赤ちゃんへの離乳食に豆腐は、柔らかくて加工もしやすい食材ですね。
でも豆腐1丁は大きくて、”ごっくん”練習をしている赤ちゃんにとっては多すぎます。余った豆腐を毎回大人の食卓にというのもちょっと飽きてしまいますよね。それに赤ちゃんへの離乳食を加工するのにも時間がかかります。
豆腐をまとめて調理して冷凍保存できたら、必要なときに必要な分だけ豆腐を離乳食に使えますよね。ずぼらな私は、とにかく一度に大量に加工して、冷凍しちゃうのが大好きです。
そこで、ここでは、離乳食の豆腐の冷凍保存について説明していきます。
目次
離乳食の豆腐の冷凍保存方法
まずは離乳食の豆腐の冷凍保存方法について説明していきます。
赤ちゃんの離乳食に豆腐を用いる際にも加熱するなどの加工も必要です。離乳食の豆腐を保存する際には、次の2つのポイントが大切です。
- 冷凍保存するための豆腐の加工方法
- 冷凍保存するための豆腐の保存方法
この2つのポイントについて、順番に見ていきましょう!
冷凍保存するための豆腐の加工方法
まず、豆腐の種類は絹ごしや木綿がありますが、離乳食は柔らかいものから”ごっくん”練習するため、絹ごしから用いることをお勧めします。
豆腐の加工方法は、
- 細かくした豆腐を加熱する
- 加熱したものを裏ごしする
です。
離乳食の初期は加熱は必須です。そのため、できるだけ早く全体に火がいきわたるように細かくします。細かくしておくことで、裏ごしも楽チンです。
細かくするときに包丁を用いてもOKですが、ずぼらな私は、大きめのスプーンで鍋の中で崩しています。最後は裏ごしするので、見た目は少し悪いですが、洗い物も減らせるのでお勧めです。
離乳食が徐々に進んできて、固形物も食べられるようになったならば、お味噌汁などに細かくしたものを入れるというアレンジもできてしまいます。
冷凍保存するための豆腐の保存方法
次は加熱から裏ごしした豆腐を冷凍保存する方法について説明します。
我が家では、離乳食の冷凍保存は氷を作る製氷皿を使っています!
- 蓋つきの製氷皿に冷ましたペースト状になった豆腐を入れて冷凍庫へ
- 硬く凍ったら、ジップロックなどの袋に製氷皿から移し変えて保存
たったこれだけです!この方法で豆腐だけでなく、おかゆやお野菜も製氷皿を使って冷凍保存しています。ジップロックに移し替えることで、製氷皿は1つで済みますし、おかゆ、野菜など他のものにも使うことができます。
冷凍した豆腐は、1つ取り出してレンジでチンして食べています。我が家の冷凍庫は、おかゆ、野菜、豆腐の3種類の離乳食用の氷が山ほどあります。
私は、大人のハンバーグに氷にした豆腐を入れるだけで、簡単に豆腐ハンバーグも作れます。赤ちゃんの離乳食のものを上手に大人の食事にアレンジすることも積極的にやっています。
裏ごししたペースト状の豆腐は冷凍保存しても味は変わりません。しかし、普通の豆腐は冷凍保存しない方がよいと思います。
その理由を含めて、私が豆腐を冷凍したときのお話しを紹介しますね。
半固形の豆腐は冷凍保存に向かない!
半固形状の豆腐を冷凍保存するのはおすすめしません。とにかく私はなんでも冷凍してみようというスタンスですので、半丁ほどあまった豆腐を冷凍したことがあります。
解凍してみたら、豆腐の中の水分が抜けて、高野豆腐もどきが出来上がってしまいました!しかし、高野豆腐ではないので、美味しくありませんでした。
このように裏ごししてペースト状にしたものならば、味の変化は冷凍しても気にならないですが、豆腐そのまま、半固形のものを冷凍するのはお勧めできないので、ご注意ください!
さて、ここまで、離乳食の豆腐の加工保存方法について紹介してきました。
豆腐は赤ちゃんが最初にたべるたんぱく質として最適です!次の項では豆腐の栄養素について説明します。栄養素への知識を深めて、赤ちゃん、大人の食卓にお豆腐を積極的に用いましょう。
離乳食に豆腐を用いるメリット
豆腐の原料の大豆は、赤ちゃんにも大人にも嬉しい栄養素がいっぱいです。大豆はよく畑のお肉ともいわれるほど、たんぱく質や脂質、ミネラル、ビタミン類など体によいものがたくさん。ここでは、豆腐に含まれる成分のオリゴ糖、レシチンについて紹介していきます。
オリゴ糖
豆腐に含まれるオリゴ糖は、便秘がちの赤ちゃんにぴったりです。オリゴ糖は豆腐の甘味のもとです。
赤ちゃんの腸の中のビフィズス菌を増やして、腸の働きを活発にする働きがあります。
ビフィズス菌は便秘を改善するだけでなく、人間の体に必要な様々な栄養素を作ってくれます。
我が子は、離乳食を始めたら、便が硬くなりだしました。そこで便秘になる前に豆腐を用いて、便がしっかりでるように調整しています。
離乳食を始めてから便秘になったなんて赤ちゃんには豆腐を用いてみるのはいかがでしょうか。
レシチン
豆腐に含まれるレシチンは、大人にも赤ちゃんにも嬉しい、脳を活性化する働きがあります。
レシチンが体の中で脳の情報伝達にかかわる物質に変化するため、集中力や記憶力を高める効果があるとされています。
子育ては毎日が慌ただしく、睡眠不足となる日も多いです。赤ちゃんもパパ・ママも豆腐を食べて、脳の働きを活性化していきましょう
さて、離乳食は”ごっくん”練習から入っているため、豆腐はいつから始めることができるのか、気になりますよね。
私は、地域の離乳食教室に参加した際に、赤ちゃんに食べさせる離乳食の説明をうけました。最後に離乳食の豆腐を用いるタイミングについて説明していきます。
離乳食に豆腐、いつから食べられるの?
離乳食で豆腐はいつから始められるのか、気になりますよね。
私の地域の離乳食教室では、
- おかゆ⇒糖質
- ニンジンやホウレンソウなどの野菜⇒食物繊維
- お豆腐⇒たんぱく質
の順番で味に慣れさせながら進めていきましょうと説明されました。
豆腐は、離乳食初期から始めることができます。初めてのたんぱく質としての豆腐は、おおよそおかゆがスタートしてから4週間程度から用いていきましょう。
まとめ
離乳食に用いる豆腐の冷凍保存につて説明してきました。
豆腐を冷凍保存するときには、
- 細かくした豆腐を加熱する
- 加熱したものを裏ごしする
- 製氷皿に入れて凍らせ、ジップロックなどに移す
この3点ができればOKです。
豆腐は離乳食初期から用いることができますし、栄養素も豊富です。絹ごし豆腐ならば柔らかいため加工も簡単、慌ただしい育児の中では、豆腐は重宝するはずです。
しかし、豆腐は大豆を成分としています。大豆にアレルギーをもつ赤ちゃんもいることから、離乳食で豆腐を始めて用いる際は、平日の日中、何かあっても病院にかかれるタイミングでスタートしましょう。
私は先輩ママから、「豆腐の味になれておけば、外食した際に和食屋さんならば豆腐のメニューも多いため便利よ!」と言われました。まだまだ、
外食なんてイメージはないですが、いざというときのためにも豆腐の味に慣れてもらうべく、離乳食に豆腐を用いています。
皆様も離乳食のバリエーションに豆腐を加えてみてはいかがでしょうか。