赤ちゃんが食事をとれるようになるために、”ごっくん”練習から始める離乳食。
そんな離乳食に、果物はいつから始めてよいのかなと疑問になりますよね。私も0歳児育児に奮闘中の新米ママです。
育児本では、果物も離乳食に用いてOKとされていますが、色々と注意すべきこともありました。
ここでは、赤ちゃんへの離乳食で果物がいつから食べられるのか、離乳食で用いやすい果物など、私の離乳食経験などを紹介していきます。
目次
離乳食に果物、いつから始めたらよいの?
果物は離乳食初期から赤ちゃんに与えることができるとされています。一般的に離乳食のスタートが生後6か月程度から推奨されていますので、そのタイミングで果物もOKということになります。
しかし、離乳食初期では、赤ちゃんは固形物が食べられないので、”ごっくん”練習をメインの意味に、すりつぶしたペースト状のものを準備してあげましょう。
海外では、6か月未満の赤ちゃんに果汁を与えると、下痢や栄養過多などが報告されていいます。そのため、果汁などをあげる場合も生後6か月を過ぎてからにしましょう。
しかし、おばあちゃんの世代の方は、低月齢から果汁をあげて、子育てをしていたという方もいらっしゃる場合があります。そんな子育ての違いについて、次に紹介していきます。
おばあちゃん世代では生後6か月未満の子に果汁をあげていた!
昔の育児では、生後6か月未満の子に、果汁を与えるという子育て方法が推奨されたときもありました。
これは、当時の粉ミルクでは、赤ちゃんへのビタミンCの摂取が足りないという理由から果汁をあげていたそうです。しかし、現在の粉ミルクは栄養面でも改善されているため、低月齢から果汁を与えなくてもよいとされています。
また、与えることで体調を崩す場合もあります。おばあちゃん世代の方から、”果汁をあげないの?”と聞かれたら、果汁をあげない理由をやさしくお伝えしてみてください。
このように赤ちゃんへの果物は、離乳食初期からあげることができます。果物といっても色々な種類があってどれを選んだらよいのと悩んでしまいますよね。
そこで、次に私のおすすめの果物や離乳食の経験などを紹介していきます。
離乳食で果物を用いてみよう!!
赤ちゃんは離乳食初期には、固形物が食べられません。おかゆでも“10倍がゆ”にするなど少しとろみのついた液体で”ごっくん”練習をしている状態です。
また、赤ちゃんの離乳食は必ず加熱処理したものをあげることになっているため、果物も加熱しましょう。
加熱することで、消化しやすくなり、赤ちゃんの胃腸への負担を減らすことができます。
- 果物をすりつぶす、または細かく刻む
- 上記のものがひたひたになるくらい水をいれる
- つぶつぶがなくなる程度まで数分間加熱する
です。
この方法で、色々な果物を赤ちゃんにあった離乳食に変身させることができます。
また、離乳食におすすめの果物は、
- バナナ
- リンゴ
- スイカ
です。
次にそれぞれの果物のおすすめポイントを紹介していきます。
バナナ
通年を通して、スーパーで手に入りやすいバナナ。赤ちゃんの味覚は甘味が発達しているので、甘いバナナは“もりもり”食べてくれます。
硬いバナナも電子レンジで数秒チンすれば、柔らかくつぶせるようになるので、それに水を加えて、加熱すればあっという間にバナナペーストの出来上がりです。
ただし、バナナは食物繊維を豊富に含んでいるので、赤ちゃんの便が硬くなることもあります。
私は、バナナをあげすぎて、子供の便が硬くなって便秘に…というアクシデントもありました。気を付けてくださいね。
リンゴ
バナナと同様にスーパーで手に入りやすいリンゴ。生のままよりも、加熱することで、リンゴの酸味が減るので、加熱して用いましょう。
リンゴは簡単にすりつぶすことができます。皮も一緒にすりつぶして、加熱すると残さず栄養を摂ることができます。
皮をすりつぶすときには、しっかり皮についた汚れを落としてから用いましょう。
スイカ
スイカもカットフルーツで売られています。スイカは90%が水分でできているので、離乳食への加工がしやすい果物です。
赤い部分を適当な大きさにカットして、スイカと水を入れて、数分加熱。最後は茶こしで種を取り除けばOKです。
夏の季節、赤ちゃんにもスイカ、おすすめです。
ここまでは離乳食におすすめの果物を紹介してきました。果物はビタミン類も豊富ですので、上手に離乳食に取り入れていきたいですね。しかし、離乳食で果物を用いる際に注意しなければならないこともあります。果物の種類によっては離乳食初期には向かないものもあります。
また、ずぼらな私の場合、とにかく大人のものを少し加工するだけで、離乳食に変身させたいという気持ちがあります。
今回もそのずぼらが原因の失敗談もありますので、あわせて紹介していきます。
離乳食で果物を用いる際の注意点
赤ちゃんには、生後6か月の離乳食初期から果物をあげることができると説明してきました。
しかし、果物の種類や状態によっては、赤ちゃんの胃腸に負担をかけてしまうものもありますので注意しましょう。
南国のフルーツは避けよう!!
南国のフルーツで、マンゴー、パイナップなどがあります。これらは、たんぱく質の分解酵素が多く含まれているため、赤ちゃんの胃腸に負担をかけてしまいます。
“パイナップルダイエット”が流行したとき、パイナップルの酵素で口の中があれてしまったということもあるくらい、大人でも食べ過ぎはよくないとされています。
マンゴーにも同様の分解酵素がありますので、離乳食初期には避けた方がよいとされています。
果汁よりも果物のままのほうがいい
果物をジューサーで絞ると果汁とその削りかすに分かれますよね。
我が家では、リンゴをジューサーに入れて、大人もリンゴジュースを飲んでいます。
ずぼらな私は、ジューサーで絞ったリンゴジュースを加熱したらいいんじゃない?!と考えました。しかし、加熱してみてびっくり、甘~~くなりすぎます!
さらにそこに水を加えてみると、味が薄くなりすぎてしまうなど悪循環…。
ジューサーを用いると果汁が濃縮されてしまうので、赤ちゃんにとっては味が濃すぎてしまいます。
また、果物の繊維質をジューサーで取り除きすぎてしまうので、赤ちゃんへの離乳食に用いる場合は、果物の状態から加工することをおすすめします。
まとめ
赤ちゃんへの離乳食で果物はいつからスタートできるのかを紹介してきました。
離乳食で果物を用いる際には、
- 離乳食初期からスタート可能
- リンゴやバナナから始めることがおすすめ
- 加熱処理すること
などに気を付ければOK!離乳食のメリハリに果物を入れるようにしましょう。
ただし、赤ちゃんは甘い果物が大好きです。
その他のお野菜が”いやいや”となりかねないので、あげすぎに気を付けて、楽しく”ごっくん”練習していきましょう。