでは、オクラを生で食べるメリットや美味しい食べ方について紹介していきます。
目次
オクラを生で食べるメリット
最初にオクラを生で食べるメリットを説明していきます。
オクラのネバネバ成分には、ガラクタン、ペクチン、ムチンなどが含まれています。このネバネバ成分には、動脈硬化の予防や便秘改善効果、胃粘膜の保護などの嬉しい効果がいっぱい含まれています。
特に、ムチンは、胃粘膜の保護の効果があるので、冷たいものの取りすぎなどで胃に負担がかかりやすい夏の強い味方です。一方で、ムチンは、熱に弱いため、加熱してしまうと、せっかくのムチンの効果が半減してしまいます。
オクラの栄養を余すことなく取り入れるためには、生のまま食べることをおすすめします。
その他のオクラの栄養素の効果効能については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、ご参照ください。
⇒ オクラの栄養と効果効能!あのネバネバの凄い力を解説!
オクラを生で食べると、胃粘膜を保護してくれるムチンを最大限体に取り入れることができます。でも、生のオクラって、青臭かったり、ざらっとしていたりと舌触りがよくないこともあります。
我が家も主人は、生のオクラがあまり得意ではありません。私は、そんな主人のためにも、生で美味しく食べられる方法を習得しました。
次の項で詳しく紹介していきます。
オクラの美味しい食べ方
オクラは少しの手間をかけると、生でも美味しく食べられるようになります。
美味しく食べるためのポイントはこちらです。
- オクラを下処理する
- 食べ方を工夫する
それぞれについて、順番に解説していきます!
オクラを下処理する
オクラを生で食べるためには、しっかりと下処理をしましょう。
まず、スーパーでオクラを選ぶときには、皮が柔らかいものを選びましょう。
大きくなりすぎると、オクラの皮はどんどん硬くなってしまいます。そのため、生で食べるならば、中くらいの大きさの、柔らかいものを選んできましょう。
オクラを生で食べるときの下処理は、次のようにします。
- 水でよくオクラを洗う
- 塩で揉んでオクラの産毛を取り除く
- オクラを細かく刻む
オクラの産毛はざらざらとした舌触りの原因となります。苦手な場合は塩でしっかりと産毛を取りましょう。
私は、ずぼらなので、スーパーで売られている緑のネットに入った状態ならば、ネットに入れたまま、オクラを優しくもみ洗いして、産毛を取ってしまいます。
塩を使う手間がなくなるので、おすすめです。ただし、塩を使うにしても、ネットに入れたままもみ洗いをするにしても、力を入れすぎてしまうと、オクラに傷がつきしなしなになってしまうので、注意してください。
また、オクラは細かく刻むことで、青臭さが軽減します。匂いが嫌だという方は、細かく切ってみてください。
細かく刻むことで、オクラの細胞からネバネバ成分が出て、粘りが断然アップします。舌触りもネバネバがカバーしてくれて、美味しくサラっと食べることができます。
食べ方を工夫する
細かく刻んだ、生のオクラが準備できたら、そのまま食べてもいいですが、やっぱり舌触りや青臭いのが気になるという方は次のレシピを試してみてください。
- オクラと大根おろし
- オクラと梅肉
- オクラとキムチ
- オクラと納豆
- オクラのとろろ
全部、食材を混ぜ合わせるだけでOKなので、簡単に一品、食卓に追加できるのでおすすめです。
オクラと大根おろし
胃が疲れたなと感じたり、食欲がないなと思ったときには、オクラと大根おろしを混ぜたものがおすすめです。
オクラのネバネバも大根おろしが軽減してくれて食べやすいですし、オクラの胃粘膜の保護効果と、大根おろしの食べ物の消化を助けてくれる働きで二重に胃腸に優しいレシピです。
オクラと梅肉
たくさん汗をかいた日には、オクラと梅干しを混ぜ合わせたものがおすすめです。
梅干しが、口の中をさっぱりとしてくれるし、失った塩分も補給してくれます。
オクラと梅肉を混ぜたものは、そうめんや冷ややっこの薬味にも使えるので、サッと加えて、料理のレパートリーが簡単に増えますよ。
オクラとキムチ
食欲がないときには、オクラとキムチを混ぜたもので、刺激をプラスするのがおすすめです。
キムチなどの発酵食品は胃や腸の環境を整えてくれますし、オクラのネバネバがプラスされて、胃腸を元気にしてくれます。
このレシピも、そうめんやソバ、冷ややっこなどの薬味にも早変わりしますし、キュウリなどの浅漬けに添えるのもGOODです。
オクラと納豆
我が家は、夏の時期は、ネギの変わりにオクラを納豆に混ぜています。
生のオクラのシャキシャキとした食感は、納豆にも合います。空気をよく含ませるようにすると、ふわふわのオクラ納豆となり、とっても美味しいですよ!
オクラのとろろ
最後はオクラのとろろです。刻んだオクラに水を加えて15分ほど放置するだけで、驚くほどの粘りになります。
水の量はオクラ5本分に対して、大さじ3杯くらいが目安です。水の量を減らしたり増やしたりすれば粘りを調整できます。そして、醤油とだし汁で味を付ければ、山芋で作ったとろろ芋のような使い方ができます!
そうめんやそばの漬け汁に混ぜたり、ご飯の上にのせたりする食べ方がおすすめです!
まとめ
今回は、オクラを生で食べるメリットや美味しい食べ方を紹介してきました。
オクラを生で食べるメリットは、ネバネバ成分の一つのムチンを最大限、体に取り込めることです。ムチンは胃粘膜を保護する効果があるため、夏バテを予防してくれます。しかし、ムチンは熱に弱いため、生で食べることがおすすめです。
生で食べるときのオクラの下処理をおさらいすると次のようになります。
- 柔らかいオクラを選ぶ
- 水でよくオクラを洗う
- 塩でオクラの産毛を取り除く
- オクラを細かく刻む
柔らかいオクラは塩を使って産毛を取り除くと、ザラっとした舌触りを軽減することができます。
また、オクラを細かく刻むことで、オクラのネバネバがまし、青臭い匂いをネバネバが軽減してくれるし、舌触りもつるっとした食感になります。
細かく刻んだオクラは、梅肉や大根おろし、キムチ、納豆などの食材と混ぜ合わせて、食卓の一品にしたり、冷ややっこなどの薬味として用いるのもGOOD。
オクラは冷蔵庫などの気温差に敏感に反応して、変色しやすいので、スーパーなどで購入してきたら、その日の内に調理して食べてしまいましょう。
それでも、青臭さや舌触りが苦手という方は、サッと湯通ししてみてください。柔らかくなって、これもまた美味しいですよ。
食べ方を工夫して、オクラのネバネバで元気になってくださいね!