最近、柿の種を食べていて友人と議論になりました。それは柿の種にピーナッツは必要かというものです。友人はピーナッツ不要論者でしたが、私はピーナッツは必要だと力説しました!やはり、ピーナッツがアクセントになるので、柿の種とピーナッツは絶妙なコンビネーションだと思います。

しかし、そんな話をしていてふと思ったのですが、ピーナッツは日本語では落花生ですが、あまりピーナッツのことを落花生と呼んだりしないなと…。

考えてみたら、落花生とピーナッツって微妙に違う物を指しているような気がしてきました。

そこで、落花生とピーナッツの違いを調べてみました!

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目次

落花生とピーナッツを辞書で引くと

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まずは普通に落花生とピーナッツを辞書で引いてその意味を調べてみました。

落花生

まずは落花生を辞書で引いてみると…

マメ科の一年草。茎は横にはい、葉は二対の小葉からなる複葉で、互生する。夏から秋、葉の付け根に黄色い蝶形の花をつけ、花後に子房の柄が伸びて地中に入り、実を結ぶ。子房が肥大して網状の凹凸のある莢 (さや) となり、中にふつう2個の種子ができる。種子は栄養価が高く、食用、また油をとる。南アメリカの原産。ピーナッツ。南京豆。唐人豆 (とうじんまめ) 。後引き豆。
~デジタル大辞林より~

辞書で引いた内容からすると落花生の場合は植物自体からその実のことまで、全てを指して落花生と呼ぶようです。

ピーナッツ

では、ピーナッツを辞書で引いてみると…

ラッカセイの実。南京 (ナンキン) 豆。
~デジタル大辞林より~

こちらの方は書いてある通り、落花生の実の事を指すようです。実にシンプルですね。なんかもう違いが分かってしまった気がします。

しかし、言葉というのは生きたものです。現代の日本人がどう使っているかの方が大事なので、もう少し違いについて分析してみましょう!

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落花生とピーナッツの違い

実際には落花生ピーナッツは、どう使い分けられているのでしょうか?

落花生の使われ方

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落花生という言葉が、普段の日常生活でどのように使われてるか見てみましょう。

【落花生の使われ方】

  • 植物を指す時
  • 殻付きの実の状態
  • 和菓子に使われている場合


それぞれについて考察してみます!

植物を指す時

これは辞書にあった通り、植物の名前を呼ぶ時は落花生と呼びます。

ピーナッツと呼ぶのはどう考えても変ですよね。

殻付きの実の状態

殻付きの実の状態の時は、落花生と呼ぶ人が多いようです。しかし、殻は剥いてあるけど、薄皮が付いた状態は落花生と呼びたいようなピーナッツと呼びたいような微妙なグレーゾーンのようです。

和菓子に使われている場合

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例えば南部せんべいのような和菓子に使われているものを指す時は、豆の状態でも落花生と呼びます。和菓子に使われている食材をピーナッツという外来語で呼ぶのは違和感があるからですね。

同じように中国のお菓子で落花生を油で揚げて、砂糖をまぶしたお菓子がありますが、これもやっぱりピーナッツと呼ぶと違和感があります。

東洋のお菓子に使われている場合は落花生と呼ぶのが自然なようですね。

ピーナッツの使われ方

一方のピーナッツの場合は、既に殻を剥いてあり、バターなどで煎ったりして、食べられる状態になっているものを指して使います。

ナッツと言ってる以上、植物の状態や、殻付きの状態をピーナッツと呼ぶのはなんか違和感がありますしね(^_^;)

違いを一言で言うと

以上を踏まえて、落花生とピーナッツの違いを一言でいうと…

落花生植物の状態と、実の殻付きの状態までを指す。

ピーナッツ殻が剥かれて食べられる状態を指す。(ただし、和菓子に使われている場合は殻が剥かれていても落花生)

と説明すると分かりやすいのではないかと思います!

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まとめ

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というわけで、落花生とピーナッツの違いをもう一度おさらいするとこうです。

  • 落花生
  • 殻が付いている状態

  • ピーナッツ
  • 殻が剥かれて食べられる状態


基本的にこう区別しておけば、大丈夫でしょう。

落花生とピーナッツは同じ植物からとれる実のことを指すのですが、実際に日常で使う時は微妙に違うものですね~。

ちなみに言葉は生きているものなので、ここで書いた落花生とピーナッツの違いも時と共に変わるかもしれませんし、話す人や地方によっても変わるかもしれないので、これと違う見解の人がいても暖かく受け入れてあげてくださいね!