皆さん、普段の体温ってどのくらいですか?

私の平常な体温は、36度2分くらいです。この体温、風邪などを引いて、37度くらいになると、体がだるくなったり、手足が冷えたりと、体調に異変を感じます。

数字だけみると平熱とほとんど変わらないと思っても、色々な個所に変化を感じます。

これは、体温が変化すると、体の中では基礎代謝が変化するからです。風邪などのときには、体が風邪から身を守るために体温を変化させて、一時的に代謝に働きかけている状態になります。

そんな、体温と基礎代謝の関係について、詳しくお伝えしていきます。

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目次

体温と基礎代謝の関係

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最初に、体温と基礎代謝の関係について学びましょう。

体温と基礎代謝の関係は、一般的に体温が1度上がると、基礎代謝が13%アップするといわれています。

一般的な成人の方の基礎代謝量は、男性は1500kcal、女性が1200kcalです。

つまり、体温が1度あがるということは、男性ならば、1695kcal、女性が1356kcalの基礎代謝量になるという計算になりますよね。

基礎代謝とは、日常生活などで消費するカロリーのため、特に何もしなくても消費してしまうカロリーです。

基礎代謝で消費するカロリーが多いということは、食事で得たカロリーを脂肪として蓄えるリスクも低下しますよね。つまり、何もしなくてもダイエットできる体になり、何より太りにくい体になるということです。

私は、運動全般が苦手です。たまにするウォーキングならまだできますが、毎日となると嫌々になってしまいます。

体温をあげて、基礎代謝をアップするだけで、消費カロリーが増えるなんて、運動が苦手な私には、もってこいの方法だと思いました。

そこで、次の項では、体温をあげて、基礎代謝をアップする方法について、具体的に詳しく説明していきます。

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体温をあげて、基礎代謝をアップする方法

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体温をあげて、基礎代謝をアップする方法は、次の3つがあります。

  • 体の筋肉量を増やす
  • 入浴や衣類で体温をアップ
  • 温かい食事をとる


それぞれについて、詳しく説明していきます。

体の筋肉量を増やす

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体温をあげて、基礎代謝を増やす、一番効率の良い方法は、体の筋肉量を増やすことです。

人の体を動かすためには、ほとんどの場所には筋肉が関係しています。

人が1日で消費するカロリーは、7割が基礎代謝で消費されます。この7割のカロリーの内、4割が筋肉の動きによって消費されるといわれています。

例えば、1日の消費カロリーが100kcalだとすると、基礎代謝で消費するカロリーは70kcalです。この70kcalの4割は28kcalとなり、これが筋肉で消費されるものになります。

つまり、体に筋肉が増えれば、この4割分の基礎代謝量がアップすることになり、その結果、体温も上昇するということになります。

さらに、筋肉を動かすことで、熱が生まれ、これが体温を調整する役割をしています。この体温をあげる仕組みは、筋肉内に含まれるタンパク質の一種、サルコリピンと呼ばれるタンパク質が関与しているといわれています。

このサルコリピンは、筋肉を増やせば、増やすことができるため、体温を高める効果があるということになるんですね。

入浴や衣類で体温をアップ

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体温をダイレクトにアップする方法としては、入浴や衣類を用いる方法があります。

入浴も衣類も、外部から熱を加えたり、内部の熱を逃がさないようにすることで、体温を上げる効果があります。

風邪を引いたときに、寒気がするときは、衣類を多めに着て、足湯をすることで、体外への熱放出を最小限にすることができます。

そうすることで、基礎代謝をアップして、免疫を活発にして、風邪に抵抗することができます。

でも、風邪の時は注意も必要です。寒気がするときは、厚着をしてもOKですが、汗をかきはじめたら、薄着にしましょう。

これは、体の熱が上がる前は、体幹(体の中心部分)に熱が集まるため、手足などの末端は冷えを感じ、これが寒気として現れます。一方、体全体に熱が広まると、寒気はなくなり、手や足も温かくなります。この状態で、厚着をしては汗をかいてしまい、せっかく体温を高くして基礎代謝をアップしているのに、汗によって体温が下がってしまいます

そうならないように、状況に合わせて薄着にするなどの対処が必要になります。

温かい食事をとる

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先の入浴などと同じように、温かい食事をとることで、体の内臓から体温をアップさせることができます。

食事をとることだけでも、胃や腸などの消化管を動かすため基礎代謝がアップして、熱が産生されます。さらに、温かい食事ならば、さらに体温をアップする効果があるという仕組みです。

体を温める根菜などをお味噌汁やスープでとることで簡単に温かい食事をとることができるのでおすすめですよ。

ここまでは体温が高いと基礎代謝も高くなるということを学んできました。

皆さんは、低体温という言葉を聞いたことありませんか?低体温ということは、これまでの説明してきた状況と真逆のことが体の中でおきているということになります。

そこで、次の項では、低体温とは、どんな状態なのかを詳しく説明していきます。

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低体温ってどんな状態なの?

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低体温とは、平熱が35度台の状態のことです。

これまで、体温が上昇すると、基礎代謝や免疫力がアップするという説明をしてきました。低体温の方は、この反対で、風邪を引きやすかったり、冷え性、太りやすい体質といわれています。

また、低体温になると、血液などの循環も悪くなるため、むくみや老廃物が溜まったり、シミなどもできやすくなるといわれています。

体温が低いと病気にもなりやすい上に、肥満にもつながると良いこと全くなしです!

くれぐれも体を冷やさないようにしましょう。

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まとめ

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体温と基礎代謝の関係は、体温が1度アップすると、基礎代謝が13%アップするといわれています。

つまり、体温が高いほど、基礎代謝も高まるということです。基礎代謝が高まれば、食事などから摂取したカロリーを消費することができるため、ダイエットや太りにくい体質につながります。

そんな体温をアップするための方法は、次の3つを紹介しました。

  • 体の筋肉量を増やす
  • 入浴や衣類で体温をアップ
  • 温かい食事をとる


この中で、最も効果的なのは、体の筋肉量を増やすことです。人の体を動かすときに、ほとんど関わっている筋肉を増やすことで、基礎代謝自体も高まり、体温アップにもつながり良い事ばかりです。

筋肉を増やすということは、運動をしたりすることになるため、ダイエット効果もありますし、筋肉がついてしまえば、太りにくくなるという、一石二鳥の効果があるってことですね。

冷え性の方や低体温の方は、ぜひ、体温アップ法を試して、基礎代謝をあげて健康体を手に入れましょう。