赤ちゃんって、ぷにぷにしていて、にこっと笑うと、とってもかわいいですよね。
でも赤ちゃんだって、機嫌のよいときばかりではありません。赤ちゃんは、痛みや不安、不快感の感情のほとんどで泣くという表現をします。
子育てをされているパパやママの中には、普段ママに抱っこされているときはにこにこでも、パパに抱っこされた途端に泣き出すなんて経験ありませんか?
ママが抱っこすると泣き止むと、パパは赤ちゃんに嫌われているのかな…でも、機嫌のよいときは、パパにも笑顔をみせてくれるから本当は、好きなんだよね…など、色々な感情になってしまいますよね。
ここでは、赤ちゃんって、パパが嫌いなのか、好きなのか、我が家の子育て状況などを具体的に紹介しながら、詳しくお伝えします。
目次
赤ちゃんはパパが嫌いなの?好きなの?
最初に、赤ちゃんはパパが嫌いなのか、好きなのかについて、詳しく説明していきます。
ここでは、日中のほとんどの赤ちゃんのお世話をママがして、パパは外でお仕事をしていると仮定して説明していきます。
赤ちゃんがパパが嫌いか、好きかについては、結論からいうと、赤ちゃんはパパのことが大好きです。泣いてしまったり、嫌がってしまうのは、パパよりも、ママの方がちょっとだけ見慣れていて、安心するというだけなんです。
赤ちゃんがパパを嫌いだなんてとんでもない!パパもママも大好きですから安心してくださいね。
では、どうして、パパに抱っこされたり、お世話をされると泣いたり、嫌がったりしてしまうのでしょうか。
それは、次の3つが関係しています。
- 人見知りをしている
- パパの接する時間が短い
- パパがお世話に不安を感じている
それぞれについて、詳しく説明していきます。
人見知りをしている
赤ちゃんがパパの抱っこやお世話を嫌がってしまう大きな原因の一つに人見知りがあります。
赤ちゃんの人見知りは、個人差はありますがおおよそ6ヶ月~7ヶ月くらいから始まり、1歳程度で落ち着くといわれています。
赤ちゃんの生後6ヶ月~7ヶ月は、首も座り、お座りやハイハイをしだしたり、離乳食を食べはじめたりする時期です。この時期から、赤ちゃんの視界は、ベッドやふとんに横になっているだけの世界から、自分で首を動かし、色々な角度から世界を見ることができるようになります。
当然、赤ちゃんの動きも活発になるため、怪我をしないようになど、ママが目を光らせている時期にもなります。
赤ちゃんにとっては、普段の視界にママがかなりの頻度で出現してくることになるため、それが普通、いないとどこにいったのだろうと不安になります。もちろん、ママ以外の人が視界に入るのも、不安に感じてしまう、これが人見知りです。
最近の子育てサイトなどでは、パパに対する人見知りをパパ見知りなんて言葉も登場するくらいどのご家庭にもおこっていることなんです
パパもママと同じ頻度で、赤ちゃんの視界に登場すればよいのですが、お仕事に行っているときは難しいですよね。
大人だって、久しぶりに会う人には、ちょっと警戒してお話ししたりしますよね。赤ちゃんにも同じことがおこっているだけなんですよ。
パパの接する時間が短い
先ほどの項目で、赤ちゃんの人見知りについて説明しました。とにかく、赤ちゃんに泣かれない、嫌がられないようになるためには、赤ちゃんとできるだけ接することが大切です。
でも、お仕事が忙しいパパは、子供が寝ているときに出勤して、寝てから帰ってくる、子供の寝顔しかみていないなんて方もいらっしゃいますよね。
赤ちゃんとパパの接する時間が短いことも、赤ちゃんがパパを嫌がってしまう原因の一つになります。お休みの日や、お仕事が早く終わった日は、家事などはできるだけママが担当して、赤ちゃんとパパの接する時間を長くできるように協力しあいましょう。
パパがお世話に不安を感じている
赤ちゃんを抱っこしたり、お世話をすると泣いてしまうんじゃないか…という不安な気持ちを持ちながら、パパが赤ちゃんのお世話をすると、それが赤ちゃんにも伝わります。
その結果、赤ちゃんがさらにパパの抱っこやお世話を嫌がってしまうということもおこります。
人って、不安なときは、眉間にしわがよってしまったり、真顔になってしまうなど、表情に変化がでやすいといわれています。そんな微妙な変化を赤ちゃんは感じ取ってしまいます。
ここは、パパが大人になって、不安でも笑顔で話しかける、おもちゃで遊ぶなどをして、一生懸命あやしてみましょう。こうすることで、赤ちゃんもパパに対して安心や信頼という感情を持つことができるようになります。
ここまでは、赤ちゃんがパパを嫌がってしまう理由について詳しく説明してきました。赤ちゃんはパパが嫌いではなく、好きなんだけど、ちょっと慣れていないだけなんです。
我が家も生後7か月くらいから、人見知りがすごくなりました。もちろん、ママの後を追いかけてくる後追いも激しく、トイレなどもゆっくりできませんでした。
そんな我が家の赤ちゃんとパパの関係性も、色々なパパ大好き作戦を実行して、徐々にですが改善しつつあります。
そこで次の項では、我が家の体験談などを詳しく紹介していきます。
パパ大好き作戦を実行!
我が家も生後7か月くらいから、突然、パパの抱っこやお世話を嫌がるようになりました。前日までは、にこにこ抱っこやお世話をされていたのに、翌日から、ギャン泣きで、体全体で嫌がるようになりました。
突然の反応だったので、主人も私も驚いて、熱でもあるのか、体調崩したのではないかなどと、体温計で体温を測るなどおろおろしてしまいました。
そこからは、パパが抱っこすれば、泣き出して私に手をのばして抱っこをせがむようになってしまいました。
当時は、パパもすごくショックだったみたいで、子供が寝てから、「嫌われてるのかな…」と落ち込んでいました。
このままではいかん!と思い、次の3つのことを実行しました。
- 最寄駅から自宅までテレビ電話
- 休日は、赤ちゃんのお世話をメイン担当
- 泣いたり嫌がったりしたら、ママも側で一緒にあやす
それぞれについて詳しく説明していきます。
最寄駅から自宅までテレビ電話
我が家の主人は、平日は朝から晩まで仕事です。いつも、最寄駅の到着時間を連絡してから帰ってくるのですが、あと少しで家というときに、子供が眠くなって寝てしまうということが度々ありました。
そこで、ほんの数分でも1日に1回はパパを見てもらおうと、最寄駅についたタイミングでテレビ電話をすることにしました。携帯の画面に映るパパが不思議な様子で、子供も見て、手をのばしたり、パパの声にニコニコしたりして、効果がありました。
パパも、寝顔以外の子供の顔も見ることができるので、嬉しかったようです。
休日は赤ちゃんのお世話はメイン担当
先の項でも紹介したように、我が家のパパは、平日ほとんど子供のお世話をすることはできません。そこで、休日はパパに赤ちゃんのお世話をメインに担当してもらうようにしました。
離乳食も、寝かしつけも、おむつ交換も、とにかく全てです。もちろん、慣れない作業なので、離乳食もぎこちない様子であげたり、おむつ交換もてんやわんやしていましたが、やれることは全部やってもらうようにしました。
もちろん、お世話の最中も、子供に笑顔で話しかけるようにしてもらい、パパも安心できる存在だよというアピールをしてもらいました。
泣いたり嫌がったりしたら、ママも側で一緒にあやす
もちろん、パパのお世話の仕方が、ママとは違うので、子供は泣いたり、嫌がったりします。このような状態になったら、子供の視界にママが笑顔で登場します。
優しくおでこをなでたり、手を握ったり、お気に入りのおもちゃを渡して、あやします。できるだけ、パパに抱っこやお世話をしてもらっている状況をサポートするのに徹します。
こうすることで、安心できるママの横にいるパパも、安心できる存在だよということを理解してもらうようにしましょう。
これらの紹介した方法は、どれもかなり時間がかかります。数ヶ月続けて、我が家は、パパの休日明けの仕事は、朝出勤するパパをハイハイで一生懸命に追いかけて、行ってしまうと泣くようになりました。
でも、平日の早く帰ってきた日は、まだ人見知りが残っており、パパは「今日のパパは観賞用だねぇ」なんて声をかけています。我が家もまだまだ、継続して努力中なんですよ。
まとめ
赤ちゃんはパパのことが嫌いなのか、好きなのかの結論は、赤ちゃんはパパが大好きです。でも、赤ちゃんの成長過程で大切な人見知りの時期がきていて、一時的に、パパよりもママの方が安心するというだけなんです。
この状況を打開するためには、パパと赤ちゃんの時間をできるだけたくさん持つことが大切です。そのためには、ママの協力も必須ですよ。
大切なのはパパとママが協力して、この状況を赤ちゃんと3人で乗り越えることです。自分達にあった方法を見つけて試してみてくださいね。
赤ちゃんが嫌がったり、泣いたり、笑ったりするのは、人として重要な感情などが成長している証拠です。赤ちゃんの成長を楽しみながら、乗り越えてみてくださいね。