突然ですが、じゃがいもさつまいもは、ですよね。

私は、じゃがいもも、さつまいもも大好きで、ポテトサラダにしたり、焼き芋にしたりととにかくよく食べます。

同じ芋でも、じゃがいもとさつまいもの味は違うなと思いませんか?

私は、じゃがいもよりもさつまいもの方が、甘味があるイメージです。一方、じゃがいもは、苦みというのか、土の味というのか、うまく表現できませんが、じゃがいも独特な味がすると思います。

芋といっても、里芋や長芋のようにネバネバ成分があるものもあって、芋って種類によって、違いがたくさんあるなと感じていました。

当然、”芋=根っこを食べる”というイメージでしたが、実はじゃがいもとさつまいもには、同じように見えて違いがたくさんあります。

ここでは、じゃがいもとさつまいもの違いについて、実をつける個所や生育環境について、詳しく説明していきます。

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目次

じゃがいもとさつまいもの違いを知ろう

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じゃがいもとさつまいもの違いについて学びましょう。

じゃがいもとさつまいもの違う点は、主に5つです。

  • 科が違う
  • 実をつける個所が違う
  • 生育環境が異なる
  • 毒性の有無
  • おならの有無


順番に解説しちゃいます!

科が違う

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じゃがいもとさつまいもは、植物学上の科が異なります

科とは、同じ種類の仲間のことです。科を理解するときに、人で例えてみます。

日本人や中国人は、国別で考えると異なりますが、アジア人という形で大きくとらえることもできますよね。

科は、植物の分類に使われる表現です。

じゃがいもとさつまいもの科を説明します。

【じゃがいもの場合】
ナス科:ナスやトマトと同じ仲間

【さつまいもの場合】
ヒルガオ科:ヒルガオやあさがおと同じ仲間

じゃがいもやさつまいもは、それぞれ科が全く異なります。

じゃがいもやさつまいもも実をつける前には、花が咲きます。

この花が、じゃがいもはナスの花にそっくり、さつまいもはヒルガオなどの花にそっくりという特徴があります

実をつける個所が違う

じゃがいもとさつまいもでは、実をつける個所が異なります。

じゃがいもやさつまいもの実は、植物が栄養を蓄えた個所が、大きな実になって、人が食べています。

じゃがいももさつまいもも、土の中の根っこが大きくなって、芋になるんでしょって思ってませんか?

じゃがいもとさつまいもについては、それぞれ大きくなる個所が違います。

【じゃがいもの場合】
★茎の部分に実がなる

じゃがいもは、土の中の茎の部分に栄養を蓄えて、実が大きくなります。

じゃがいもを育てるときには、種イモを植えますが、そこから茎が伸びてきて、茎の先に実がなります。

【さつまいもの場合】
★根の部分に実がなる

さつまいもは、土の中にある根の部分に栄養を蓄えて、実が大きくなります。

さつまいもを育てるときは、さつまいものつるを土にはうように植えます。そのつるから出た根に栄養が蓄えられて、さつまいもになります。

生育環境が異なる

じゃがいもとさつまいもは生育環境が全く異なります。

じゃがいもとさつまいもの生まれた地域は、両方とも南米が原産地といわれています。

しかし、南米といっても広く、環境も異なります。

【じゃがいもの場合】
湿度が低く、気温が涼しい地域

【さつまいもの場合】
熱帯地域の湿度が高く、気温が高い地域

このように、両ものの生育環境は、全く異なります。

日本においても、じゃがいもは北海道などの涼しい産地、さつまいもは九州地域などの温かい産地が多いですよね。

毒性の有無

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じゃがいもとさつまいもでは、毒性があるかないかの違いがあります。

じゃがいももさつまいも、芋には毒性はありませんが、じゃがいもの芽には、毒性があります。

じゃがいもを食べるのを忘れて放置していると、くぼんだ部分から芽が生えてくることありますよね。

じゃがいもの芽には、ソラニンチャコニンなどのポテトグリコアルカロイドと呼ばれる毒性があります。じゃがいもの毒性は、芽だけでなく、緑色の皮の部分にも含まれるため、食べるときは、芽や緑色の皮の部分を十分に取り除いてから食べましょう。

また、じゃがいもの毒性は、水に溶けやすいため、芽や緑色の皮を十分に取り除いた後、水にさらすと、さらに毒性を減らすことができます。

じゃがいもの毒性は、食べた後、30分から半日程度で、頭痛や腹痛、倦怠感などの症状が出るといわれています。十分に気を付けて、調理しましょう。

おならの有無

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突然ですが、皆さんは、さつまいもを食べるとおならが”ぷーっ“と出ませんか?

私は、さつまいもを食べると、おならが出やすくなります。一方、じゃがいもを食べても、おならは気になりません。

じゃがいもとさつまいもには、おならが出るか、出ないかの違いがあるといわれています。

じゃがいももさつまいもも、でんぷんという糖質を含んでいます。

人の体で、おならがでる仕組みは、腸の中にいる菌に糖質が与えられすぎると、ガスが発生するといわれています。

さつまいもはじゃがいもよりも、消化しにくい糖質で、大腸まで糖質がそのまま届いてしまい、腸内細菌に分解されることでガスが発生するといわれています。一方、じゃがいもの糖質は、消化されやすいため、腸にくるまでに、十分に分解されているので、ガスが発生しないのです。

ただし、おならについては、人の体質によることが多いようで、じゃがいもを食べても、さつまいもと同じくらいおならが出るという人もいるので、参考程度にしてくださいね。

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まとめ

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ここでは、じゃがいもとさつまいもの違いについて説明してきました。

じゃがいもとさつまいもの違う点は、主に5つです。

  • 科が違う:じゃがいも(ナス科)、さつまいも(ヒルガオ科)
  • 実をつける個所が違う:じゃがいも(茎)、さつまいも(根)
  • 生育環境が異なる:じゃがいも(涼しい地域)、さつまいも(温かい地域)
  • 毒性の有無:じゃがいも(芽や皮に毒性有)、さつまいも(毒性無)
  • おならの有無:じゃがいも(無)、さつまいも(有)※個人差が有る


じゃがいももさつまいもも同じ芋ですが、実をつける個所や生育環境が異なることがわかりましたね。

じゃがいもとさつまいもの花は、ナスやあさがおにそっくりで、見間違えてしまうほどです。

私は、仕事で小学校の授業を体験したことがあるのですが、そこでもじゃがいもとさつまいもの違いがテーマになっていました。

お子様のいらっしゃるパパやママは、ぜひ、お子様と一緒にどのくらい知っているかを答え合わせして、楽しんでくださいね。

じゃがいもとさつまいもの栄養素に関する違いについては、こちらの記事で紹介していますので、ご覧ください。
じゃがいもとさつまいもの栄養の違い!両方の良い所を解説!