口の中が痛いなと思ったらできている口内炎。できる場所によっては、飲み物や食事をするたびに気になってしまいますよね。
我が家の主人も口内炎とは親友のような関係で、ストレスや疲労がたまるとすぐにできてしまい、年中悩んでいました。
皆さんは、口内炎を治す方法にはちみつがあるのを知っていますか?主人も半信半疑で口内炎にはちみつを塗ってみて、びっくりするほど効果があるんです!
でも、口内炎にはちみつを塗ると痛いこともあります。ここでは、口内炎にはちみつを塗ることの効果や痛みを和らげるコツを紹介していきます。
目次
口内炎にはちみつが効く理由
最初に、口内炎にはちみつが効く理由について見ていきましょう。
口内炎にはちみつが効く理由は次の3つです。
- はちみつの殺菌効果
- ばい菌の侵入を防ぐ
- ビタミンB2、B6を含む
なぜはちみつにこのような効果があるのでしょうか?
それぞれ詳しく説明していきます。
はちみつの殺菌効果
まず最初ははちみつの殺菌効果です。
はちみつには次のような働きがあります。
- 高い濃度の糖分が、ばい菌の繁殖を抑える
- はちみつに含まれるグルコン酸には、殺菌消毒作用がある
- はちみつは空気中の水分と反応すると、過酸化水素(オキシドール)を発生させ、殺菌消毒作用がある
実はこの働きが殺菌効果を生むのです。
口内炎は、一度できてしまうと口の中のばい菌が口内炎部分に入り込み、さらに炎症などを悪化させてしまうことがあります。はちみつは殺菌効果で、口内炎部分のばい菌をやっつける効果があります。
ばい菌の侵入を防ぐ
はちみつには、口内炎部分へのばい菌の侵入を防ぐ効果があります。
先の項でも口内炎は、口の中のばい菌によって悪化することがあると説明しましたが、はちみつには、殺菌効果に加えて、ばい菌や刺激物から口内炎部分をカバーする役割があります。
ばい菌などの刺激が避けられることで、口内炎が悪化せず、早く治るといわれています。
ビタミンB2、B6を含む
はちみつには、ビタミンB2、B6が豊富に含まれています。ビタミンB2、B6は口の中などの粘膜の代謝を活発にしたり、粘膜の健康維持に効果があります。
体の中のビタミンB2、B6の不足が、口内炎の一番の原因と言っても過言ではないくらい、ビタミンB群は、口内炎と深い関係があります。
ビタミンB群は、体の中にためておくことができないため、普段の食事からバランスよく取り入れる必要があるため、はちみつはもってこいの食材なのです。
口内炎に効果のあるビタミンについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
⇒ 口内炎の予防法!食事から改善して口内炎知らずになろう!
ここまでは、口内炎にはちみつが効く理由について説明してきました。
確かにはちみつには、口内炎を治す力があるといわれていますが、一つ困ったこともあります。口内炎部分にはちみつを塗ると痛いということです。では、なぜ痛みを感じるのでしょうか?
次の項では、口内炎にはちみつを塗ると痛い理由について詳しく説明していきます。
口内炎にはちみつを塗ると痛い理由
はちみつは、酸性の食材です。人の粘膜は、酸性度の強いものは刺激物として感じて、危険を表す信号を痛みとして発生させます。また、炎症が起きている部分は、特に外部からの刺激に対して敏感に反応するようになっています。
口内炎は、粘膜に炎症が起きている状態です。そのため、口内炎部分に酸性のはちみつがやってくると、危険を体が感じ、痛みを発生させることになります。
痛みの程度は、個人差はあると思いますが、私の主人の場合を例に具体的に説明していきます。
主人の場合、次のような感覚だそうです。
- できたてほやほやの口内炎ならば、塗っても痛みは少ない。
- 塗った直後は、ぴりぴりとした痛みがあるが、数分我慢すれば、痛みの感覚は消える
ここでのポイントは、“できたてほやほや”と“数分我慢”です。口内炎の出来始めは、炎症も小さい状態です。そのため、「何だか口内炎が出来そうだ、違和感があるな…」程度のところで、はちみつを塗れば、痛みも少ないことになります。
炎症というのは、火事に例えると、最初は小さな火種が放置すると大火事になるようなものです。小さな火種を消火する方が簡単ですよね。もちろん、小さくても炎症部分に酸性のはちみつを塗るので、ぴりぴりと痛みますが、痛みはずっと続くのではなく、数分我慢すれば、消えるので、ちょっとの間、頑張って耐えてみましょう。
さて。ここまでは、口内炎にはちみつを塗ると痛い理由について説明してきました。
はちみつを塗ると痛みがあるけれども、口内炎が悪化する前ならば、痛みも少なくて済むようです。ちょっと、はちみつにチャレンジしてみようかなと思った方もいらっしゃると思います。
次の項では、口内炎部分にはちみつを塗る方法について紹介していきます。
口内炎部分へのはちみつの塗り方
口内炎にはちみつを塗るのは次のようにすれば簡単です。
- はちみつを塗る前に、うがいなどをして、口の中をきれいにする
- ティースプーンにはちみつを取り分ける
- スプーンから口内炎部分にはちみつを少し垂らす
- 痛みが出て、唾液もでますが、約5分間、そのまま耐える
これだけでOKです。口の奥などにできた場合は、スプーンや綿棒などで、はちみつを口内炎部分に少しずつ塗るようにしてみてください。
はちみつの殺菌効果を高めるためにも、うがいなどで余分なばい菌を口の中から減らしておきます。
口内炎部分は、炎症があるので、スプーンなどが当たるだけでも痛いと感じてしまいます。そのため、可能ならば、はちみつを垂らすのがよいでしょう。
はちみつを垂らすと痛みの刺激や唾液がたくさんでてきてしまいますが、約5分程度は、そのまま耐えましょう。できるだけ長くはちみつが口内炎部分にとどまってもらうことを意識して、頑張りましょう。
まとめ
ここでは、はちみつが口内炎に効く理由や痛い理由について説明してきました。
はちみつが口内炎に効く理由をおさらいしておきましょう。
- はちみつの殺菌効果
- ばい菌の侵入を防ぐ
- ビタミンB2、B6を含む
高い濃度の糖分が、ばい菌の繁殖を抑える
グルコン酸の殺菌消毒作用
過酸化水素(オキシドール)の殺菌消毒作用
はちみつを塗ると痛い理由は、はちみつが酸性なため、炎症のある口内炎部分で痛みを伴うからです。
はちみつは、口内炎を治したり、予防する効果がたくさんつまっています。主人も口内炎の出来始めに、はちみつを塗って一晩寝るだけで、寝ている間に治ってしまいます。
また、普通のはちみつも口内炎に効果がありますが、マヌカハニーという殺菌効果がとても高いはちみつがあります。最近はマヌカハニーもスーパーで購入することができます。
独特な味わいがあり、お値段も高いのですが、口内炎への効果は高いといわれています。個人差はあると思いますが、薬に頼るよりも、主人の場合は、はちみつが一番の治療薬というくらいです。
口内炎で悩んでいる方は、一度はちみつ試してみませんか?
ちなみにマヌカハニーについては、こちらの記事で詳しく説明していますので、良ければこちらもご覧ください!
⇒ マヌカハニーの効果と効能!驚きの3つの作用を徹底解説!