朝起きて、朝食を食べたり、出勤の準備をしているときに、何だかお腹がごろごろしてきて下痢になってしまう経験はありませんか?
昨日、変なものでも食べちゃったかな?くらいに思って過ごしていても、毎日、決まって、お腹が痛くなると、困っちゃいますよね!
実は、その朝の下痢の原因は、過敏性腸症候群かもしれません。
我が家の主人も、朝ごはんの後、お腹が痛いといって、朝からトイレの住人でした。
主人は、その頃、会社の健康診断でひっかかる項目があり、病院で再検査を受けた際に、過敏性腸症候群という診断をされました。(他にも、内臓脂肪とかがNGなんですけどね…)
お医者さんは「過敏性腸症候群の人って、みんなあまり気にせず、下痢するのは自分の体質かなぁくらいに思ってる人が多いんだよね」と言っていました。
主人は、3ヶ月くらい食生活などに注意してみたところ、朝下痢することがなくなりました。
そこで、ここでは、朝から下痢をする原因の一つ、過敏性腸症候群について詳しく紹介していきます。
目次
朝の下痢と過敏性腸症候群の関係について
朝の下痢と過敏性腸症候群には、深い関係があります。
過敏性腸症候群の原因には、体に対する肉体的、精神的な緊張状態やストレス、不安などがあります。
人の体は、ストレスなどが過度にかかると、自律神経が暴走し始めます。その結果、自律神経が脳に、胃腸をたくさん動かせ!という困った信号を送ってしまうため、下痢などの症状が出てしまいます。
もちろん、胃腸に食べ物が入ってきたときにも、動かせ!という信号がでます。
朝お腹が痛くなるタイミングを思い出してください。
朝ごはんを食べた後、痛くなる方、いらっしゃいませんか?
我が家の主人は、朝ごはんを食べた後に、お腹が痛くなっていました。
このお腹が痛くなる仕組みは、ホルモンの働きと腸の蠕動運動が関係しています。
人の体は、朝が一番ホルモンがたくさんでて、胃腸などの動きを活発にしています。そこに、食べ物が入ってくると、食べ物の刺激で、腸のぜんどう運動が活発になります。
これが、朝の下痢を引き起こしています。
この朝の過敏性腸症候群による朝の下痢を予防するためには、2つの方法がおすすめです。
- 朝ごはんの時間をずらす
- 朝ごはんを食べない
朝、起きた直後は、ホルモンがたくさん出ているので、通勤後、朝ごはんを食べるなど、食事の時間をずらすことでも下痢を予防できます。
また、過敏性腸症候群の下痢などの症状が続く場合は、胃腸を休めるためにも、朝食を食べない日を作るのも効果的といわれています。休肝日を作るのと同じ考えですね。
さて、ここまでは、朝の下痢の原因の一つ、過敏性腸症候群について説明してきました。
過敏性腸症候群って、下痢している人ってイメージありませんか?
実は、過敏性腸症候群って、下痢している人だけじゃないんです。
次の項では、過敏性腸症候群について詳しく説明していきます。
過敏性腸症候群とは?
次の6つの症状で、気になることはありませんか?
- 何週間も寝起きに腹痛や下痢が続く
- 食欲不振で吐き気を催すことが多い
- 数か月間、便秘と下痢を繰り返す
- 排便後は、腹痛や吐き気が軽減する
- 外出時など、突然の腹痛でトイレに行くことがある
- 便秘がちでコロコロとした排便をする
この中で複数の項目に該当する方は、過敏性腸症候群の可能性が高いといわれています。
過敏性腸症候群は、下痢だけでなく、便秘の場合や、下痢と便秘の両方の場合もありますので、一概に下痢のみというものではありません。
過敏性腸症候群の診断は、「過去3ヶ月間の内、1ヶ月間に3日以上繰り返す腹痛や腹部の違和感があること」という条件があります。
さらに、下の3つの項目で該当箇所がある場合には過敏性腸症候群の診断がされています。
- 排便により症状が軽減すること
- 排便頻度の変化を伴うこと
- 排便の状態が変化(柔らかい、硬いなど)すること
主人も仕事に行くのが嫌だという気持ちがあるせいか、本当に毎日下痢をしていました。下痢が原因で電車に乗り遅れそうなときもあります。
朝から下痢していては、より一層仕事にも行きたくなくなってしまいますよね。
そこで、食生活を見直して、過敏性腸症候群を治してみようと、夫婦で頑張ってみました。
次の項では、我が家が試した、過敏性腸症候群の治療法を体験談満載で紹介していきます。
過敏性腸症候群を克服する方法!
過敏性腸症候群は、ストレスなどが原因と先の項で説明してきました。
しかし、仕事などをしていれば、ストレスゼロにはなりませんよね。
我が家は、次の3つ、食生活や適度な運動を取り入れて改善しました。
- ヨーグルトと野菜を取り入れる
- 四股を踏む
- 寝る前に柔軟体操をする
腸内の環境を整えるために、ヨーグルトと野菜を食事に積極的に取り入れることが大切です。糖分やたんぱく質は、過敏性腸症候群のときには負担をかけてしまいます。食べるならば、おかゆにするなど、消化を助ける工夫をして食べるようにしました。
さらに、適度な運動として、四股を踏んだり、寝る前に柔軟体操をするようにしました。
これは、テレビで、股関節には自律神経がたくさん集まっているため、そこを刺激すると、副交感神経を優位にさせる効果があると紹介されていたので、やってみました。
夫婦で寝る前に見様見真似で、四股にチャレンジしました。数回四股を踏むと、体全体がほかほかしてきて、夜も良く眠れるようになりました。また、四股をやるにも、股関節ががちがちに固まっていたので、柔軟運動も適度にしました。
この結果、主人は朝ごはんを食べても下痢をしなくなり、私も乱れていた便通が、改善しました。主人の健康診断で、夫婦で元気になれて一石二鳥でした。
まとめ
ここでは、朝の下痢の原因の一つ過敏性腸症候群について詳しく説明してきました。
朝の下痢をしてしまうのは、腸の蠕動運動と、ホルモンの働きが関係しています。
朝起きた後は、ホルモンの働きが活発になっているのと、朝食の刺激で、腸の蠕動運動などが刺激となって下痢をしてしまいます。
朝の下痢を予防するためには、次の2つの方法を紹介しました。
- 朝ごはんの時間をずらす
- 朝ごはんを食べない
ホルモンが活発になるのは抑えることができないので、腸の蠕動運動を少なくすることで下痢が予防できるという仕組みです。
我が家の主人は、通勤後に食事をとるのは不可能です。さらに朝ごはんを食べないと午前中仕事にならないという理由で、この2つにチャレンジすることができませんでした。
我が家は、食生活や適度な運動を取り入れて、過敏性腸症候群を3ヶ月くらいかけて改善しました。
具体的な方法は次の3つです。
- ヨーグルトと野菜を取り入れる
- 四股を踏む
- 寝る前に柔軟体操をする
この中でも特に、四股を踏んだり、柔軟体操で股関節を刺激することが、主人には合っていたようでした。股関節は自律神経を刺激するので、リラックス効果があるといわれています。
朝お腹が痛いというのは、年中はなくても、仕事が忙しいとき、ストレスがたまっているときには出やすいので、普段から、リラックスする方法を見つけておくのも大切ですね。
まだ、リラックス法が見つからないという方、是非、四股を踏むことにチャレンジしてみてください。外ではできないけれど、自宅なら、だれも見ていません。かっこ悪くても大丈夫。皆さんも元気な腸を取り戻してくださいね。