お菓子や飲み物などに使われている甘味料にステビアがあります。

私が幼い頃に、ステビアという飲み物が販売されていましたが、いつの間にか見かけなくなりましたね。当時の私はステビアのスッキリした感じが好きで、良く飲んでいました。しかし、その後、ステビアは体に良くないと親から言われて、飲むのを止められた経験があります。

そんなステビアは、甘味料の中でも人工甘味料ではなく、天然の甘味料なんです。天然と聞くと、人工のものよりよいのでは?!なんて、私は単純に考えてしまいます。

しかし、過去においては、ステビアを摂取することで、体調不良となるなどの危険性も報告されています。

ここでは、ステビアの甘味料としての特徴や、ステビアを摂ることの危険性などについて詳しくお伝えしていきます。

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目次

ステビアの特徴

ステビアの甘味料としての危険性について知る前に、ステビアの特徴を見ていきましょう。

先にも紹介したように、ステビアは甘味料の中でも天然の甘味料です。この甘味料は、ステビアという天然のハーブを乾燥させて、甘味成分を抽出したものです。

ステビアは、砂糖の300倍もの甘味を感じるため、少量でも強く甘味を感じることができるため、お菓子や飲み物などにも広く使われています。

ステビアの甘味料としての特徴は次の3つがあります。

  • カロリーが低い
  • 熱や酸に強い
  • 微生物に食べられない


それぞれの特徴について詳しく説明していきます。

カロリーが低い

ステビアはカロリーが低いという特徴があります。

ステビアのカロリーは、ほとんど無くノンカロリーといわれています。

更にステビアは、砂糖の200倍~300倍もの甘味を感じるといわれています。そのため、ステビアは砂糖の200分の1~300分の1で済むということです。

ステビアを使う量がとても少ないため、カロリーはほとんど無いといわれています。ステビアを使っているお菓子はノンカロリーなんて表示されていることがあります。

食品表示法では、食品100g当たりのカロリーが5kcal未満のものはノンカロリーと表示して良いとされているからです。

ステビアもカロリーが全く無いわけではないので、例えば500mLの飲料水にノンカロリーと表示されていたら、最大5kcal×5=25kcalはあるということなんですよ。

熱や酸に強い

ステビアは、熱や酸に強いという特徴があります。ステビアは、糖以外のタンパク質などが存在しても変色したりすることはありません。

また、食材などによって、ステビアが酸性下におかれても、変化することはないといわれています。

お菓子やアイスなどにステビアは用いやすい甘味料ということなんですよ。

微生物に食べられない

ステビアには、微生物に食べられないという特徴があります。

例えばヨーグルトの場合、ビフィズス菌などの体に良い菌がたくさん入っていますよね。ヨーグルトの中の菌も生き物です。そのため、自分の体に必要な栄養素を得て、生きています。

ヨーグルトなどに含まれる菌の栄養源の多くは食物繊維や炭水化物などの糖分です。

つまり、ヨーグルトに砂糖などの糖分を入れてしまうと、ヨーグルトに含まれる菌が糖分を栄養源にして、ヨーグルトをさらに発酵させてしまったり、異なるものに変化させてしまう場合があります。

当然、発酵や変化が進んでしまうと、味に異変を生じてしまう場合もあります。

これではヨーグルトメーカーは困ってしまいますよね。糖分が入ったヨーグルトの蓋を開けたらとんでもない味のヨーグルトだったなんてなったら、商品が売れなくなってしまいます。

そんなヨーグルトや漬物などの微生物が含まれる商品への糖分の救世主がステビアなんです。ステビアは微生物の栄養素にはならないため、味などに変化を起こさないのです。

また、微生物などにステビアは使われないということは、虫歯菌も利用できないということになります。その結果、虫歯になりにくい甘味料ということにもなるんですよ。

ステビアの特徴について、深く学ぶことができました。ステビアには、低カロリーなどの特徴があることがわかりました。

でも、甘味料って、何かと悪いイメージがあったりしますよね。

そこで、次の項ではステビアの危険性について詳しく説明していきます。

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ステビアに危険性は無い

ステビアの危険性は、過去において動物実験の報告がありました。

その動物実験では、長期間ステビアを投与すると、体にステビアが蓄積し、さらに、妊娠に悪影響を与えたといわれていました。

また、海外では昔から妊娠を防ぐ目的で使用されている地域もあります。このことから、海外の一部では、甘味料としてステビアを使用することを禁止しているところもあります。

しかし、その後のステビアに関連した研究によって、妊娠に危険性があることは、再現できないという報告がされました。

2000年の前半には、WHO(世界保健機構)などからもステビアに関する安全宣言が出ています

現段階では、ステビアは安全な甘味料とされていますが、まだまだ研究が進んでいる段階です。今後は、さらなる安全性の確立、新たな効果などが証明されるかもしれません。

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まとめ

ステビアの甘味料としての特徴や危険性はいかがでしたか?

ステビアの甘味料としての特徴は、次の3つです。

  • カロリーが低い
  • 熱や酸に強い
  • 微生物に食べられない


ステビアは、砂糖の200倍から300倍もの甘味を感じることができるため、少量用いるだけでOKなので、カロリーを気にせず摂ることができます。

お菓子などにはもってこいの甘味料ですよね。

また、ステビアは、過去においては、動物実験で妊娠に悪影響があるといわれていましたが、現在は、WHOにおいても安全宣言が出ています

しかし、海外においては、ステビアを甘味料として使用するのを禁止しているところもあります。また、ステビアは、妊娠を防ぐ目的で使用する習慣がある地域もあります。

ステビアだけでなく甘味料全般についてですが、現在でも研究が進んでいます。今後は、さらなる安全性の確立や効果などが示される可能性もあります。

あまり、過敏になることなく、上手に甘味料とお付き合いしていきましょう。