毎年5月くらいからスーパーの店頭に並ぶとうもろこし。ゆでたり蒸したりすると、とうもろこしの粒々がふっくらして食べると甘くてとっても美味しいですよね。
私もスーパーに並ぶと1度は購入して食べています。私は、どうせ食べるならば、できるだけ甘く、美味しく食べたいと思って、とうもろこしのゆで方を調べてみました。
すると美味しく簡単にゆでる方法は、”水から”がポイントであることを知りました。
ここでは、とうもろこしを美味しくゆでる方法について紹介していきます。
目次
とうもろこしのゆで方~ジューシーにするには水から!~
早速、とうもろこしの美味しいゆで方について説明していきます。
とうもろこしを簡単に美味しくジューシーに食べるためには、水からゆでることがおすすめです。
ゆで方は簡単です!
- とうもろこしの皮をむいて、ひげを取り除く
- 鍋に十分な水をいれて、とうもろこしをいれる
- 沸騰した後、3分間加熱する
- 加熱している最中は、加熱のむらがでないように菜箸でとうもろこしをくるくる回す
※とうもろこしがひたひたになるくらいの水をいれる
たったこれだけで、甘くジューシーなとうもろこしの出来上がりです。
まずはとうもろこしを水から、ゆでる方法について紹介してきました。
しかし、どうして、水からゆでるととうもろこしがジューシーになるのか不思議ですよね。
次の項では、水からゆでるととうもろこしがジューシーになる理由について説明していきます。
水からゆでるとどうしてジューシーになるの?
とうもろこしを水からゆでると美味しくジューシーになる仕組みについて説明していきます。
ジューシーになるのは、とうもろこしのでんぷんが糊化するためです。
具体的に説明していきますね!
とうもろこしでんぷんの糊化って何?
とうもろこしにはでんぷんが含まれています。
このでんぷんは、水一緒に加熱することで、ふっくらと粘りのある”糊化“という状態にかわります。とうもろこしではイメージしにくいと思いますので、お米で考えてみましょう。
生米は硬く粒もサラサラとしていて、粒がくっつくことはありません。生米を水で研いで、適量の水を入れて加熱すると、柔らかく普段食べているごはんになります。
この柔らかくて粘りのあるごはんの状態が、でんぷんが糊化した状態なのです。つまり、水からゆでることで、とうもろこしのでんぷんにもお米と同じ糊化が起こって美味しくジューシーな食感が生まれるのです。
ポイントは水からゆでることです!お米をごはんにするときも水からゆっくりと加熱していきますよね?
糊化するときには、でんぷんがゆっくりと水を含む時間が必要になります。
一方で、とうもろこしは長く加熱しすぎると甘味成分が溶け出してしまうため、先に紹介した沸騰してから3分程度の時間を目安にすることをおすすめします。
とういうわけで、ここまでは、とうもろこしを水からゆでる方法について紹介してきました。
水からゆでた方が美味しいことはわかっているけれども、一人分だけ、一本だけ調理するときにわざわざ鍋を準備して、水からゆでるって、ちょっと大変ですよね。基本的にずぼらな私は、一本だけなら、電子レンジを活用しています。
次の項では、とうもろこしの電子レンジでの調理方法について紹介していきます。
ゆでるのは大変という方!電子レンジでの調理方法
とうもろこしは水からゆでた方がじっくりとでんぷんの糊化もおこり美味しくジューシーになります。
しかし、一人暮らしの方や一本だけ調理するなどの場合は、鍋からゆでるのは大変ですよね。そんなときは、電子レンジを利用しましょう。
とうもろこしを電子レンジで調理する方法は簡単です!
- とうもろこしの皮は1枚残し、ひげは取り除く
- 1枚残した皮ごと、ラップに包む
- 数分電子レンジで加熱
※一番身の部分に近い内側の皮を残しましょう
これだけで、美味しく出来上がります。
とうもろこしの皮を1枚残すのは、できるだけ水分蒸発や熱の伝わり方をゆっくりにするためです。しかし、何枚も皮を残しすぎても、加熱に時間ばかりが経ってしまいますので、1枚がおすすめです。
とうもろこしは、ゆでる・蒸す・電子レンジなどの様々な調理方法を用いても、甘さには変化がないといわれています。私の個人的な感想ですが、電子レンジは、水からよりジューシーさは減少しますが、シャキシャキさは残ると思います。
サラダなどにとうもろこしを加える際には、電子レンジでシャキシャキの歯ごたえを残したものがおすすめです。
まとめ
ここでは、とうもろこしのゆで方について紹介してきました。
とうもろこしを簡単に美味しくジューシーにするためには水からゆでることがおすすめです。
水からゆでる方法をおさらいすると、
- とうもろこしの皮をむいて、ひげを取り除く
- 鍋に十分な水をいれて、とうもろこしをいれる
- 沸騰した後、3分間加熱する
- 水から加熱している最中は、加熱のむらがでないように菜箸でとうもろこしをくるくる回す
※とうもろこしがひたひたになるくらいの水をいれる
だけです。
これだけで、美味しくジューシーなとうもろこしになります。
この美味しくジューシーになる理由は、”でんぷんの糊化”がポイントです。よりでんぷんの糊化を促すためにも、水から調理することをおすすめします。
一方で、私の個人的な経験からですが、水からの調理方法を行っても、とうもろこしの鮮度によっては、美味しくならない場合もあります。
鮮度の落ちたとうもろこしは、水から加熱しても甘さも少ない、ぽそぽそとしたものになってしまうこともあります。とうもろこしは皮をむいてしまうと鮮度が落ちやすく、冷蔵庫保存などをして温度変化も鮮度に影響するといわれています。
とうもろこしは、食べるぞ!と思って購入して、すぐに食べることが一番おいしい食べ方です。
旬のものは旬のうちに食べることが、一番栄養価も高く、美味しいという典型がとうもろこしです。少し甘味が遠いものに当たってしまった場合は、少量の塩をゆでる水に加えると、塩が甘味を引き立ててくれて美味しくなります。
ぜひ、とうもろこしを購入したら、電子レンジと水から調理したものを準備して、食べ比べをしてみてください。シャキシャキがお好きか、ジューシーさがお好きか、どちらが好みかなど楽しく食べることができると思います。
ちなみに、我が家は、主人はシャキシャキ派、私はジューシー派で好みが違いますので、調理法も別で大変です…。