最近ドラッグストアなどで、見かけるイチョウの葉エキスってご存知ですか?
イチョウの葉エキスには、ギンコライドという成分が含まれています。このギンコライドには、体にとって嬉しい効果効能がたくさんあります。
ギンコライドを含むイチョウの葉エキスはヨーロッパなどの海外では、医薬品として取り扱われるくらい効果がある成分の一つなんです。
このイチョウの葉エキス、日本では、ドラッグストアなどのサプリメントコーナーに陳列されていて、誰でも自由に購入することができます。
ここでは、ギンコライドの効果効能などについて詳しくお伝えしていきます。
目次
ギンコライドの効果効能
最初に、ギンコライドの効果効能について学びましょう。
ギンコライドはイチョウの葉エキスに含まれており、イチョウの香りの成分でファイトケミカルの一種です。
ファイトケミカルとは、植物が虫などの外敵や、紫外線などの刺激から身を守るために、植物が作り出す物質です。ギンコライドなどのファイトケミカルは、とにかく外部からのストレスなどに強い成分なんです。
そんなファイトケミカルを人が摂取すれば、ストレスや疲労に強くなるなどの効果が得られます。
そんな、ギンコライドの効果効能は次の4つがあります。
- 強力な抗酸化作用
- 血流を良くする
- 認知症を予防する
- アレルギー症状などを緩和する
それぞれについて詳しく説明していきます。
強力な抗酸化作用
ギンコライドの効果効能で最も注目すべきなのは、強力な抗酸化作用です。
人の体は疲労や紫外線、ストレスなどが原因で、体内に活性酸素が作られてしまいます。この活性酸素は、とにかく厄介なんです。活性酸素が細胞に働くと細胞を老化させてしまいます。
当然、細胞が老化してしまえば、体を健康に保つ能力や正常に働くための能力も低下します。その結果、シミやシワなどとして現れてしまったり、胃炎などの病気などを起こしてしまうんです。
ギンコライドは、この活性酸素の働きを抑えたり、除去する効果があります。病気の源のような活性酸素がなくなれば、体は健康を維持できるわけです。
血流を良くする
ギンコライドは、血流を良くする効果もあるといわれています。
これにもギンコライドの抗酸化作用が関与しています。活性酸素は体内で悪玉コレステロールの生成に関与しています。悪玉コレステロールは、”悪玉”とつくように体の中では血管内にくっついて血流を悪くしてしまいます。
ギンコライドの抗酸化作用によって、悪玉コレステロールを減らすことができるため、血流が悪くなることを予防できるという仕組みです。
また、ギンコライドには、血小板を元気にする成分の作用を抑制する効果もあるため、血液をサラサラに維持できるという効果もあります。
血流が良くなることで、次の3つのような効果もあるとされています。
- 動脈効果の予防
- 冷え性の改善
- 肩こりの症状の軽減
この3つは、血流が悪いことで症状がおきることもあるため、ギンコライドによって、血流が改善することで、これらの症状の軽減、予防ができるというわけです。
認知症を予防する
ギンコライドには、認知症を予防する効果があるといわれています。
イチョウの葉エキスが注目されているのは、認知症に効果があるとされているからです。イチョウの葉エキスに含まれるギンコライドにも、認知症に効果があるといわれています。
ギンコライドの強力な抗酸化作用は、体の中でも特に脳細胞で働くといわれています。脳内で発生した活性酸素による細胞の老化をギンコライドが抑えることにより、認知症予防につながるという仕組みです。
また、ギンコライドの血流を良くする効果は、細胞への栄養分などの分配を活発にします。これにより細胞を元気に保つことができるのも認知症の予防効果がにつながるのです。
ギンコライドの認知症への効果については、まだまだ様々な研究がされている途中ですので、今後新たな認知症への効果について明確になってくるかもしれません。
アレルギー症状などを緩和する
ギンコライドは間接的にですが、アレルギー症状などを緩和するといわれています。
これは、血小板を活発に働かせる成分をギンコライドが抑制することが原因です。
この血小板を働かせる成分は、血を固める作用だけでなく、アレルギーの症状が起きた時も活発になるといわれています。
ギンコライドがこの成分の働きを抑制するため、間接的にアレルギー症状も緩和するというわけです。
ギンコライドの強力な抗酸化作用は、特に脳に効いてくれるなんて嬉しいですよね。認知症って自分で意識していても、病気が進行してしまう場合もあるため、それがギンコライドを摂ることで予防できるなら飲んでみようかと思いますよね。
でも、最初にも紹介しましたが、ギンコライドは海外では医薬品として取り扱われるくらい効果が証明されているものでもあります。
そこで、次の項では、ギンコライドをサプリメントで摂る際の注意点などについて詳しくお伝えします。
ギンコライドは用法用量を守って!
Amazonなどでもこのようにギンコライドのサプリメントはたくさん売っています。
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ただし、ギンコライドをサプリメントで摂取する場合は、必ず用法用量を守ってください。
ギンコライドの1日の摂取量は、60mg~240mgとされています。
ギンコライドには、強力な抗酸化作用があるのに加えて、血流を良くする効果や血小板を働かせる成分を抑制する効果もあります。
人の体は、色々な成分やホルモンのバランスが取れて成り立っています。当然、血小板も人の体にとっては重要な役割があり、出血した場合に出血個所に集まり、蓋をするという作用があります。
ギンコライドの過剰摂取による健康被害などの報告はまだ明確にはなっていませんが、作用として予測できるのは、ギンコライドを大量に摂取した場合に、出血傾向が高まることです。
そのため、元々、血栓をできにくくする薬や、血液を固まりにくくする薬を飲んでいる方はギンコライドを摂取する前に、必ず医師や薬剤師に相談してください。
その上で、お好きなサプリメントを選んで飲んでくださいね!
まとめ
ギンコライドの効果効能として、次の4つを紹介しました。
- 強力な抗酸化作用
- 血流を良くする
- 認知症を予防する
- アレルギー症状などを緩和する
この中でも、ギンコライドの強力な抗酸化作用は、ストレス社会を生きている私達の強い味方です。
ギンコライドの効果効能を安全に最大限得るためには、用法用量をきちんと守ってください。
くどいようですが、ギンコライドは海外では用量や用法は違えど、医薬品の扱いですので、用法用量はしっかりと守って摂るようにしてくださいね。