海外へのへ転勤が決まった!さあどうする?

初めての経験だと、何をどうしたらいいのかわからない?と慌ててしまいますよね。意外な事に辞令が降りるのが急だということも多いようなので、慣れていないとなおさら準備に手間取ります。

会社の辞令の場合、主な手続きなどは会社が代行してくれるので心配は少ないですが、異国の地でも家事を担っていく妻にとって、快適な駐在生活になるのか否かは準備にかかっています。

今回は実際に駐在していた妻たちや、アメリカ駐在の私の体験をもとに、海外移住に向けての準備リストや心構えなどをご紹介します。

スポンサーリンク


目次

準備万端で3倍快適に!

a0a06008e6ae7082f1a8de95812068f7_s

物事において、「計画や準備は成功への秘訣」とも言われています。そしてアメリカ駐在で大切にしていくべきことは、仕事日常生活余暇です。

この3つの準備を万端にする事で、突発的な事への対処もパニックにならずに済むかもしれません。

主である夫が慣れない環境で煩わされる事は最小限に、仕事に集中出来るかどうかは妻の腕にかかっている?かもしれません。

例えば、夫は取引先や外国人同僚との英会話や新しい仕事だけでも大変な中なのに、妻が全く戦力にならず家事や生活に関することで夫に頼ってばかりいれば、負担も増大してしまい仕事で良いパフォーマンスもできませんよね。

実際に、体調を崩したりメンタルを患ったりする駐在員も多くいるのも現実なんです。

でも準備万端にしていれば、少々の想定外の出来事にも対応できるので安心してくださいね。
そんなわけで家事を担う妻の心得は重要になってくるのです。

そこで、ここからは次の3つのポイントで準備の仕方を見ていきましょう

  • 情報収集
  • 準備
  • 準備品


順番に解説していきますね!

情報収集

87e707dd69309b6489739238284beaec_s

まずは、駐在先の情報収集に努めましょう。

今はインターネットのおかげで様々なツールが揃っていますので、それらを上手に活用してみてくださいね。

  • 現地の日本人によるコミュティサイト
  • 「地球の歩き方」などの情報誌(最低限の安全確保を)
  • 現地の駐在員妻や現地在住の人のブログ
  • 現地大使館のサイト(現地の治安情報や選挙・パスポートなどの窓口)


これらは実際に生活し始めてからも、とても大切な情報源になるので、使い方などにも慣れる為にも早めに利用し始めるのをオススメします。

まずは、安全についての基礎知識を頭に入れてくださいね。私がとても勉強になったのは、日通やヤマト運輸など引越し会社の開催する移住者向けのセミナーです。

それぞれ住む地域に分かれて説明や質問会などがあり、「荷物から手を離さない・パスポートは命の次に大切にする・派手な服装や持ち物をして目立たないようにする」など、最低限守るべき事などを勉強できたので、そういったセミナーなどは大いに活用してみると良いでしょう。

他には特に現地の日本人によるコミュニティサイトは便利で私も大いに活用しました。

サイト内では情報交換だけでなくフリーマーケットなども盛んで、入国時には家具・家電・生活雑貨・幼児用品などを安くで購入できたり、帰国時には売ったりできてとても重宝しますよ。

また、スーパーマーケットや食事処・旅行・悩み相談など日本人にとって知りたい情報が満載なのです。

またできればしておくとさらに安心な事では、「現地に知り合いはいないか?周囲の人に聞いてみること」です。そして「いれば紹介して頂くこと」をオススメします。知り合いが1人でもいるのといないのとでは、不慣れな土地での生活が変わってきます。何かあった時などに、近くで相談できる人がいると安心ですよね。

誰も知り合いがいないという人も安心してください。コミュニティサイトでは、友人募集などのコーナーなどもあるので、早めに友人を見つけてみると良いでしょう。

お子さんがいるママにとっては、現地の学校状況も気になりますよね?そういった情報交換も盛んなので、少しでも不安を取り除くのに効果的なツールでもあります。

ちなみに趣味や習い事などの情報もありますので、あらかじめ見ておくと現地での楽しみも増えますね。

準備

bb97dd57e857a03d375494570a9bbe59_s

次に実際に行動としての準備事項についてのご紹介です。

  • 家族やペットの既往歴や内服している薬など英語でメモしておく(病院に行くときに必要)
  • 簡単な英会話(上達すればするほど生活がスムーズになる)
  • 手続き関係(自分たちの生活に関する契約など)
  • スカイプ・ライン・メールアドレスなどの作成(フェイスタイムなども便利)
  • クレジットカード・家族カードなど(アメリカではカードが便利)
  • 国際運転免許証取得(現地の免許取得までの間に必要)
  • 住所録・電話帳などの管理
  • 駐在先の住居探し(図書館に力を入れている区域では無料の英会話レッスンなどが開催されているのでオススメ)
  • 済ませられる治療は済ませておく(特に歯科)
  • 必要時の予防接種

準備できれば良いことは他にもあげればきりがないですが、ひとまず最低限これだけは準備できると良いでしょう。

特に病院については大切なことです。

日本人が多い地域への駐在であれば、日本人のクリニックや歯科医院などもありますが、必ずしもそれだけで済む場合ばかりではないこともあります。

例えば、妊娠・出産などの場合や小児科・皮膚科など専門医にかかりたい場合などは、アメリカの病院にかかることになります。その際は英語で、薬などのアレルギーの有る無しや持病薬があるなど、受診の際に膨大な数の情報提供書を記入することになるので予め準備しておくと慌てなくて良いでしょう。

準備品

9b6f49409ffb4500f75d272b472eaaa3_s

次は準備品です。

私の場合はアメリカ移住だったため、その経験をもとに紹介します。こだわりがあるのであれば、こういった物があると便利ですよ!

  • 長期保存可能な乾物など日本食(日本のものは現地では高価)
  • インスタント物(持ち込み規制にかからないよう調べて)
  • 日本のDVD・日本語の本・マンガ(日本語が恋しくなった時用)
  • 薬一式(アメリカの薬は日本人には強いものが多い)
  • 電子辞書・辞書(必須アイテム)
  • 化粧品(こだわりがあれば)
  • 変圧器・プラグ
  • 浄水器(使用しているものがある場合。現地でもブリタなどは手に入る)
  • 調理道具・便利道具(アメリカ製やヨーロッパ製は現地で購入した方が安価なので手に入りにくいような日本のもので必要なものを)
  • 洗濯物干し・小物干し
  • ホッカイロ・ハンカチ・傘など(地域によってはあまり売っていないので必要な人は)
  • ノート・ボールペンなどの文房具にこだわりがあれば8アメリカのノートやボールペンは質がいまいち)


洗濯関係の物に関しては乾燥機を使用するため必要がない場合もありますが、セントラルヒーティングによる乾燥対策のために、湿らせたタオルや小物などを干すのに役立つ場合もあるのであると良いと思います。

けれど個人的には困るものでなければ、あまり日本製のものばかりにこだわらずに、現地のものを使う楽しみを感じるというのも良い経験になるかなと思います。

スポンサーリンク


心構え

084162

さて、最後は海外移住の心構えです。

海外移住は慣れないので、どうすれば不安なものですね!

心構えと言っても、余裕があればやっておくと、さらに快適になるということをご紹介します。

  • 日本の文化や歴史・和食などを簡単に紹介できるようにまとめておく
  • 現地での過ごし方などを思い描く(旅行や観光・イベント・習い事など)
  • 手に入れば、州によってルールが異なるので現地の運転免許試験の問題集などの予習(また手続きに必要な書類などで住所証明できる妻名義のものが必要になる)
  • 現地のことについて学ぶ(歴史や文化・風習など)


私はアメリカ人を始め他国の人と一緒に活動する機会がありましたが、その中で特に感じたことは、「もっと日本の文化をアピールできる何かを身につけておくべきだった」ということでした。そのため帰国してから、次回の駐在に向けて和楽器を習い始めました。

アメリカ人は自国の文化・宗教・習慣をとても大切にしています。多くの人が日曜日の午前中は教会に通っている姿を目撃する機会があるでしょう。日本人として、日本の歴史や文化・和食などを聞かれた時に紹介できるようにしておくと、会話も弾みアメリカ人と親しくなれるのでおすすめです!

ちなみに干支の置物などを飾っておくと、家に招いた際にとても話題になりましたよ。東洋の神秘的な雰囲気が好きだ、というアメリカ人も増えてきているみたいです。

また新しく習うとまではいかなくても、簡単な折り紙や和食などをマスターしておくと良いですね。特に和食に関しては、必ず一度は経験するであろうポットラックパーティなどで大人気になる唐揚げ・コロッケ・いなり寿司・煮玉子などたくさんあるのでマスターしておくと喜ばれますよ。

スポンサーリンク


まとめ

e61c81282ae56d2647aff8beee7d7465_s

いかがでしたか?少しは、不安が軽減されたでしょうか。

準備ができるのがベストですが、もしも時間がなくて出国前に準備がしっかりできないという場合には、優先順位の高いものを決めて取り掛かると良いでしょう。現地でもできる準備はたくさんありますので大丈夫です。

私はあまりに急すぎてビザと引越しの準備くらいしかほとんどできませんでしたが、なんとか現地で追い上げました。同じアパートに日本人が多く居住していたので、早くに友人ができとても助けられたというのも幸いでした。

おまけとして、アメリカにいる日本人は多いようでも実際は同じアジアでも中国人・韓国人の数に比べてもマイノリティーです。でもそのおかげか、日本にいるよりも気軽に新しい友人を作ることができます。同じような共通点があるというのも付き合いやすい要因かもしれないですね。

そして、友人ができることでより行動範囲も広がり、情報も豊富になり一層楽しめるので是非オススメですよ。

家族にとっても、貴重な経験となる駐在生活です。安全で楽しく過ごせるよう心の準備もしていくことで、より楽しい思い出になると思います。