夏の季節になるとスーパーでみかけるのがオクラです。
サッと湯通しして、包丁で刻むとネバネバして、豚しゃぶ、そうめん、ソバなとど一緒に食べると美味しいですよね!我が家では、夫婦そろってネバネバ食材が大好きで、納豆やめかぶとオクラを混ぜてネバネバ増しで食べています。
そんなオクラにはたくさんの栄養素がつまっています。
そこで、ここでは、オクラの栄養や効果効能について詳しく説明していきます。
目次
オクラの栄養と効果効能
最初に、オクラの栄養と効果効能を紹介していきます。
オクラの栄養には、次のようなものがあります。
成分 | 含有量 | 備考 |
---|---|---|
ガラクタン | 合計5mg | 3つとも水溶性食物繊維 |
ペクチン | ||
ムチン | ||
βカロテン | 670μG | |
カリウム | 221mg |
それぞれの栄養の効果効能について詳しく説明していきます。
ガラクタン
ガラクタンはオクラのネバネバ成分の一つで、糖たんぱく質という炭水化物とたんぱく質の複合体です。
ガラクタンには、動脈硬化の予防や脳細胞を活性化する効果があるといわれています。脳細胞を活性化することから、認知症の予防効果が期待されています。
ペクチン
ペクチンもオクラのネバネバに含まれています。
ペクチンは、柑橘系のフルーツ、リンゴなどに多く含まれている、水溶性食物繊維の一つです。
ペクチンには、コレステロールや血糖値の上昇を緩やかにする効果があるといわれています。
また、食物繊維の働きで、便秘や下痢などの改善効果があります。体の中の老廃物を外に排泄する働きがあるため、デトックス効果やダイエット効果があるともいわれています。
ムチン
ムチンもオクラのネバネバに含まれています。ムチンも糖たんぱく質で、納豆にも含まれている成分です。
ムチンには、胃の粘膜を保護する効果があるため、胃腸の状態を整え、胃炎や胃潰瘍を予防するといわれています。
夏は冷たいものなどを取りすぎたりして、胃腸に負担がかかりやすいので、ムチンを取り入れて、元気な胃腸を取り戻しましょう。
βカロテン
オクラはきれいな緑色をしていますよね。緑色やオレンジ色などの野菜、緑黄色野菜に多く含まれるβカロテンが、オクラに豊富に含まれています。
オクラのβカロテンは、レタスの3倍ともいわれています。βカロテンは、体の中でビタミンAに変換されて、目の疲れを軽減する効果があります。
ビタミンAは、目の神経伝達物質となるため、眼精疲労の改善や視力の維持などに役立っています。また、ビタミンAは心筋梗塞や動脈硬化の予防にも効果があるともいわれています。
カリウム
オクラには、カリウムも豊富に含まれています。
夏は、汗として塩分がたくさん外に出やすいですよね。人の体は、塩分のバランスをとるのに、カリウムが重要な役割を担っています。
口から塩分を取り込むと、摂りすぎた余分な塩分を体の外に排泄する働きをするのがカリウムです。そのため、体のむくみを軽減することができます。
反対に、体内のカリウムが不足すると、塩分を上手に体の外に出すことが出来なくなってしまうので、体のむくみや血圧にも影響がでるといわれています。
さて、ここまで、オクラの栄養と効果効能について説明してきました。たくさん栄養素が詰まったオクラ、どうせ食べるならば、美味しいものを選びたいですよね!
次の項では、美味しいオクラの見分け方について紹介していきます。
美味しいオクラの見分け方
美味しいオクラの見分け方には、いくつかポイントがあります。
美味しいオクラの特徴は次のようなものです。
- 産毛がたくさん生えているもの
- 緑色がきれいなもの
- 皮に張りがあって、角がしっかりしているもの
- 大きすぎないもの
特にオクラの産毛に注目してください。新鮮なものは、産毛がしっかりと見えますし、立っているものもあります。
オクラは周りからの刺激で産毛が簡単に取れてしまいます。刺激が強いほど、鮮度も落ちやすいので、産毛がたくさんしっかりと生えているもの探してみてください。
また、オクラは、大きくなりすぎると皮や中の種が硬くなってしまいますので、大きいものよりも中くらいのものを選んだ方が、柔らかく甘味もあるのでおすすめです!
美味しいオクラを選んだら、早速調理しましょう。
新鮮なオクラは新鮮なうちに食べることが、栄養素もたくさん体に取り込むことができます。でも、オクラを調理するときは気を付けてください。私はオクラを調理して、なんと爆発させたことがあります!
次は私の失敗経験を紹介するので参考にしてみてください!
オクラを調理するときは気を付けて!
オクラを調理するときには、加熱しすぎにはきをつけましょう。
オクラには細かい種があるため、加熱しすぎると種がはねます。私は細かく切って、野菜炒めにオクラをいれたところ、種がぱちぱちとはねて、腕に当たって、小さなやけどをしました。とっても痛かったです(T_T)
また、オクラをそのまま、お皿にラップをして電子レンジでチンしたときに、加熱しすぎて、オクラがボンと破裂してしまいました。
さらにラップを外した瞬間にボンとなったので、これまた腕にやけどをしました!
そして、破裂するほどオクラを電子レンジでチンしてしまったので、しなしなになってしまいました。オクラを調理するときは、加熱しすぎには、気を付けてくださいね。
まとめ
今回は、オクラの栄養と効果効能について紹介してきました。
オクラの栄養と効果効能には次のようなものがあります。
- ガラクタン
- ペクチン
- ムチン
- βカロテン
- カリウム
動脈硬化の予防や脳細胞を活性化することから認知症の予防
コレステロールや血糖値の上昇を緩やかにする。便秘や下痢などの便通を整える
胃の粘膜を保護する効果
目の疲れを軽減する効果、心筋梗塞や動脈硬化の予防
体内の塩分バランスを整える、むくみ軽減
ガラクタンやペクチン、ムチンはオクラのネバネバ成分に多く含まれています。
このネバネバの成分には、胃粘膜を保護する効果などから、夏バテを予防する効果もあります。35℃を超える猛暑日が続いたりして、食欲が低下しがちですが、オクラのネバネバを食べて暑さを吹き飛ばしてしまいましょう。
我が家も、主人は外で仕事をしていることが多いため、水分を取りすぎて、帰宅後は食欲がないということがあります。そんなときは、オクラ、納豆などのネバネバ食材をお蕎麦に乗せて、サラッと食べるのが大好きです。
オクラは、湯通しして、冷ややっこに乗せても美味しく食べられます。夏野菜は旬の夏の時期が栄養もたくさん。オクラを食べて夏バテを予防しちゃいましょう!!