皆さんは、ブロッコリースプラウトって野菜が注目されているのを知っていますか?
ブロッコリースプラウトはアブラナ科の野菜で、カイワレ大根のような野菜です。このブロッコリースプラウトが注目されている理由は、スルフォラファンというファイトケミカルを含むため注目されているんです。
このスルフォラファンはブロッコリースプラウト、つまりブロッコリーの新芽に多く含まれています。成長したブロッコリーよりもブロッコリースプラウト、新芽には、約20倍以上ものスルフォラファンが含まれているともいわれています。
スルフォラファンは、体の中で強い抗酸化作用を持っており、しかも、肝臓にとっても嬉しい効果もあるんです。
スルフォラファンを食べるだけで、健康になれるなんて食べなきゃ損ですよね。
ここでは、スルフォラファンの効果効能のおさらいと、スルフォラファンを含む食品についてお伝えしていきます。
目次
スルフォラファンの効果効能
スルフォラファンを含む食品について学ぶ前に、スルフォラファンの効果効能を見ていきましょう。
スルフォラファンの効果効能は、次の2つが報告されています。
- 抗酸化作用
- 解毒作用
それぞれの効果効能について詳しく説明していきます。
抗酸化作用
スルフォラファンには、強い抗酸化作用があるといわれています。
この抗酸化作用は、体の中でできた活性酸素を除去したり抑制する効果があります。活性酸素は、ストレスや疲労によって体の中に発生します。この活性酸素が体の中で増えすぎてしまうと、細胞を傷つけ、老化させてしまうんです。
スルフォラファンは、体の中で活性酸素を分解するスーパオキシドジスムターゼ(SOD)酵素の働きを活性化することで、抗酸化作用を示すといわれています。
解毒作用
スルフォラファンには、解毒作用があります。
スルフォラファンは、体内に取り込まれた有害なものを無毒にして、体外に排泄する解毒酵素を活性化する作用があるといわれています。スルフォラファンは肝臓にある解毒酵素を活性化します。
また、スルフォラファンは肝臓の解毒酵素だけを活性化するのではなく、肝炎などの肝障害を改善したり、肝臓の異常を示す血液検査項目のGOTやGPTの数値を改善するともいわれています。
少し長くなってしまいましたが、スルフォラファンには、体にとっても嬉しい効果効能がいっぱいなことを改めて理解することができました。
スルフォラファンを普段から食べておくだけで、活性酸素に強い体になるなんて、とっても簡単で実行しやすいですよね。
そこで、次の項では、スルフォラファンを含む食品について詳しくお伝えしていきます。
スルフォラファンを含む食品
スルフォラファンを含む食品は、アブラナ科の野菜に多く含まれています。
スルフォラファンを多く含む食品は次の6つがあります。それぞれの食品100gあたりに含まれるスルフォラファンの含有量を示しました。
- ブロッコリー:50mg~60mg
- ブロッコリースプラウト:1000mg~2000mg
- カリフラワー:30mg~40mg
- キャベツ:50mg~60mg
- 芽キャベツ:236mg
- ケール:100mg
食品の含有量などをみてみると、ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンの量が桁違いに多いのがわかりますよね。また、キャベツでも芽キャベツの方がキャベツよりも多くのスルフォラファンを含んでいます。
このことからスルフォラファンは、新芽に多く含まれていることがわかります。スルフォラファンを多く含むブロッコリースプラウトは、辛味などがあって、好きな人と嫌いな人がいらっしゃいますよね。
そんな方は、ぜひケールを試してみてはいかがでしょうか。ケールは青汁の成分です。ケールそのものは苦みが強いですが、最近の青汁は飲みやすさが追及されていて、ケールの苦味をほとんど感じないものもあります。
実は我が家夫婦は、青汁が苦手だったんですよ。青臭いし、粉っぽいし、苦いしと、苦手な要素ばかりで、過去に1度チャレンジして懲りていました。しかし、最近CMなどでも飲みやすいなどと見かけるため、改めてチャレンジしてみたところ、随分と味が改善されていました。
青汁はケールの成分だけでなく、その他のビタミンなども効率よく摂ることができるため、野菜が苦手という方は、青汁をお試しください。
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またスルフォラファンは、熱に強い性質があるため、加熱調理をしても十分に摂取することができます。
しかし、スルフォラファンを茹でるのはちょっと注意が必要です。スルフォラファンは水溶性の性質を持っているため、ゆで汁にスルフォラファンの成分が解け出てしまいます。スルフォラファンを茹でる場合は、スープにするなどゆで汁と一緒に食べることがおすすめです。
最後にする後らファンは 1日30mgを目安に摂ることがよいといわれています。ブロッコリースプラウトならば、約1.5パックほどで、30mgのスルフォラファンを摂ることができます。
しかも、スルフォラファンの効果は、体の中で約3日間ほど持続するといわれているため、毎日食べなくても、数日置きで十分にスルフォラファンの効果を得ることができます。
まとめ
スルフォラファンの効果効能は、強い抗酸化作用や解毒作用があります。
とにかく、体の中の余分な活性酸素をスルフォラファンが除去してくれるので、細胞の老化を防ぎ、体を健康に保つことができます。
そんな、スルフォラファンを含む食品は、次の6つです。
- ブロッコリー:50mg~60mg
- ブロッコリースプラウト:1000mg~2000mg
- カリフラワー:30mg~40mg
- キャベツ:50mg~60mg
- 芽キャベツ:236mg
- ケール:100mg
この中でも、ブロッコリースプラウトは、群を抜いてスルフォラファンを含んでいます。我が家はレタスなどのサラダにアクセントとしてブロッコリースプラウトを用いています。
辛味が加わりますし、彩も鮮やかになるのでおすすめです。カイワレ大根よりもコストはかかりますが、体が健康になるならば導入しない手はありませんよね。
スルフォラファンを含む食材は、加熱調理しても十分に成分を摂取することができます。しかし、茹でる場合は、水にスルフォラファンが溶け出してしまうため、茹でる料理の場合は、スープやシチューなどそのまま食べられるように上手に加工してみてくださいね。