皆さんはにんにくと聞くと、どんなイメージをお持ちですか?

スタミナ(滋養強壮)、独特な香など色々なイメージがありますよね。

我が家は、夫婦そろってにんにくが大好きです。ちょっと、体が疲れたなと思ったり、食欲がないなと感じたりするときに、にんにく料理を作ると、食欲アップや疲れも吹き飛びます。

テレビなどでも、疲れたり、夏バテ防止に効果があるとしてにんにくが紹介されたりしていますよね。

にんにくの嬉しい効果を生み出す成分の一つに、アリインがあります。ここでは、アリインについて、詳しくお伝えしていきます。

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アリインの効果効能

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最初に、アリインの効果効能について学びましょう。

アリインとは、にんにく玉ねぎ長ネギニラなどの独特な香をもつユリ科の植物に多く含まれている成分です。

にんにくと聞くと、独特な臭いをイメージするくらい特徴がありますよね。

ちょっと横道にそれますが、スーパーで売られている皮がついているにんにくって、そこまで強い香がしませんよね。すりおろしたり、みじん切りにすると臭いが出てきます。

実はにんにくって、すりおろしたり、刻んだりして、ショックが与えられると臭いを発するようになっているんです。

この臭いが発生する理由は、アリインにアリナーゼという酵素が働き、アリシンという物質ができることです。

元々にんにくには、アリインとアリナーゼが存在します。アリナーゼは、アリインを分解してアリシンという成分に変える酵素です。このアリナーゼは、空気に触れると活発に働く特徴があります。そのため、すりおろしたり、刻んだりして、にんにくの細胞がたくさん空気にふれることで、アリインを分解してアリシンにするという行為が活発に行われることになります。

にんにく独特な臭いは、アリインとアリナーゼが反応しているときに生まれるものですので、アリナーゼの活動が抑制されたり、にんにく中のアリインが全てアリシンに変更されてしまえば臭いはなくなります。

アリナーゼの活動を抑制してにんにくの臭いを抑えることに関しては、こちらの記事で詳しく紹介していますので、良ければ参考になさってください。
にんにくの臭いの原因はアリシン!加熱して食べると効果的!

ちょっと横道にそれてしまいましたが、にんにくの独特な香にアリインが関与していることはご理解いただけたかと思います。

さて、本題の、アリインの効果効能は次の4つがあります。

  • 血液をサラサラにする
  • 疲労回復
  • 活性酸素を除去
  • 抗菌や抗カビ作用

それぞれについて詳しく説明していきます。

血液をサラサラにする

アリインには、血液をサラサラにする効果があります。テレビなどで紹介されるように、ドロドロの血液って不健康なイメージありますよね。

アリインには、血栓ができるのを抑制する効果あります。そのため、心筋梗塞や脳梗塞などの血管がつまってしまう病気を予防するとも言われています。

さらに、アリインには、脂肪燃焼を活発にさせる働きがあるため、中性脂肪やコレステロールを減らす効果もあるとされています。

疲労回復

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アリインが分解されてアリシンになることで、疲労回復滋養強壮効果があります。にんにく=スタミナのイメージもあるのは、この分解物のアリシンの効果なんですね。

アリインからアリシンを作る方法は、アリナーゼという分解酵素とたくさん触れるさせると紹介しましたが、アリインはそのまま摂取しても、体の中でアリシンに変換されます。

体の中にアリインが入ってくると、ビタミンB群と結合して、アリシンに変換されます。アリインとくっついたビタミンB群は、体の中で長くビタミンB群の効果を発揮することができると言われています。

ビタミンB群は、人の体を動かすエネルギーを生み出すのに関与しています。アリインを摂取することで、体の痛んだ細胞を回復させるなどの効率がアップすることになります。

活性酸素の除去

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アリインが分解されてできるアリシンには、強力な抗酸化作用があります。

人の体は、ストレスや疲労により、体の中に活性酸素が発生してしまいます。この活性酸素は、細胞を老化させてしまったり、病気の原因にもなってしまう場合があります。活性酸素が、血液中のコレステロールに作用することで、動脈効果や糖尿病の原因にもなりうる過酸化物質にしてしまいます。

アリインは、この活性酸素を除去する抗酸化作用があるため、生活習慣病を予防するのに有効です!

抗菌や抗カビ作用

アリインが分解されてできるアリシンには、抗菌抗カビ作用があります。

ちょっと、にんにくではイメージしにくいと思いますが、長ネギなどは、薬味としてお蕎麦などに用いますよね。

これって、薬味といわれるくらいで、ネギのさっぱりとしたおいしさだけでなく、ネギの中のアリインによる抗菌や抗カビ作用による食中毒の防止にも役立っているんです。

もちろん、抗菌や抗カビ作用があるのですから、アリインは風邪の予防症状緩和に働くなどの体調を改善する働きもあります。


さてここまではアリインの効果効能について説明してきました。

アリインには嬉しい効果があるのが分かったけれども、結局アリシンの効果なのよね?と思われた方も多いと思います。

もちろん、アリシンの効果でもあるんですが、アリシンを摂取するときの問題点として臭いがあるのを思い出してください。にんにくやネギを食べた後、臭いが口の中、胃の中残ってしまいますよね。

でも、アリインのまま食べることができれば、体の中でアリシンに変わるので臭いを少なくすることができるんですよ!

では、どうやってアリインのまま食べるか、気になりますよね。そこで、次の項ではアリインをそのまま摂取する方法について詳しくお伝えします。

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アリインをそのまま摂取するためには?

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アリインをそのまま摂取するためには、できるだけにんにくを丸ごと調理することが大切です。

すりおろしたり、刻んでしまうと、アリインの分解酵素であるアリナーゼが活発になってしまうためです。

おすすめな調理法は、ホイル焼きです。

にんにくでも玉ねぎ、長ネギでもホイル焼きならば簡単に調理できます。食べたい分だけ食材をアルミホイルに包んでオーブントースターで焼くだけでOK。

熱々、ホクホクでとっても美味しいですよ。(やけどには注意してくださいね)

ただし、にんにくは食べ過ぎると胃腸に負担をかけやすい食材でもあるため、生ならば1日1片程度加熱しても2~3片程度にするのがおすすめですよ。

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まとめ

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アリインの効果効能には、次の4つがあります。

  • 血液をサラサラにする
  • 疲労回復
  • 活性酸素を除去
  • 抗菌や抗カビ作用

この中でもアリインの疲労回復効果は注目すべき効果です。にんにくやネギのアリインは、疲労回復や体力を維持したいという方だけでなく、メタボリックシンドロームを予防したい、血液をサラサラにしたいという方にもとってもおすすめなんです。

また、仕事などの社会生活を送っている全ての人は、ストレスにさらされる毎日ですよね。もちろん、家事や子育てなど家庭での仕事をされている方も同じです。

そんな方にも、アリインのまま上手に摂取すれば、臭いを気にせずに嬉しい効果が得られます。

ぜひ、上手にアリインを摂取して、健康な体を手に入れましょう!