熱いっ!とうっかりやけどをしてしまった。ジンジン、ヒリヒリと痛く、赤くなってしまった!さらには水ぶくれまで…。こんな経験ありますよね?
ずぼらな私は、食材の水気を十分にふきとらなかったせいで、油が盛大にはねて、やけどをしてしまったなんてことは数えきれない程あります。
やけどをした後って、ジンジン、ヒリヒリが続くこともあります。
ここではそんなやけどの痛みを緩和する方法について紹介していきます。
目次
やけどが痛む原因
まず、やけどをした場合、どうして痛むのでしょうか?
やけどは、皮膚が熱などにより傷ついた状態です。皮膚は、体内にばい菌が入り込むのを防ぐことや水分、体温を維持する役割があります。
皮膚は外部からの刺激から大切な部分を守るために、神経もたくさん存在し、傷に対して敏感に異変を感じるようになっています。そのため、やけどを負うことで、皮膚に危険が迫っていると感じさせるために、痛みが出現します。
一方で、重症なやけどの場合は、皮膚の神経にまで傷をつけてしまうことがあります。
神経にまでやけどが達すると痛みを感じないということもあります。こうなると結構重症です…。
やけどの痛みを緩和しよう
やけどは、”熱い!”と感じたときには、まだ表面だけです。
しかし、放っておくと、皮膚の奥にまでやけどが進んでしまい、さらに痛みが増加、水ぶくれなどの症状も起きてしまうことがあります。痛みがあるうちに、適切な対応をすることが大切です。
やけどの痛みを緩和する方法には、
- 氷や冷水などで冷やす
- 空気を遮断する
です。
次にそれぞれ詳しく説明していきますね。
氷や冷水などで冷やす
やけどをしたら冷やすという方は多いと思います。これは、やけど部分を冷やすことで、皮膚の奥にまでやけどが伝わって重症化することを防ぐ基本的な対処方法です。
冷やすことによりやけどの痛みが緩和することもあります。しかし、簡単にやけどの熱は冷えませんので、約30分程度、冷水や氷、保冷材などを用いて、十分に冷やしましょう。
空気を遮断する
やけどをした部分が十分に冷やしても痛みが取れない場合には、空気などの刺激によって痛みを発している場合があります。
空気を遮断する方法には、
- ワセリンなどを塗る
- ラップやハイドロコロイド素材を含んだ絆創膏を使う
があります。
ラップやハイドロコロイド素材を含んだ絆創膏を使うとなぜ痛みを緩和できるのでしょうか?
やけど部分を覆うようにラップやハイドロコロイド素材を含んだ絆創膏を用いることで、痛みを軽減することができます。これは、湿潤療法といって、傷部分に潤いを保持させて治すという方法です。
私は、水ぶくれができないやけどのときは、この方法を使っています。
やり方は簡単です!
- 幹部をよく洗う
- 上からラップまたはハイドロコロイド素材を含んだ絆創膏を貼る
この2つだけです!
ハイドロコロイド素材を含んだ絆創膏は、少しお高めなので、洗い物をするときや外出するときには使いますが、お風呂上りなどの寝るときなどはラップで代用しています。
ハイドロコロイド素材を含んだ絆創膏は、キズパワーパッドを用いています。
⇒キズパワーパッド
ぷくっと膨れてきたりして、面白い絆創膏です。
しかし、この方法は、水ぶくれがない時に行ってください。水ぶくれがあるとやけどが深すぎて、かえって症状が悪化してしまうことがありますので、注意してくださいね。
さて、ここまでやけどの痛みの原因や緩和方法について説明してきました。
やけどは自分で対処できればOKですが、やけどの度合いによってはすぐに病院にかかった方がよい場合もあります。天ぷらなどの油もののときのやけどは、水ぶくれができてしまったりしたこともありました。
そんなとき、いつも「冷やす⇒ラップ」では良くなりませんでした。良くならないので、病院にいったら、お医者さんにと~っても怒られました。なんと私のやけどの部分は感染症になりかけていたのです!
そんな私の経験から、どんなやけどのときには病院を受診したらよいのかなどの目安について次に説明していきます。
やけどの病院にかかる目安を知ろう!
やけどをしたときに、どのくらいの症状ならば病院を受診したらよいのか判断を迷ってしまいますよね。
病院にかかるやけどは、やけどの重症度でⅡ度以上のやけどの場合です。数字が大きくなるにつれて、皮膚の奥にまで達しているやけどとなります。
やけどの重症度は、
- Ⅰ度:皮膚が赤くなる程度、痛みもある
- Ⅱ度:痛みがあり、赤くなり水ぶくれができる
- Ⅲ度:皮膚が白くなる
です。
Ⅰ度のやけどは冷やすことで、家庭でも十分対応が可能なので、ここではⅡ度とⅢ度のやけどについて詳しく説明していきます。
Ⅱ度のやけど
Ⅱ度のやけどは、皮膚の表面よりさらに下の部分にまでやけどが達しています。
やけどの症状としては、赤く腫れ、水ぶくれができ、軽度の痛みを伴います。
水ぶくれを清潔に保たなければ、ばい菌などが入り化膿してしまうこともあります。
Ⅲ度のやけど
Ⅲ度のやけどは、何層にもなっている皮膚のすべての層にやけどが達していて、最も重症なやけどの症状です。
Ⅲ度のやけどの場合は、皮膚が白くなり、水ぶくれはありません。また、やけどが神経にまで達している場合もあるため、痛みを感じないこともあります。
やけどをして水ぶくれができたら病院、痛みがなく白っぽい場合も病院を受診することをおすすめします!
まとめ
ここではやけどの痛みを緩和する方法について紹介してきました。
やけどの痛みを緩和する方法には、
- 氷や冷水などで冷やす
- 空気を遮断する
があります。
まずやけどをしたら、十分に患部を冷やしましょう。冷やすことでやけどが広がることを防ぐことができます。
その後、ワセリン、ラップ、絆創膏などで空気を遮断することでやけどの痛みを緩和することができます。
しかし、この方法は軽度のやけどの場合にのみ有効です。私のように水ぶくれができるほどのやけどでは、ラップをすることは、ばい菌が増える手伝いをしてしまうこともあります。
やけどをして、十分に冷やした後、
- 水ぶくれがある
- 皮膚が白っぽい
- 痛みがない
などの状態であれば、迷わず病院を受診しましょう。
適切な治療をうければ、早くにやけどをきれいに治すことができます。
私の水ぶくれができたところは、自己療法のおかげで、やけどの治療に飲み薬を飲んだり、跡が数年間消えませんでした…。もちろん、お医者さんにも怒られました…。
私のよう苦~い経験を皆様はしないようにしてくださいね!