皆さんは、ゼアキサンチンという成分、聞いたことありますか?

私も最初は、全く聞いたことがない成分でした。ゼアキサンチンは、目に存在している成分で、ルテインと似た成分といわれています。

ルテインならば、テレビなどで目に良い成分として紹介されていて馴染みがありますよね。ルテインも目に多く存在して、私達の目の機能を維持するのにとっても重要な役割を担っています。

しかし、最近の研究では、ルテインと似たゼアキサンチンの存在がルテインの効果効能との相乗効果があるなんて報告もあります。

現代人は、パソコンやスマートフォンなど、目を酷使する生活をされている方がほとんどではないでしょうか。目をたくさん使う分、目を労わり大切にしなくてはなりませんよね。

そこで、ここでは、ゼアキサンチンの効果効能について、詳しく説明していきます。

スポンサーリンク


ゼアキサンチンってどんなもの?

ゼアキサンチンの効果効能について学ぶ前に、ゼアキサンチンがどのようなものなのかについて見ていきましょう。

ゼアキサンチンは、ルテインと同じカロテノイドの一種です。また、ルテインと同じく、目の中でも視覚や色彩を担う部位に多く存在します。ゼアキサンチンは、ルテインよりも目の色彩などの機能を担う個所の中心部分に存在するといわれています。

まだまだ研究途中ですが、ゼアキサンチンの方が、中心部分に存在するため、ルテインを摂取するよりも目への効果があり、目の病気の予防効果なども高いといわれています。

先ほどから、ルテインと同じという表現を何度も使用していますが、ゼアキサンチンはルテインの双子の兄弟のような存在です。

というのも、ルテインの構造の一部が変化するとゼアキサンチンとなります。また、ルテインを摂ると体の中で、ゼアキサンチンに変化されます。

とここまで聞くと、ルテインだけ摂取していればいいんじゃないの?わざわざゼアキサンチンについて学ばなくてもいいんじゃない!?と思われる方もいらっしゃいますよね。

最近の研究報告では、ルテインとゼアキサンチンの両方をバランス良く摂ることが目にとってより良い効果が得られるという報告があります。

ある研究報告では、ルテイン10mgに対してゼアキサンチン2mgを摂取すると、目の病気のリスクを約半分低下させるといわれています。

しかし、ルテインの1日の摂取量の目安は6mgといわれているため、10mgはやや過量なのかもしれません。いずれにしても、ルテインやゼアキサンチンの効果や副作用の研究はまだまだ継続中なので、今後の研究報告によっては摂取量なども変化する可能性があるかもしれません。

セアキサンチンは、緑黄色野菜のパプリカやほうれん草などに多く含まれています。また、脂溶性という油に溶けやすいという性質もあることから、食べるときは、油と一緒に摂るのがおすすめです。

さて、ここまででゼアキサンチンがどのようなものなのかを詳しく学ぶことができたと思います。

次はいよいよゼアキサンチンの効果効能を見ていきましょう!

スポンサーリンク


ゼアキサンチンの効果効能

ゼアキサンチンは、先の項でも紹介したようにカロテノイドの一種で、強力な抗酸化作用があります。

抗酸化作用とは、人の体の中でストレスや紫外線などの外部からの刺激で発生した活性酸素の働きを抑制したり、除去する働きがあります。

実は、活性酸素の全てが体にとって良くないわけではありません。活性酸素は、細菌やウイルスなどの外部からの侵入者をやっつけるために発生します。しかし、体の中で過剰に活性酸素が発生してしまうと、健康な細胞などにも攻撃を仕掛けてしまいます。

活性酸素に攻撃された細胞は正常な働きができなくなり、老化したり、その他の病気の原因にもなってしまう場合があります。

余談ですが、特に目は、紫外線やブルーライトなどの活性酸素を発生させるものにさらされています。イメージしてみてください。手や腕などは、皮膚が一番外にありますが、目には皮膚はありませんよね。

目は水晶体を涙のベールが覆っているだけなので、外部からの刺激が入りやすいんですよ。目は人が起きている間は、ほとんど休む間もなく働いています。集中したりしているときは、瞬きなどの回数も減るため、目の涙のベールも少なくなってしまいます。

これらのことから、目には活性酸素がたくさん発生しやすい条件が整っているというわけです。

セアキサンチンは目に発生した過剰な活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素を除去することで、細胞を健康に正常に保つことができるのです。

ゼアキサンチンの抗酸化作用によって、次の2つの効果効能があるといわれています。

  • 加齢黄斑変性症の予防
  • 白内障の予防


これらの目の病気は、活性酸素が目の細胞に異変を生じさせて、病気となってしまうといわれています。

人の体は、赤ちゃんと高齢者では見た目も異なるように、色々な体の機能も年齢とともに衰えてしまいます。目も例外ではありません。通常の生活をしていても、目は紫外線などにさらされているため、細胞は衰えていってしまうのです。

ゼアキサンチンを摂取することで、目の活性酸素を除去して細胞の老化するスピードを遅くすることができると言われているため、加齢に伴う目の症状を予防できるのです。

スポンサーリンク


まとめ

ゼアキサンチンはルテインの双子の兄弟のような存在です。また、ルテインを摂取すると体の中でゼアキサンチンに変換されます。

しかし、最近の研究では、ルテインとゼアキサンチンをバランスよく摂取することで、互いに相乗的に目に良い効果があるといわれています。

ゼアキサンチンの強力な抗酸化作用によって、体内の余分な活性酸素が除去されると、次の2つの効果効能があるといわれています。

  • 加齢黄斑変性症の予防
  • 白内障の予防


ゼアキサンチンもルテインも、サプリメントから摂ることもできますが、ぜひ食品から摂取してみてください。普段の食事に取り入れるだけで、ゼアキサンチンだけでなく、ビタミンなどの体に大切な栄養素も一緒に摂ることができます。

食品から摂る場合は、ぜひ油と一緒に摂るようにしてみてくださいね。

ルテインの効果などについては、「目を酷使する方はルテインを摂取しよう!ルテインの効果や摂取量の目安を紹介!」で詳しく紹介していますので、ぜひご参照ください。
ルテインの効果と摂取量の目安!何を食べたら効果的なの?