赤ちゃんの肌はとっても敏感です。紫外線や空調の風が当たりすぎたりするだけで、赤くなったり、ぷつぷつと湿疹がでたりします。
赤ちゃんの湿疹は、乳児湿疹といわれ、外からの刺激が原因となるものや母乳育児の場合は、ママの食事が原因となることもあります。
乳児湿疹は、一度できてしまうと、良くなったり、悪くなったりを繰り返してしまうこともあります。
私も初めての0歳児育児に奮闘中の新米ママです。我が子も生後1ヶ月を過ぎたころから、乳児湿疹ができ始め、生後8ヶ月まで、色々な方法を試して、良くなったり、悪くなったりを繰り返していました。
そこでここでは、赤ちゃんの乳児湿疹の原因や、母乳育児を頑張っているママの食事について、私の体験談などを紹介していきます。
目次
赤ちゃんの乳児湿疹の原因
まず、最初に赤ちゃんの乳児湿疹について学びましょう。
赤ちゃんに乳児湿疹ができる理由は、赤ちゃんの肌は大人と比べてとても薄いことがあります。薄いということは、少しの刺激で、赤くなったり、湿疹になったりしてしまいます。
乳児湿疹には、2つの種類があります。
- 脂漏性湿疹
- 乾燥性湿疹
それぞれについて詳しく説明していきます。
脂漏性湿疹
脂漏性湿疹は、生後4ヶ月の前半くらいまでにあらわれる黄色っぽい湿疹のことをいいます。
脂漏性湿疹の原因は、お母さんの女性ホルモンが関係して、皮脂がたくさん分泌されてしまい、顔や頭などの毛穴に皮脂が溜まってしまい、かさぶた、ニキビに似た湿疹ができます。
特に、母乳育児のママの食事は、脂漏性湿疹の原因となる場合があるといわれています。ママの食事バランスが崩れる、脂っこいものやケーキなどの糖分の高いもの、バターなどの乳製品を食べすぎるなどが原因で乳児湿疹が出てしまうことがあります。
私も最初の数か月は、母乳+ミルク育児の状態でした。
私はパンが大好きなので、産後、お昼ご飯によくパンを食べていました。赤ちゃんが泣いたりするので、一人の食事は簡単にパっと食べられる食パン+バターで済ませていました。
パンの糖分やバターの成分が原因で、我が子に大きなニキビのような乳児湿疹ができてしまいました。慌てて皮膚科を受診したときに、お医者さんから、「バターは、湿疹に良くないから、どうしても食べるなら、マーガリンにして」といわれました。
母乳育児の場合は、ママの食事内容が赤ちゃんに伝わりやすいので、注意しましょう。
乾燥性湿疹
生後4ヶ月の後半以降は、乾燥性湿疹が出てきます。
特に、生後4ヶ月以降が秋から冬の時期などの空気が乾燥した時期の場合は、空気の乾燥に赤ちゃんの皮膚が耐えられなくて乾燥性湿疹がでるといわれています。
乾燥性湿疹は、皮膚全体がカサカサしたり、カサカサした部分が赤くなり、ジュクジュクするなどの場合もあります。
生後4ヶ月頃には、食事内容もバランスよく摂取していましたが、我が子も乾燥性乳児湿疹が出てきました。ここでも、皮膚科を受診したところ、「ママの食事内容は問題ないので、外部からの刺激を少なくする対策をしましょう」といわれました。
乳児湿疹の種類によっては、ママの食事と深く関係するものと、そうでないものがあるんだなと経験することができました。
また、お医者さんに、ママの食事は問題ないといわれたのも、何だか褒められた気持ちになり、嬉しかったですね。
ここまで、乳児湿疹の種類や原因について説明してきました。母乳育児を頑張っているママは、乳児湿疹がママの食事が原因の場合もあるため、毎日気を付けなくてはなりません。
母乳にいい食材を上手に摂取して、乳児湿疹とさよならしちゃいましょう。
次の項では、母乳によい食事について紹介していきます。
母乳によい食事
母乳に良い食事は次のようなものです。
- 脂っぽいものを食べ過ぎない
- お菓子やケーキなど、糖分が多いものを食べすぎない
- 和食中心にして野菜を積極的に取る
最後の“和食中心の野菜を積極的に取る”について詳しく説明していきます。
和食中心にして野菜を積極的に取る
和食中心といっても次のことに注意が必要です。
- 根菜を積極的にとる
- 大豆や小麦、乳製品は少量にする
- 魚中心で、お肉ならば鶏肉を選ぶ
それぞれ、詳しく紹介していきます。
根菜を積極的にとる
根菜は、体を温める効果があります。体が冷えてしまうと、母乳量が減ってしまうともいわれているため、母乳育児のママは、体を冷やさないようにしなくてはなりません。
根菜の中でもごほうやれんこんは、体を温める効果に加えて、食物繊維も豊富で、母乳の質も高めてくれるので、毎日、少量ずつ取りたい根菜です。
大豆や小麦、乳製品は少量にする
大豆や小麦、乳製品は、たくさん取りすぎないようにしましょう。
これらの食材は、たんぱく質が多く含まれるため、母乳にたんぱく質が出すぎてしまいます。赤ちゃんの消化管は、消化能力が低いため、たんぱく質が大量に入った母乳を飲んでしまうと、下痢や湿疹の原因となってしまいます。
適量をバランスよく摂取するようにしましょう。
魚中心で、お肉ならば鶏肉を選ぶ
母乳育児のママは、脂をたくさん摂取してしまうことがNGです。そのため、お肉よりは、魚のほうが脂分が少ないのでおすすめです。
でも、魚ばかりでは、食事がつまらなくなってしまいますよね。そんなときには、鶏肉を選んでください。牛や豚肉よりも、脂分が少ないのでおすすめです。
ここまでは、母乳育児によい食事について説明してきました。乳児湿疹は、ママの食事や外部からの刺激など、様々なことが原因で起こってしまいます。そのため、原因を特定するのは、困難とされています。
できるだけ、乳児湿疹がでないようにすることが大切です。
次の項では、乳児湿疹をできにくくする簡単な方法について紹介していきます。
乳児湿疹をできにくくするには?
乳児湿疹をできにくくするポイントは次の2つです。
- 無添加の固形石鹸にする
- お風呂上り、しっかりと水分をふき取る
ぞれぞれ、具体的に説明していきます。
無添加の固形石鹸にする
我が子の場合、数か月間、乾燥性乳児湿疹が良くなったり、悪くなったりを繰り返していました。
病院のお医者さんに、「使っている石けん、変えてみましょう。」といわれて、変えたところ、乳児湿疹が劇的によくなりました。
我が家は、ポンプで泡の出てくる石けんを使っていましたが、無添加の固形石鹸に変えたところ、泡切れがとてもよいと感じました。
泡切れがよいため、皮膚をこすり洗いする回数も減るし、お風呂の時間も短くてすみます。
しつこい乳児湿疹にお悩みのママ、ぜひ、無添加の固形石鹸を試してみてください。
お風呂上り、しっかりと水分をふき取る
乾燥性乳児湿疹に悩んでいるときに、地域の保健指導の方に、赤ちゃんのケア方法について相談してみました。
そのときに、「お風呂上り、しっかりと水分をふき取ることをしてみましょう。」とアドバイスをもらいました。
生後6ヶ月くらいからは、脂肪がついて、首や腕、足などしわが出来てききます。その部分には、汚れも溜まりやすいですが、水分も溜まってしまいます。お風呂上りのふきが甘いと、その部分の水分が刺激となってしまうとアドバイスをもらいました。
ちょうど、先の固形石鹸を試しながら、良く水分をふきとることも実践したところ、1ヶ月程度で、アッという間に良くなってしまいました。
まとめ
ここでは、乳児湿疹の原因と、母乳育児によい食事について紹介してきました。
乳児湿疹の原因は、次の2つです。
- 脂漏性湿疹:女性ホルモンの分泌過剰、食事内容の脂分の影響など
- 乾燥性湿疹:外部からの刺激など
この2つの湿疹は、性質が異なるためそれぞれに合ったケア方法を実施することが大切です。乳児湿疹のケア方法は、こちらの記事で詳しく紹介していますので、良ければご覧ください!
⇒ 赤ちゃんの乳児湿疹をケア!顔の保湿の3つのポイント!
また、母乳育児の場合は、ママの食事内容によっては、乳児湿疹を悪化させてしまいます。
母乳育児によい食事のポイントは、3つです。
- 脂っぽいものを食べ過ぎない
- お菓子やケーキなど、糖分が多いものを食べすぎない
- 和食中心の野菜を積極的に取る(根菜など)
この中でも、特に、脂っぽいものやケーキなどのお菓子類は、母乳育児中は、避けることをおすすめします。乳児湿疹だけでなく、赤ちゃんの下痢の原因などにもなることがあるためです。
でも、あれも食べちゃダメ、これも食べちゃダメでは、ストレスになってしまいますので、少量を上手に食べるようにしましょう。
乳児湿疹は、本当に一度できてしまうと、後からのケアが大変でした。振り返ってみれば、ほぼ半年以上、色々な方法を試しては、良くなった、悪くなったを繰り返していました。
皆様の赤ちゃんは、つるつる卵肌がキープできるよう、普段のお世話を上手にして、乳児湿疹ができないようにしてくださいね。